フィンランドのパン:黒いライ麦パンはどれほど一般的?糖質や食物繊維は?

公開日:2020年9月25日  関連分類:

 

ライ麦パンとは、その名の通りライムギから作られたパンで「ライパン」「黒パン」と言われることもあるヨーロッパでは一般的なパンです。

 

フィンランドでは郷土料理のうちの一つとして重要な食べ物として存在します。

 

以前もこのライ麦パンについて記事にしましたが、今回はライ麦パンがフィンランド人にとってどれだけ一般的なパンなのか?そして、ライ麦パンの優れているところについてのお話しをしましょう。

 

以前の記事:フィンランドを代表するパン:ライ麦パン

 

 

 

 

最もライ麦パンが消費される国・フィンランド

 

ライ麦パンの多くは、ヨーロッパでもドイツ、オーストリア、ロシア、東欧、そして北欧あたりでとても多く口にされていますが、

世界で最も多く消費されているのはフィンランドです。

その次に続くのはポーランドとエストニア。

 

 

フィンランドで焼かれるライ麦パンの種類はとても豊富ですが、ほとんどのライ麦パンは全粒粉のライムギから作られているので、軽い口当たりで滑らかな食感というよりは、日本人でも好みが別れそうなちょっと歯応えのある食感のパンになります。

 

 

日本で人気のパンといえば、大体がフワフワしてとても柔らかいのもが上位に上がってきますが、フィンランドではその真逆。

 

程よい噛見応えがあり、パン自体の味と風味が重視されます。

 

ですのでフィンランドのライ麦パンでも、比較的柔らかいものからとても堅いものまでたくさんの種類がありますが、人々の中で一番口にされ人気なのは柔らかすぎず、噛めば噛むほど味が出てくるようなライ麦パンです。(上写真)

 

 

 

 

フィンランドの某有名バンバーガー店のメニューにもライ麦パン

 

ライ麦パンの需要はフィンランドのファストフード店でもみられます。

 

これにはびっくりされる方も多いことでしょう。

 

そう、ハンバーガーのパンの部分、バンズがライ麦パンのものがあるのです。

 

 

例えば、みなさんがよくご存知のマクドナルド

写真引用:https://www.mcdonalds.com/fi

 

 

そしてフィンランドでは有名なファストフードのチェーン店、ヘスバーガー(Hesburger)でもみられます。

写真引用:https://www.hesburger.fi

 

 

もう少し店舗数が少なくはなりますが、これもフィンランドでは有名なロールズ(rolls)というバンバーガーチェーン店でもライ麦パンを使ったハンバーガーが。

写真引用:https://www.rolls.fi

 

 

これらのメニューは最近になって始まったわけではなく、何年も前からある定番のメニューです。

 

それだけフィンランドではライ麦パンが一般的だということが分かりますね。

 

 

黒いライ麦パンは白いパンに比べて糖質が少なく食物繊維が豊富

最近では糖質制限や糖質カットなど、糖分を気にしながら食事を考えてとる方が多くなってきました。

 

そんな時、主食はどういったものが良いのか??悩む人もいることでしょう。

 

白米を玄米にする人もいますし、うどんではなく蕎麦の方が糖質は少ないと言われています。

 

 

例えば、病院で糖質制限が必要な患者や便秘の問題がある患者には食事のガイドが言い渡されるわけですが、日本よりもパンを口にすることが多いフィンランドでは

 

「白いパンよりもライ麦パンである黒いパンを選びましょう」と必ず言われます。

 

 

ここでいう白いパンというのは小麦粉で作られたパンのことを指しますが、

 

この白い小麦パンを食べた人よりも、ライ麦パンを食べた人の方が食後の血糖値の上昇が緩やかでインスリン反応が低いと研究結果でも出ているからなのです。

 

 

更に、便秘の人にとっては不可欠な改善要素の食物繊維ですが、これも小麦で作られた白いパンよりもライ麦パンの方がより多いのでフィンランドでは食物繊維の優れた供給源と言われており、

 

便秘患者には特に病院で勧められる食べ物の中の一つです。

 

 

ライ麦パンの中でも色々な種類がフィンランドにはありますが、おおよその目安として、

 

100%のライ麦パンには(100g中)

  • 炭水化物:41.0g
  • タンパク質:6.7g
  • 脂質:1.3g
  • 食物繊維:13.7g

https://kuntoplus.fiより)

 

日本で一般的な食パンには(100g中)

  • 炭水化物:44.4g
  • タンパク質:9.3g
  • 脂質:2〜4g
  • 食物繊維:2.3g

(日本食品標準成分表2010より)

 

 

このように食物繊維の多さの違いがはっきりと分かります。

 

食物繊維もまた、身体に取り入れた糖分をお腹の中で吸収してくれる役割があるため、血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。

 

 

 

 

いかがでしたか?

 

まさかライ麦パンのハンバーガーがファストフード店にあるとは思ってもみなかったのではないでしょうか?

 

フィンランドに旅行へこられたら、好き嫌いは抜きにして、一度どんなものなのか食べてみてくださいね。

 

 

参考・引用:Yle-uutiset -Tutkimus vahvistaa: Ruisleipä on vaaleaa leipää terveellisempi

 

関連記事

北欧の国でよく見るエビのオープンサンド。実はフィンランドとスウェーデンでは同じものでも同じでない!みなさんご存知のIKEAメニューから見比べてみました。その違いはどこに?…...続きを読む
リンゴとバニラクリームを香ばしいパン生地で包んだフィンランドの菓子パンをお家で簡単に作ってみましょう。パン生地の包み方も写真でご紹介。材料さえあれば簡単に作れてしまい…...続きを読む
フィンランド語ではKORVAPUUSTI(コルヴァプースティ)と呼ばれているシナモンロール。今回はフィンランド流のレシピを使って、シナモンロールの作り方をご紹介したいと思います…...続きを読む
セムラ、個人的には1、2を争うほど美味しいフィンランドのスイーツです!どんな種類があって、いつ頃から食べられるようになったのかセムラの魅力をお伝えします!!
フィンランドの最も代表的な食品として選ばれるほど、フィンランドには欠かせない「ライ麦パン」。何だこの硬くてすっぱくてあまり味のしない黒いパン!」と思う方もいるかもしれ…...続きを読む
フィンランドの伝統的な魚のパンといえばカラクッコと言われる珍しいパン。中身を割ってみると一見ギョっとしますが意外にも日本人には食べやすい味です。しかし普通のスーパーじ…...続きを読む

お薦め北欧ノート

オシャレなカフェでお仕事やお勉強をするときにオシャレなノートブックをご一緒にいかがでしょうか。

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら