フィンランドを代表するお酒ウォッカ・コスケンコルヴァ(Koskenkorva)

公開日:2020年8月3日  関連分類:

 

フィンランドを代表するウォッカといえば!これは絶対に外せません、コスケンコルヴァ(Koskenkorva)と言われる蒸留酒。

 

酒屋に行ってもバーに行っても空港内の免税店でも必ず目にするくらいフィンランドでは昔から馴染み深いお酒で、愛称はコッス(Kossu)とも呼ばれるほど。

 

 

 

 

実はフィンランドではウォッカと言われないお酒・どうしてなのか?

 

このコスケンコルヴァですが、海外ではEUの規制により「ウォッカ」として部類されます。

 

ラベルをよく見てみると「VODKA(ウォッカ)」と書かれていますよね。

 

でも、フィンランドでは誰一人としてこのお酒をウォッカとは言わず、ヴィーナ(Viina)というのが常識。

 

そう、強いお酒のこと全般をフィンランド人はヴィーナというのが一般的なのです。

 

 

しかし、、、フィンランドでウォッカはウォッカと言います。

 

では、どうしてフィンランドでこのお酒はウォッカではなくヴィーナなのか???

 

 

このコスケンコルヴァの製造プロセスをまずは見ていきましょう。

 

特別に設計された200もの複雑な連続蒸留を使用してまずは作られます。

 

そして通常のウォッカであればここで活性炭でろ過するのですが、コスケンコルヴァはしません!

 

そう、ウォッカを作るプロセスというよりも、工業用エタノールを作るプロセスの方がより近い製造方法なのです。

 

更に、このお酒には砂糖が追加されスパイスが加えられていないので厳密にいうとウォッカではないのです。

 

ですので、フィンランド人はみんなこのお酒をウォッカとは言わないんですね。

 

 

でも、矛盾してることは・・・

 

「旅行でフィンランドに来たけど、フィンランドのおすすめウォッカはなんですか?」

 

と、尋ねると皆んな口を揃えてこのコスケンコルヴァを勧めてくるでしょう。笑

 

 

 

 

コスケンコルヴァってどんなお酒なの?

 

実はびっくり!元々、このコスケンコルヴァのお酒はジャガイモから作られていました。

 

さすが、ジャガイモが主食の国なだけあります。

 

しかし、現在ではジャガイモではなく大麦を原料に作られ、3g/リットルの分量で砂糖が加えられています。

 

 

伝統的なものはアルコール度数38%の瓶に入ったもの。1953年からあります。

 

「コスケンコルヴァ」というお酒の名前は、村の名前にちなんで付けられたものなのでラベルに描かれている絵はその村の納屋風景です。

 

でも味はどんな味なのか?気になりますね。

 

それは色々ありすぎるのでその種類をご紹介しましょう。

 

 

 

 

実は色々なフレーバーのコスケンコルヴァがあります。

 

伝統的な瓶に入ったコスケンコルヴァは透明な色をしていますが、現代では他にもたくさんのコスケンコルヴァがフィンランドには売っています。

 

 

先ほど、大麦で作られていると書きましたが、実はライ麦で作られているものもあり、アルコール度数がまた変わってきます。

 

アルコール度数32%(瓶)・30%(ペットボトル)のものはライ麦から作られているもの。

 

そしてラベルに「VODKA」と書かれているものは海外市場向けの同じ飲料になりアルコール度数40%・60%・80%があります。

 

 

他にも、人気のフレーバーが加えられているものが多数あり、

 

ブルーベリー・リンゴンベリー・ノルディックベリー・ピーチ・バニラなどなど、、、

 

飲みやすくソーダで割ったものも(缶・ボトル)でも売っており、アップル・クランベリー・ライム・ルバーブ・ストロベリー・コーラなどなど、、、

 

 

中でもフィンランドならではのものは、、、

 

あの「世界一マズい黒い飴」と世界でも有名なサルミアッキ味のコスケンコルヴァ!!!

 

 

これに挑戦してみたいと興味のある方は、酒屋さんのレジ近くに小瓶のものが売ってありますのでそれから挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

 

フィンランドでは強いお酒もソーダなどで割らずにストレートで飲むのがデフォです。

 

もし、現地のバーでフィンランド人に「コスケンコルヴァ奢ってやるよ!」と言われたらストレートで出てくることを覚えておいてくださいね!!

 

その他、フィンランドの各種ビールを画像付きでご紹介はこちら!

参考:フィンランドのビールはどんなのがある?

 

フィンランドでお酒買う・飲む・お土産に持ち帰るといった完全マニュアル

参考:【フィンランドのお酒】年齢・持ち帰り・免税・関税など完全マニュアル

 

 

情報・引用:https://altiagroup.com/fi

 

関連記事

酸っぱいリンゴだって美味しく作れる自家製リンゴジュース。お鍋での作り方やついでに作れるリンゴソースまで!フィンランドで売られている珍しいジュース鍋などをご紹介。
フィンランドのクリスマスには欠かせない飲み物グロギ(Glögi)。どんな飲み物かご存知ですか?ご家庭でも超簡単に作れんるんですよ!ぜひ身近にフィンランドのホットドリンクを…...続きを読む
フィンランドのメーデーに欠かせない飲み物シマ。自宅で簡単に作ることができるサッパリとした美味しいドリンク。実は元々バイキング時代に生まれたレシピが今に至ります。日本でも作れますよ!
白樺の樹液が飲めるって聞いたことありますか?実に白樺の幹から年に1ヶ月のみ飲める樹液が出るのです。しかも様々なミネラルとわずかな糖分が入っており、天然のスポーツドリン…...続きを読む
フィンランドで売られているバターミルク
バターミルクはどんな味?日本のものとフィンランドのものでは味が違うのはなぜ?そのまま美味しく飲めたりお料理に使うとワンランク美味しくなる!手軽に代用できる作り方も載せています。
フィンランドには残念ながら、おすすめできる日本人の口に合う食べ物系のお土産があまりありません。今回はその中でもなかなかおすすめな、北欧伝統的なグロキという香辛料の入っ…...続きを読む

お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら