ムーミン物語と作るフィンランドのオーブン料理・フィリフヨンカの残り物箱

公開日:2020年4月21日  更新日: 2022年08月08日 関連分類: 

写真引用:https://kotiliesi.fi/

 

ムーミン物語に出てくるキャラクターにフィリフヨンカというムーミン家のお隣さんがいます。

※フィリフヨンカというキャラクターは度々小説、アニメ、コミックスなどに登場しているが、性格が違ったりして異なるようなキャラクターが設定されています。

 

いつも赤い服を来ていて金魚のフンの様についてくるのはフィリフヨンカの子供達。

 

彼らが歩くときは必ず縦方向。

 

 

清潔さと秩序が最も大切と信じているフィリフヨンカは子供達にもその様に言い聞かせているので、とても礼儀正しく子供なのに遊びまわりません。

子供達は遊ぶことよりも本を読みます。

 

でも、やっぱり子供ですから時にはムーミンといくつかのエピソードでは遊ぶシーンも。

 

 

しっかり子育てしなくちゃ!

そういう気持ちも大きいのでしょう。

 

 

フィリフヨンカは一人で子供の世話をしています。

 

 

1991年、子供の読者からの手紙でフィリフヨンカの夫についての質問がありトーベ・ヤンソンからの答えは、

 

「フィリフヨンカの夫は探検家でボルネオに行ったっきり彼からの連絡はなかった」

 

と答えています。

ご存知でしたか?

 

 

実は訳ありワンオペではありますが、きっちりしっかりがモットーのフィリフヨンカの台所。

 

やっぱり残り物でちゃっちゃとお料理を作っちゃう手際よさです。

 

 

さて、今回はムーミンのお隣さん家の晩ご飯レシピをムーミン物語と一緒に添えてご紹介します。

 

 

 

 

いつもセカセカしているフィリフヨンカの至福の時

写真引用:https://muumitalo.fandom.com/wiki/Vilijonkka

 

フィリフヨンカは、最初からずっとお料理は自分の受け持ちだとばかり思い込んでいました。

何しろ、台所の戸棚を片付けるのが大好きだったのです。

細々した袋類や広口の瓶なんかが棚にスッキリお行儀よく並んだのを見ると、たまらなく嬉しくなります。

 

前日の残り物をプディングに入れたり肉に包んだりして、誰にも気づかれないように変身させてしまう案をアレコレ考えるのは最高に楽しみなことでした。

粗挽き粉の一粒でさえ、粗末にしないでかしこい倹約にあふれた調理をやってのけるのが生きがいだったのです。

「ムーミン谷の11月」より

 

 

 

 

フィリフヨンカの残り物箱・レシピ

材料

  • みじん切り玉ねぎ:1〜2個
  • ベーコン:100g
  • 骨を除いた焼き魚:1カップ
  • 缶詰マッシュルーム:1カップ
  • 油またはバター:小さじ1
  • マッシュポテト:5カップ
  • 牛乳:2.5カップ(500cc)
  • 卵:1個
  • 粉末パプリカ:小さじ1

 

作り方

  1. フライパンに油またはバターを熱して、玉ねぎのミジングリと短冊切りにしたベーコンを加え、きつね色になるまで炒めます。
  2. そこにあらくほぐした魚とマッシュルームをを加え2、3分炒めてから火から下ろします。
  3. マッシュポテトに牛乳と卵を混ぜてトロリとなるまで混ぜ合わさったら、粉末パプリカも加えてまぜます。
  4. 更に⒉も混ぜ合わせましょう。
  5. 全て混ぜ合わせたものを、バターを塗った大きな耐熱容器に入れ、200℃のオーブンで40〜50分。綺麗な焼き色がついたら出来上がりです。

 

好みでピザ用チーズを散らばせてからオーブンで焼いても美味しいですよ。

 

 

ムーミン一家の大きなドラが、玄関ポーチに吊り下げられていました。

フィリフヨンカは、あのよく響く真鍮(しんちゅう)を「夕食ができましたよ」と打ち鳴らすことをずーっと夢見ていたのです。

 

ゴーン、ゴンゴンゴーン・・・

 

その音はみんなが

 

「ごはんだよ!ごはんだよ!今夜のごちそうなんだろうね!?あー僕もうお腹がペコペコだよ!」

 

って口々に叫びながら走って帰ってくるまでムーミン谷に響き渡るのです。

「ムーミン谷の11月」より

 

 

魚とマッシュポテト?!と思いでしょう?

しかし、これが意外にも合うんです。

 

フィンランドではシーラッカラーティッコ(Siilakkalaatikko)と言われるバルト海のニシンを使う料理があります。

 

それこそがフィリフヨンカの残り物箱のお料理。

 

今回は「残り物」でちゃっちゃと作ったフィリフヨンカですが、

実はれっきとしたフィンランドのお料理です。

 

 

 

 

食卓の真ん中にドーンと置いてみんなで分け合って食べるのもいいですね。

 

ぜひご家庭で作ってみてください。

オーブンまかせでとっても簡単にできますよ!

 

 

情報・引用:WSOY, 2010 Muumi Mamman keittokirja-Sami Malila

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ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

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