フィンランドのサウナやBBQでは欠かせないソーセージのおもしろ豆知識

公開日:2020年9月20日  更新日: 2022年08月10日 関連分類:

 

フィンランド人がこぞって愛する食べ物ソーセージ

 

バーベキューでは必ず登場する食べ物ですし、更にはサウナストーブで温めて食べる人もいるほどみんな大好きです。

 

最近ではベジタリアン向けのソーセージもよく目にするようになり、フィンランドのスーパーマーケットでは日本のみなさんがびっくりするほどの種類と数のソーセージが売られています。

 

さて、そんなフィンランドのソーセージ愛、この知識を今回はちょっとばかり広げてみましょう。

 

 

 

 

フィンランドにソーセージがやってきた!約500年前

ソーセージのご先祖様は、紀元前3000年ごろの現在のイラクのシュメール人から作られたものと言われています。(最初の言及)

 

中世ではイタリア、スペイン、フランス、ドイツで人気爆発。

 

 

そして、フィンランドで最初にソーセージとしてやってきたのは1547年です。

 

北ドイツの都市同盟であるハンザ同盟の商人と共にフィンランドにやってきたソーセージ。

 

このフィンランドで最初にやってきたソーセージの中身は、肉はもちろん、大麦やジャガイモ、そして血も一緒に腸に詰められたものでした。

 

そう、ブラッドソーセージに似たような姿。

 

写真引用:https://www.k-ruoka.fi/

 

フィンランドでは現在でもムスタマッカラ(Mustamakkara)といってこのようなソーセージはコケモモのジャムソースと一緒に食べられることがあります。

 

 

参考:フィンランドの料理がまずい!?10年以上の日本人在住者が本音で答える。

 

 

 

 

ソーセージをフィンランド語ではマッカラ(Makkara)

みなさん、ソーセージで有名な国といえばどこを思い浮かべますか?

 

ドイツと答える方も多くいるでしょう。

 

そう、フィンランドのソーセージ文化もまた、特にドイツの影響を強く受けているので

 

ソーセージの主要国はどこだと思う?と聞くとフィンランドでも「ドイツでしょ!」と答える人はとても多くいます。

 

 

フィンランド語でソーセージはマッカラ(Makkara)と言われていて言葉はどこの国とも全く似つかずの単語です。

 

フィンランドでマッカラ(Makkara)と言う単語が初めて辞書に載ったのは1640年。

 

 

マッカラ(Makkara)という単語はフィンランド語の胃を意味する「マハラウック(Mahalaukku)」という言葉に由来します。

 

胃を意味する言葉が元の言葉ですが、それでもソーセージは腸または人口ケーシングに具が押し出されたものには変わりありません。

 

 

ソーセージの中身にガクブルしたフィンランド人。80年代のスキャンダル

 

現代ではソーセージにもいろいろな味付けや種類がありますね。

 

食感が違ったりハーブが入っているものや、本来の肉感を味わえるもの、辛い味付けのものなど日本では魚肉ソーセージなんてのもあるほど。

 

 

80年代のフィンランドでは、ソーセージのスキャンダルが世間を騒がせたことがあります。

 

当時フィンランドで「小麦粉のソーセージ(jauhomakkara)」と言われるものの中に何が入っているのかガクフル恐怖したと言います。

 

その頃はソーセージの製造に置いて、食卓に適さない動物の部分さえも常に利用することが可能だったころだったため、

 

「ソーセージの中に雄牛のイチモツが粉砕されて入ってたらどうしよう」というもの。

 

これは消費者にとっては気にかかって不安でしょうがなかったようです。

 

そんなソーセージのスキャンダルが勃発した80年代でした。

 

でもよく考えてみると「有機的で気候や環境に優しい」とポジティブにも捉えることができますね。笑

 

 

何?!フィンランドにソーセージを食べられない地域があるだと?!

いつでもどこでもソーセージを食べるほどソーセージ大好きなフィンランドなのに、

 

まさか!!実はソーセージを食べれないエリアがあるそうです。。

 

 

それは、ソーセージウェッジと言われるフィンランドの地図で言うと、くさび形をしたエリア。

 

いったいなぜこのようなエリアが存在するのかと言うと、それは正統派宗教(正統教義)の居住するエリアなためだそうで、

 

これは、古い伝統により血の入った食事が提供されなかった文化があったためソーセージを口にしないと言う習慣が根付いているとのこと。

 

 

ベジタリアン用のソーセージは今に始まったわけではない

ここ最近になって日本でもベジタリアン(菜食主義者)の方が多くなってきたのではないでしょうか。

 

お肉を口にせず魚や卵はOKと言う方もいれば、ベジタリアンよりももっと厳しいヴィーガン(蜂蜜も牛乳も口にしない)といった方もいるかもしれません。

 

フィンランドでも幼稚園の給食からベジタリアン用メニューがあるほど一般的なものになってきています。

 

 

と言うことは、ソーセージももちろんベジタリアン用。

 

これが最近になって世の中に出てきたものと思いきや、実は1918年の第一次世界大戦の時、既に世の中に存在していました。

 

 

元ケルン市長であったドイツの元首相コンタートアデナウアーはドイツ軍に勤務し、ケルンの飢餓を少しでも救うために大豆ベースの野菜ソーセージを開発したのが最初です。

 

このソーセージは、英国で特許を取得され、そしてこのソーセージで当時ケルン市民のタンパク質不足を補うことができました。

 

 

 

 

ソーセージって意外と面白く興味の湧く事柄がありますでしょう?

 

知らなかったフィンランドのソーセージのこと、もっと知ることができたのではないでしょうか?

 

あ、大丈夫ですよ。

 

現在スーパーに売られているソーセージには雄牛のなんとかは入っていない・・・はず笑!

 

参考:フィンランドで美味しいおすすめソーセージはこれ!

 

 

情報・引用:Yle-uutiset -Mitä sinä tiedät makkarasta? Testaa tietosi Puoli seiskan makkaravisassa

 

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2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

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