フィンランドのサウナは3タイプあります。
電気サウナ・薪サウナ・スモークサウナ。
実はフィンランドにあるサウナは国内の車数よりも多いんですよ!!
サウナは世界中に約1000万ほどありますが、そのうち300万はフィンランドにあります。
そんなサウナ大国フィンランドで、はいり比べをせずにいられるでしょうか!!
今回は、電気サウナ・薪サウナ・スモークサウナの3つ、
実際それぞれのサウナに入ってみて
どんな違いが感じられるのか、サウナ大好き人間が実体験をご報告。
サウナそれぞれの温め方などサウナ自体のことは以前ブログでも紹介してますので、
何がどう違うのかまだ知らない方はこちらからどうぞ!
※キートスショップ主催ヘルシンキ現地ツアー
まずはサマーコテージの薪サウナに入ってみる
湖が真ん前にあるコテージの薪サウナへ入ってみましょう。
景色も贅沢に味わえるサウナです。
湖があるのでサウナで充分身体が温まったら、即泳ぎに行くことができます。
薪に火をつけて、室内が温まるまで暫し待機。
その間も薪が燃えるいい匂いがしてきて、サウナが待ち遠しくなります。
いざ、サウナに入ると薪の燃える音がパチパチと聞こえて薪が燃える香りと木でできた室内の香りがリラックスさせてくれます。
室内は比較的暗く、サウナ室内にある小窓からの光のみ。
これはリフレッシュというよりもリラックスできるサウナ。
サウナストーブに水をかけると、いい香りが更に室内を覆います。
ちょっと面倒なのは、
サウナストーブに時々自分で薪を足さないと火が消えてしまい、サウナ室内の温度が下がってしまうこと。
かと言って、薪を長時間ボーボーと燃やしすぎるとサウナ室の温度がかなり熱くなってしまうのでそこらへんの管理が必要です。
サウナの温度計が間違っている可能性がありましたが(壊れてる?!)最初は80℃ぐらいのサウナ室も最終的には110℃を示していました。
サウナから出て時々水分補給をしながら、合間に湖へ。
はじめは膝下ぐらいで湖の冷たさに叫んでいましたが、
何度かサウナを行き来する間に身体が芯まで熱くなったのか、最終的には潜るほどまでに。
湖に入った瞬間は冷たいのですが、
出た後!!!
意外にも寒さを感じない!!!
更に、湖に入った後のサウナはまた別物!!
サウナの良さが数倍に感じられ、
サウナ・湖・サウナ・湖・・・と繰り返しているうちにこれはクセになるわけが分かります。
そして忘れてはならないヴィヒタです!
参考:フィンランドのサウナで使う天然マッサージ・白樺のヴィヒタ(Vihta)とは?
ヴィヒタをサウナストーブに投げ入れる水が入ったバケツに浸し、身体を叩いていくのですが、
これは・・・人にやってもらうと力加減によっては痛く感じるので私個人としては自分でした方が良いと思います。
熱いサウナ室内でヴィヒタを使うのには少し注意がいります。
お肌が乾いていたら叩くのは危険です。
白樺の葉でダイレクトにムチ打つ感じになるので傷がつきやすくなります。
そして、肩などがサウナで熱くなってる場合も気をつけて。
これも暑さでお肌が脆くなっている部分を痛めつけることになりますんで
必ず、お肌が濡れていること。
そしてお肌が赤く熱を持っていないことを確認してからヴィヒタでバサバサしてください。
でも、このヴィヒタを使うと白樺の匂いと薪サウナの匂いでかなり癒されます。
この日は、のんびりゆっくり入れたので、2時間半ほどサウナを堪能しました。
薪サウナは香りで癒されて、外の景色と湖、ヴィヒタでかなりリフレッシュされます。
冷え性の私ですが、この日は寝付くまで身体がポカポカしていました。
薪サウナ
- お手軽さ:★★★☆☆
- 癒し:★★★★☆
- リフレッシュ:★★★★☆
- 匂い:★★★★☆
電気サウナは気軽にリフレッシュできるお手軽サウナ
フィンランドで一番多いのが電気サウナです。
1970年代から屋内に建設され始めたこの電気サウナは、自宅やアパートにはもちろん、スポーツ施設や職場、国会議事堂内にまである電気サウナ。
先ほどの薪サウナでは、ストーブに何度か薪を足したりサウナ室内の確認が何度か必要でしたが、
今回は電気式なので、サウナストーブのスイッチさえ入れれば後は室内が温まるまで待てば気軽にパッと入れます。
今回は、一軒家の地下室にある電気サウナへ行くことに。
電気サウナの温度調整は簡単なので自分の好きな温度になったらサウナへGO。
設定温度は90〜100℃ぐらいに設定しました。
自分の好きなタイミングでストーブヘ水をかけれるので(ロウリュ :Löyly)
他の人に気を遣うことなく楽しめます。
日本の蒸気をあげないサウナよりかは断然!
電気サウナの方がリフレッシュできます。
んー、、しかしなんだか物足りない。
至って普通のフィンランド式サウナと言ったところです。
もちろん、蒸気が上がって身体が温まりますが、何かが足りない。。。
やっぱり薪サウナが良すぎた!!
