フィンランドの美味しい食べ物・甘くて赤いゼリースープ?!キーッセリ(Kiisseli)

公開日:2020年1月24日  更新日: 2022年08月08日 関連分類: 

 

フィンランドの甘くて美味しいものの一つに、キーッセリKiisseli)と言う、日本ではメジャーではない食べ物があります。

 

 

赤い透明な液体に、ベリー類が入ってることがほとんど。

一般家庭や学食などでは普通に出てくることがありますが、

フィンランド料理のレストラン、ビュッフェなどで出くわすことは稀で、もしあればラッキーです。

 

 

これをまずいと言う人は、まぁまずいないでしょう。

子供からお年寄りまでみんな美味しくいただけるキーッセリ、さて、キーッセリとはどんな食べ物なのでしょうか?

 

 

 

 

片栗粉といえばキーッセリ?!何それどんな食べ物?

ゼリーのような見た目をしていますが、そこまで硬くないキーッセリ。

ちょっととろみがあって、少しの酸味と甘いのが特徴です。

 

透明でツヤっとしている、見たからに美味しそうな色をした液体の中には、イチゴやラズベリーなどのベリー類はもちろん、プルーンや杏子が入っている事もあり、食べる時はスプーンで食べるのがデフォ。

フィンランドの夏に食べるキーッセリといえば、ルバーブのキーッセリが王道で、冬に多いのはプルーンの入ったキーッセリです。

 

 

フィンランド人は、これをお椀に取ってそのまま食べる事もありますが、

朝食のミルク粥などにかけて食べる事も良くあります。

 

 

このキーッセリのとろみは、デンプンによるとろみで、フィンランドではジャガイモのデンプンから作られます。

デンプン、そう「日本でいう片栗粉」です。

フィンランドではペルナヤウホ(Perunajauho)といいますが、この記事のトップ写真にもあるように、フィンンランドの片栗粉のパッケージにはキーッセリの写真が写っているのが当たり前です。

 

それくらい、フィンランドでは「片栗粉=キーッセリ」と連想されやすいものなんです。

 

 

 

 

キーッセリの作り方は簡単!作ってみよう!!

15分ほどでできてしまうキーッセリ、もちろん日本でも作ることができます。

 

 

ベリーのキーッセリ (4人分)

〜材料〜

  • 冷凍ベリー(ミックスでもなんでも):400g
  • 水:500cc
  • グラニュー糖:1/3カップ〜お好みで
  • 片栗粉:大さじ2+1/2
  • 冷水:50cc

 

  1. 冷凍ベリーをお鍋に入れたら、グラニュー糖と水を加えます。
  2. 火を付け、焦げ付かないように混ぜながら沸騰させます。
  3. 沸騰したら火から鍋を離し、冷水で溶かした片栗粉液を少しづつ加えながら混ぜます。
  4. 片栗粉液を全て混ぜ終わったら、また火にかけてフツフツと泡が出るまで温めましょう。温まったら火を止めます。
  5. 仕上げにキーッセリの上から少しだけ砂糖を振りかけたら出来上がり!

 

 

冷たいキーッセリで食べる予定ならば荒熱がとれてから冷蔵庫で冷やしましょう。

温かいキーッセリでもどちらでも食べれますので一年を通して楽しめますよ。

 

ホイップクリームやアイスクリームを添えて召し上がってもいいですし、パンケーキにかけても美味しくいただけます。

 

 

 

 

実はフィンランド以外でも食べられているキーッセリ

日本ではメジャーでないキーッセリですが、実はフィンランドだけでなくロシアやスウェーデン、エストニアなどにもあります。

国によってちょっととろみ具合が違ったり、中に入れる具が違ったりしますが、ベースは同じ。

 

 

シンプルだからこそ幅広く応用が効くもので、ロシアのキーッセリはフィンランドよりもとろみが少なく、「食べる」と言うよりジュースのように「飲む」の方が正解。

逆に、スウェーデンではゴテっとするような硬さのキーッセリが出てくることがフィンランドよりも多めです。

 

フィンランドでは見かけませんが、このキーッセリの需要がとても高いヨーロッパの国ではお湯を濯ぐだけでできるインスタントキーッセリが売られている事もあるんですよ。

 

 

冬に温かいキーッセリを食べればお腹も心もポカポカになります。夏は夏で清々しくいただけるのでフィンランドの人は結構好きなデザート。

ぜひ、色々な果物で試してみてください。

 

関連記事

サーモン・シャケ(鮭)・ニジマス(鱒)の違いとサーモンの種類を分かりやすく説明。そして北欧のサーモン事情と大胆な焼きサーモンをご紹介します。
ザリガニを食べる伝統的食文化があるフィンランド。日本とは違うザリガニ?どうやって調理して食べるのか?値段は?夏の終わりだけ食ベることができるその理由とザリガニ漁につい…...続きを読む
フィンランドの料理がマズいと耳にすることがありますがこれ本当?!長年フィンランドに住む日本人グルメ在住者が皆がそう思う原因と、そして本当にマズいと感じたものを楽しく本…...続きを読む
サーモンとじゃがいもを使った30分以内で作れてしまう簡単レシピです。タンパク質も気軽に取れて栄養満点なのにとっても美味しいレシピ。フィンランドのレシピですが、日本でだ…...続きを読む
フィンンランドでは毎週木曜日は豆スープの日。一般家庭ではもちろん、レストランや学食、更には軍隊まで木曜日は多く豆スープが食べられます。豆スープの歴史や他の国の豆スープ…...続きを読む
スメタナというサワークリームはロシア料理によく使われますが、フィンランドでも使われます。特にクリスマス時期になるといつも以上に売れる食品。今回はびっくり簡単レシピも公開です。

お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら