フィンランドのキノコ:キノコの香りを最大に活かす5つの方法

公開日:2020年9月27日  関連分類:

 

秋の美味しい味覚といえば、日本もフィンランドもキノコです。

 

キノコ狩りはフィンランドの秋に盛んに行われてるレジャーでもあります。

 

キノコの種類も日本とはまた違ったものが主流ですが、自分の好みのキノコさえ知っていればその香りを最大に生かして美味しいお料理を作ることができます。

 

今回は、キノコが豊富に採れるフィンランドから、キノコの香りを最大に活かす方法を5つ皆さんと共有していこうと思います!

 

まさか、いきなり油を引いたフライパンで生のキノコを炒めたりしてませんか??

 

意外と知らなかったということがあるかもしれません。

 

 

 

 

キノコは包丁で切らない!断面の凹凸が大切

 

日本で主に使用されるキノコといえば、しいたけ、舞茸、エリンギ、松茸などなど、豊富にありますね。

 

日本料理でもたくさんのキノコ料理がありますが、全てはキノコの香りが美味しさの主役となります。

 

このキノコの香りを生かさなければキノコ料理の意味がないと言っても過言ではないでしょう。

 

 

残念ながら、たくさんの人がせっかくのキノコの香りを台無しにしながら調理しています。

 

 

その一つに、まさかのキノコを包丁できるという行為。

 

ちょっとびっくりしましたか?

 

 

キノコを手で裂く事によってキノコの断面がボコボコとします。

 

その凹凸のある断面から香りがより出てくると共に、味も染み込みやすくなります。

 

 

逆に包丁で切ってしまうと断面の凹凸がなくストレートで見た目からは綺麗ですが、香りを引き出すというのには向いていません。

 

 

しかし、石突きなどは包丁で切ってくださいね。

 

 

 

 

キノコを水で洗い流す=香りを洗い流す

スーパーで買ってきた、キノコ狩りでたくさん採ってきた!さぁキノコを綺麗にしよう!!

 

そう思っておもむろに水でジャブジャブ洗い流す方が時々います。が、、、

 

残念ながらこれは御法度。

 

キノコの香りと旨味を洗い流している事になります。

 

 

汚れや土がついていて気になるのであれば、キッチンペーパーやハケなどで優しく拭き取るのが正解です。

 

キノコ狩りで使うナイフにハケがついているのは、キノコ狩りをする時だけでなく、調理の時や下処理の時にも使えるよう理にかなっているアイテムなのです。

 

 

キノコは調理する前のこれで香りの良さが全く変わってきます!

キノコは水で洗わない、そして出来るだけ手で裂く、そして下処理の最後にはキノコを揉み込んでおきましょう

 

この調理する前のキノコの揉み込みは結構大切なルーティーンです。

 

 

キノコは菌でできていますが、そこに美味しさとなる香りが凝縮されています。

 

キノコの繊維で包まれているその香りを揉み込んで引き出してあげる、という行為はキノコの風味を最大に引き出す方法です。

 

 

しかし、強く揉み込みすぎると形が崩れてしまうので、優しく揉み込んでくださいね。

 

ビフォー、アフターで比べると香りの違いがすぐに分かるので、ぜひその違いを実感してみてください。

 

 

キノコは余ったら絶対に冷凍保存

調理をする分のキノコが余ってしまった。そんな事よくありますね。

 

密封袋に入れてぜひそのまま冷凍保存してください。

 

もちろん、次に調理しやすいように大きさを調整してからでも構いません。

 

 

キノコは鮮度が命です。のでシナシナになるまで冷蔵庫に置いてしまっては台無しです。

 

 

冷凍保存する事によって、キノコの細胞膜が壊れます。そうする事によって、調理する時に味の染み込みが格段に変わってくるのです。

 

更に香りもよく引き出てくるのでお料理によってはあえて冷凍したキノコを使った方がより良い場合もあります。

 

例えば、煮物などに使う場合です。

 

 

キノコのパスタなどを調理するときの注意点・意外と知らない人が多い

 

和食では和食に合った調理の仕方があり、そして洋食には洋食の方法があります。

 

例えば、キノコのパスタなどは王道のメニューでしょう。

 

そんなとき、油を引いた又はバターを熱したフライパンに生のキノコをいきなり投入してはいませんか?

 

 

残念、それはキノコに油分のコーティングをしている事になります。

そう、これは引き出したい香りまで包み込んでしまう行為。

 

 

女性がスキンケアで化粧水の後に乳液で水分が逃げないようフタをするようなイメージだと思ってください。

 

 

特に生のキノコを使う場合においては、いったんキノコだけをフライパンを使って火を通しておきましょう。

 

もちろん、その際は油など何も引かずにです。

 

ゴケつきにくいフライパンを使用することをおすすめします。

 

 

キノコに含まれる水分がたくさん出てきますので、その水分が全て飛ぶまでフタをせずに炒めます。

 

炒めると言っても出来るだけ混ぜたりなど手を加えないようにしましょう。

 

この下処理が終わってから全ての調理をし始めるということがポイントです。

 

こうする事によってキノコの美味しさと香りを存分に楽しめるお料理になります。

 

 

 

 

せっかくの美味しいキノコ、出来るだけ美味しく食べたいと思うのは皆同じ。

 

これら5つの方法でめいいっぱい秋の味覚を感じてくださいね。

 

 

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