フィンランドを代表するウォッカといえば!これは絶対に外せません、コスケンコルヴァ(Koskenkorva)と言われる蒸留酒。
酒屋に行ってもバーに行っても空港内の免税店でも必ず目にするくらいフィンランドでは昔から馴染み深いお酒で、愛称はコッス(Kossu)とも呼ばれるほど。
実はフィンランドではウォッカと言われないお酒・どうしてなのか?
このコスケンコルヴァですが、海外ではEUの規制により「ウォッカ」として部類されます。
ラベルをよく見てみると「VODKA(ウォッカ)」と書かれていますよね。
でも、フィンランドでは誰一人としてこのお酒をウォッカとは言わず、ヴィーナ(Viina)というのが常識。
そう、強いお酒のこと全般をフィンランド人はヴィーナというのが一般的なのです。
しかし、、、フィンランドでウォッカはウォッカと言います。
では、どうしてフィンランドでこのお酒はウォッカではなくヴィーナなのか???
このコスケンコルヴァの製造プロセスをまずは見ていきましょう。
特別に設計された200もの複雑な連続蒸留を使用してまずは作られます。
そして通常のウォッカであればここで活性炭でろ過するのですが、コスケンコルヴァはしません!
そう、ウォッカを作るプロセスというよりも、工業用エタノールを作るプロセスの方がより近い製造方法なのです。
更に、このお酒には砂糖が追加されスパイスが加えられていないので厳密にいうとウォッカではないのです。
ですので、フィンランド人はみんなこのお酒をウォッカとは言わないんですね。
でも、矛盾してることは・・・
「旅行でフィンランドに来たけど、フィンランドのおすすめウォッカはなんですか?」
と、尋ねると皆んな口を揃えてこのコスケンコルヴァを勧めてくるでしょう。笑
コスケンコルヴァってどんなお酒なの?
実はびっくり!元々、このコスケンコルヴァのお酒はジャガイモから作られていました。
さすが、ジャガイモが主食の国なだけあります。
しかし、現在ではジャガイモではなく大麦を原料に作られ、3g/リットルの分量で砂糖が加えられています。
伝統的なものはアルコール度数38%の瓶に入ったもの。1953年からあります。
「コスケンコルヴァ」というお酒の名前は、村の名前にちなんで付けられたものなのでラベルに描かれている絵はその村の納屋風景です。
でも味はどんな味なのか?気になりますね。
それは色々ありすぎるのでその種類をご紹介しましょう。
実は色々なフレーバーのコスケンコルヴァがあります。
伝統的な瓶に入ったコスケンコルヴァは透明な色をしていますが、現代では他にもたくさんのコスケンコルヴァがフィンランドには売っています。
先ほど、大麦で作られていると書きましたが、実はライ麦で作られているものもあり、アルコール度数がまた変わってきます。
アルコール度数32%(瓶)・30%(ペットボトル)のものはライ麦から作られているもの。
そしてラベルに「VODKA」と書かれているものは海外市場向けの同じ飲料になりアルコール度数40%・60%・80%があります。
他にも、人気のフレーバーが加えられているものが多数あり、
ブルーベリー・リンゴンベリー・ノルディックベリー・ピーチ・バニラなどなど、、、
飲みやすくソーダで割ったものも(缶・ボトル)でも売っており、アップル・クランベリー・ライム・ルバーブ・ストロベリー・コーラなどなど、、、
中でもフィンランドならではのものは、、、
あの「世界一マズい黒い飴」と世界でも有名なサルミアッキ味のコスケンコルヴァ!!!
これに挑戦してみたいと興味のある方は、酒屋さんのレジ近くに小瓶のものが売ってありますのでそれから挑戦してみてはいかがでしょうか。
フィンランドでは強いお酒もソーダなどで割らずにストレートで飲むのがデフォです。
もし、現地のバーでフィンランド人に「コスケンコルヴァ奢ってやるよ!」と言われたらストレートで出てくることを覚えておいてくださいね!!
その他、フィンランドの各種ビールを画像付きでご紹介はこちら!
フィンランドでお酒買う・飲む・お土産に持ち帰るといった完全マニュアル
参考:【フィンランドのお酒】年齢・持ち帰り・免税・関税など完全マニュアル
情報・引用:https://altiagroup.com/fi
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