小説『ムーミン谷の夏祭り』を読まれたことがありますでしょうか。
もし読まれたことがあれば、突然押し寄せてきた洪水がもたらした緊張感、いつも一緒にいるムーミン一家がバラバラになった時の哀愁感、ムーミン一家、リトルミイ、スナフキンが再会した際に溢れた幸福感はいまだに忘れられないでしょう。
その物語の中で象徴となっているのは「水に浮く舞台の家」です。
この舞台はムーミン谷の夏至を盛り上げ、ムーミン一家が再開できる鍵でした。
そして、この『ムーミン谷の夏祭り』物語の中で洪水の上に浮いた舞台はなんと2020年の夏至にヘルシンキの入り江で本物になって姿を現します!!
ムーミンファンでしたら、見逃せませんよ!
※キートスショップ主催ヘルシンキ現地ツアー
2020年の夏至はヘルシンキでムーミン谷の夏祭りを見よう!
このイベントは2020年6月19日午後から20日朝8時まで開催される予定で、場所はヘルシンキ市中心にあるTöölö湾とHesperia公園辺りで行われる予定です。
ヘルシンキ中央駅から徒歩約15分程度で行けますので、2020年6月19~20日にヘルシンキに滞在する予定のある方は是非行ってみてはいかがでしょうか。
イベントの内容はコンサート、サーカスなどパフォーマンス中心の予定で、詳細が2020年の春に公開される予定です。
Töölö湾の場所はヘルシンキ中央駅の北西に位置しており、徒歩でも近い距離です。
Hesperia公園はTöölö湾の西側にある緑あふれる公園で、にぎやかなヘルシンキ市中心にありながら安らかなひと時が得られる場所です。
音楽に囲まれ、フィンランドの夏とムーミンの世界を楽しもう!
2020年夏至のイブは6月19日で、イブの午後はファミリー向けのイベントから始まります。
夜に入っていくと大人向けのプログラムに変わっていき、参加者たちはムーミンパパの大冒険に参加したような体験が楽しめます。
※ムーミンパパの大冒険は『ムーミンパパの思い出』一作をご参照ください。
イベントは翌日の夏至当日朝8時まで続きますので、朝までたっぷり楽しみたい方にとってはうってつけのイベントですね。。
当日は浮かぶ舞台がイベントの中心となり、公園にある他のステージとともにミュージックコンサート、フォークミュージック、ジャズ、ポップなどの音楽パフォーマンスが行われる予定です。
他にもアートパフォーマンス、ミニシアター、サーカス、ワークショップやアクティビティなども開催される予定です。
※絵は原作書籍より撮影して引用:『ムーミン谷の夏まつり』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、下村隆一/訳、1990年発行
ムーミンをテーマとするイベントに通じてフィンランド人の生活を知る!
今回のイベントは『ムーミン谷の夏祭り』がテーマとなっていますが、実にフィンランド人の生活哲学にも非常に関係が深いです。
ムーミンの原作者トーベヤンソンがムーミンの物語に通じて伝えようとするメッセージの多くは「自由」「勇気」「責任」「自然への敬意」「忍耐」などに関連します。
実にこれらのコンセプトもフィンランド人の哲学にとても近いです。
冬が厳しく、資源の乏しいフィンランドで生き抜くため、「自由」「勇気」「責任」「自然への敬意」「忍耐」は非常に重要な特性で日々の生活の中で体現しなければいけません。
そのため、もし『ムーミン谷の夏祭り』一作を軽く読まれたうえでこのイベントに参加できればさらに共感できるかもしれません!
今回のイベントは実に海外からフィンランドに移住した二人の外国人Jeroen SebrechtsとClaire Delhomが考案したものです。
本来「夏至」に対して強い感情を持たない二人がフィンランドで「夏至」に対して新しい意味と感情を覚えました。
そんな二人は「ムーミン谷の夏祭り」が再現できるといいよねという考えの元でイベントの企画を始めました。
二人のアイディアはムーミンキャラクターズ社とヘルシンキ市の支援を受け、今回開催されることとなりました。
ヘルシンキのムーミン谷の夏祭りはヘルシンキ夏至の一大イベントになるだろう!
夏至は毎年の6月下旬に迎えます。
フィンランドではクリスマス、ヴァップに並ぶ一つとても重要な祝日です。
フィンランドで夏至を迎える伝統的なスタイルは森に入り、コテージで静かに過ごすのです。
バーべーキューしたり、サウナに入ったり、湖で泳いだりしてゆっくり穏やかに過ごすのです。
そのため、ヘルシンキのような都会で過ごす場合、「やることがない」のが一般的です(笑)
イベントとして「大きいな焚き火をする」というのがありますが、焚き火を見るだけのことが多いので、それほど魅力的なイベントではないというのは筆者の本音です。
今回ヘルシンキでムーミン谷の夏祭りを行うことでヘルシンキ市内で夏至を過ごす場合でも楽しむことが増え、ヘルシンキ在住の筆者にとってもとてもうれしいことです。
時間が合えば是非参加してみたいと思います。
その際にまたブログにてご報告させて頂きます!
もし6月下旬の時期にヘルシンキに旅する予定のある方は是非ご参考くださいね!
※参考:Midsummer Madness will bring the spirit of Moominvalley to Helsinki on Midsummer Eve
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)