フィンランド人と白樺の関係は、昔から関わりがとても深く、沢山の歴史と伝統があります。
白樺の皮を使った工芸品やククサと言われるコブから作られるコップ、
サウナでは白樺から作られたヴィヒタを使いますし、白樺が由来の地名も沢山あります。
さて、今回は白樺から作られた物ではなく
ドリンクです!!
100%白樺の恵を身体中に巡らせることができるジュースをご紹介しましょう。
白樺の樹液はサラサラしていてほんのり甘い
みなさん「樹液」と聞くと、なんだかドロドロネバネバねっとりしているイメージではありませんか?
白樺の樹液、実はサラサラしていて採取したては少し白く濁っていることもありますが、基本見た目は透き通った綺麗な水のよう。
日本で白樺樹液とはあまり耳にしませんが、フィンランドでは誰もが知っているもの。
何世紀にもわたって使用されてきた白樺の恵です。
それは関節やリウマチの病気を和らげるとされており、
果糖やブドウ糖だけでなく、さまざまなミネラル、微量元素が多数含まれています。
現在、中央ヨーロッパでは身体に溜まった毒素を排出するような役割がある、デトックスドリンクとして多く使用されています。
白樺樹液の栄養効果における研究は今もなおされており、
これまでに、白樺樹液ジュースは抵抗力を増加させ、エネルギーレベルをあげることがわかっています。
昔から飲料としてまたは天然の医薬品として使用されてきた白樺樹液ですが、
現在では化粧品業界の原料としても利用されています。
どうやってサラサラの樹液を白樺から採取するのか?
実は、そんなに難しい話ではありません。
短時間では採取できませんが、色々手間をかけるということはないのです。
簡単にいえば、ホースや筒などを白樺の木にブッ刺して流れてくる樹液を採取するのですが、、、。笑
もう少し詳しくご説明しましょう。
だいたい胸の高さから見て、木の太さが直径20cmほどの白樺をダーゲットとします。
木の対角側、地面から約20cmのところに、深さ3〜5cmの穴を開けます。
その穴の大きさに合った筒を穴に刺し、木からはみ出しだ側の筒を蓋付きの密閉できる容器に入れます。
その容器を日陰に設置し、可能であれば雪で囲みます。
樹液なので、充分に採取するには2、3日は見ておいた方が良いでしょう。
何よりも、白樺の樹液は日持ちしません。
むしろ、傷むのが早い方なので、採取できたら出来るだけ早く専用の小分け用ボトルなどに入れて冷蔵もしくは冷凍で保管します。
ちなみに、冷蔵したものだと数日間、冷凍したものは1年間ほど保存がききます。
白樺樹液のジュースにも旬がある
白樺の木に流れる樹液は、葉が芽吹く前に木の根から枝に流れ出します。
葉のつぼみが開いてしまうと樹液の流れが止まってしまうので
採取できるのは、ちょうど今頃の4月から5月の中旬ぐらいまでの期間限定。
しかし、一本の白樺から多くの樹液を採ってしまうことはよくありません。
もし、沢山の樹液を採ってしまうと白樺の木が所謂「栄養・水分不足」となってしまうため、木が死んでしまうのです。
そんな貴重な白樺の樹液ジュース、旬の時期以外にも欲しいのであれば、冷凍保存しておいたものでも良いのですが、
ここでひとつ注意です。
フィンランドの白樺ジュース製品の殆どが国外へ
解凍後に早く消費することはもちろんです。
保存は低温殺菌によってより長く保たせることができますが、加熱するとジュースの味が100%の確率で変わってしまいます。
ですので、実は日本でも白樺ジュースがインターネットなどで時々売られていますが
よくよく注意書きなどラベルをチェックしてから購入することをお勧めします。
「え?日本でも手に入るの?!」とびっくりされましたか?
実は、フィンランドで採れた白樺の樹液ジュース、製品化された物の99%は国外へ販売されます。
どうも、国外ではより多くのものが天然産物であると信じられており、それらは高く評価されいます。
高値でも喜んで購入してくれるのだそうです。
では、フィンランド人は口にしないのか?
いえいえ、製品化されていない、本当の天然物は自分で白樺から樹液を採ります。
衛生管理の知識さえちゃんとしていれば、問題はありません。
フィンランド人が森でベリーやキノコを採って食べるのと同じです。
しかし白樺ジュース、他人の私有地で採ることはマナー違反。
それらを守って、フィンランド地元国民は美味しく白樺からの恵をもらっているのです。
どうですか?
ちょっと味見してみたくなりましたでしょうか?
きっと初めて白樺樹液のジュースを飲んだらびっくりすることでしょう!
ものすごく美味しいんですよ本当!!
是非是非、機会があれば試していただきたいフィンランドの大自然、白樺の恵です。
参考・引用:Storaenso -Näin juoksutat mahlaa koivusta
参考・引用:yle-uutiset -Koivun mahla auttaa moneen vaivaan
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
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3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
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キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
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