薪の香りの効果はやっぱり絶大だったのです。
この日は3度ほど入ったり出たりとして約1時間で終了。
身体の冷えは残念ながら数時間で消えてしまいました。
メリットとしては、簡単にいつでも入れるということ。
温度設定が気にせずとも電気なので簡単に一定に保てる。
限られた時間でサウナを済ませたいなら断然、電気サウナでしょう。
癒しというよりもリフレッシュ目的で入るのがいいかと思います。
電気サウナ
- お手軽さ:★★★★☆
- 癒し:★★☆☆☆
- リフレッシュ:★★★☆☆
- 匂い:★☆☆☆☆
スモークサウナは格段に違った!!これはサウナの頂点!!
先に言いますと、このスモークサウナに入ると他のサウナが
「あ、サウナね、ハイハイ」ぐらいに感じます。笑
実はスモークサウナ、フィンランドでは一番のサウナと言われているのです。
フィンランド人に「スモークサウナに行くんだ」と言えば必ず!
「いいじゃないかーー!!!!スモークサウナ!!素晴らしいよ!!」
と言います。(断言!!)
しかし、フィンランドではスモークサウナは他のサウナに比べて国内に数が少ないため、中にはスモークサウナに入ったことがないフィンランド人もいます。
スモークサウナ、室内を温めることやスモークの具合など、サウナの作り方が難しく下手すると火事にもなりかねないので素人には作るのが結構難しいサウナです。
そんな貴重なスモークサウナ、一体どれほど良いのか。。。
ヘルシンキ近郊にある唯一の公衆スモークサウナへ単独で行くことに。
こちらのサウナの前にも湖があり、
サウナ室から出てすぐに湖へ入ることができる距離。
15人ほどがゆとりを持って入れるサウナ室内に入ると、照明は一つで室内は暗いです。
公衆のサウナですが、熱い温度が好きな方は上の方に、程々の熱さがいいのなら下の段に座ることもでき自由です。
さて、肝心のスモークサウナに入った途端、
この匂い香りは!!!
薪サウナの時も香りがとっても良かったのですが、
それとはまた違ったスモークと木の香りがたまりません!!
本当、温まるだけじゃなく、香りでこんなに感じ方が違うのかと思わされるほど。
めちゃくちゃいいんです!!
室内の暗さと、スモークサウナの香り、そしてサウナのロウリュの蒸気がこれまでに味わったことのない最高のサウナ。
さすがフィンランドで1番のサウナと言われる意味が体感できます。
じっくりじっくりサウナで身体を温めきったら、
今度は湖へ。
やっぱり湖に入るのには最初、ヒェっ!となってしまいますが、
一瞬肩まで入ってしまえば、湖から上がった後は全く寒く感じず、
逆にすぐポカポカしてきてなんとも言えない爽やかさとリラックスを感じれるには驚きです。
そのままちょっと水分補給などしてからまたサウナへ。
これはかなり気持ち良いです。
サウナの熱さもまた違うように感じるのはどうしてなのか?
またサウナ・湖・サウナ・湖・・・と繰り返していくうちに、
身体がかなりリラックスしてくるのが分かります。
何度も言いますが、スモークサウナの香りと照明の暗さ、これは本当に良い!!!
この日は気がついたら3時間ほど時間が経っていました。
それでもまだゆっくりしていたかったのですが、この日は予定があったので仕方なく少し早めの感覚で切り上げたほど。笑
このサウナから自宅まで、1時間以上かかる距離なのですが、
冬場にもかかわらず、この日は薪サウナよりも身体の温まり具合が良く、冷えることが全くありませんでした。
頭のてっぺんから足の爪先までポカポカ!
しかも、お肌もいつも以上にモチモチツヤツヤでいうことなし!
寝つきがびっくりするほど良かったです。
ちなみに、髪の毛や肌にスモークサウナの良い香りが次の日まで続いていました♪
スモークサウナ
- お手軽さ:★★☆☆☆
- 癒し:★★★★★
- リフレッシュ:★★★★☆
- 匂い:★★★★★★6つ!
※キートスショップ主催ヘルシンキ現地ツアー
フィンランドの電気サウナ・薪サウナ・スモークサウナのまとめ
結果、手軽に入れるサウナとしてだと電気サウナで良いでしょう。
観光であれば、ホテルについてるサウナでも良いと思います。
その日の疲れをリフレッシュするには良い選択肢。
もし、身近に薪サウナがあるでしたら電気サウナよりも薪サウナに。
薪サウナ後の処理だけは気をつけないと火事になりますのでその、後処理が少々面倒だったりもしますが、
リフレッシュと癒しを求めるならコテージなど景色が良い場所の薪サウナをお勧めします。
ご旅行の時間に余裕があるのでしたら、
120%、スモークサウナをお勧めします!!!
いや、本当。
サウナ職人が時間をかけてじっくり温めてくれるサウナなので、自分で後処理管理はいりません。
このサウナはフィンランドでしか入れないサウナ。
匂いと癒しがもう想像以上です。
寝付くまで続きすからね。
個人的にはできれば週に一回、まる一日いたいくらい。笑
最近気づいたことは、
サウナを十分に堪能できる日は、その日ベッドに入り寝付くまでがサウナですよ、と。笑
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)