写真引用:https://anna.fi/
お隣同士のフィンランドとスウェーデンは昔から深いつながりがあります。
しかし、この二つの国で面白いことにまさかの違いがエビサンドに?!
しかも!
みなさんご存知、日本にもあるスウェーデン発のイケア(IKEA)メニューから面白いことが発覚しました。
スウェーデンで有名なオープンサンドといえばエビサンド
薄く平たいパンの上に乗せられたボリュームたっぷりのむきエビが食欲をそそるオープンサンド。
スウェーデンではトーストスカーゲン(Toast Skagen)と言われる代表メインディッシュのうちの一つです。
1950年にスウェーデン人のシェフであるトレ・レットマン(Tore Wretman)という方が生み出したもので、今ではこの伝統的なレシピが時代と共に豪華なものに変わってきています。
さて、スウェーデンでは誰しもが知るこのエビサンド、
もちろん当たり前のようにお隣フィンランドでも目にすることがあります。
例えば、
スウェーデンとフィンランドを繋ぐ、有名なクルーズ船シリアライン(Silja Line)やヴァイキングライン(Viking Line)内のレストランでは必ずメニューにあります。
このクルーズ船内のレストランではスウェーデンのものに近いエビサンドを食べることができるのですが、、、
IKEAのエビサンド、フィンランドとスウェーデンとでは何か違う。
みなさんご存知、スウェーデン発の大型インテリア店といえば、イケアですね。
もちろん、フィンランドにも何店舗かイケアはあります。
店舗内にはレストランがありますが、
そのメニューの中に「エビサンド」がこちらのイケアでは売られています。
しかしながら、、、、
見本の写真を見比べてみると、
あれれ?よく見ると同じものでも何か違う。。。
スウェーデンのイケアでは伝統的な「トーストスカーゲン(Toast Skagen)」という名前で売られているわけではなく、
「Lyxräksmörgås」という名前で売られています。
訳すと、「豪華なエビのサンドイッチ」。
フィンランドのイケアではまた別名で「Katkarapuvoileipä」となっており、
なんてことないそのまま見た目通りの「エビのサンドイッチ」という意味。
お隣同士の国といえども、国をまたぐと物の名前の呼び方など表現の仕方が変わることは当たり前のことなのです、、
が、、、、
違いはどこにある?!実際、頼んで見比べてみると、、、
フィンランドのものは、まぁまぁ。。。ありがちな、、
想像できる “THE・エビサンド” でこんなもんなんだろうな、とは思います。
写真引用:https://www.is.fi/
幅は約10x11cmでトースト用のパンの上には
スライスされたゆで卵1個分・レタス・エビ・レモンスライス・ディル。
価格は3.99ユーロ(約480円ほど)。
しかし・・・・
スウェーデンのイケアでは、、、、
写真引用:https://www.is.fi/
このボリュームの違い!贅沢さの違い!!
パンが具の下にあるのか分からないほどです。
レタス・キュウリ・マヨネーズで和えられたエビ・スライスされた茹で卵・レモンにディル、更にはきれいな色をした魚卵まで!
そしてパンはライ麦パンを使用、11x14cmありました。
価格はフィンランドよりもお高めの69クローナ(約830円)。
*1ユーロ=120円、1クローナ=12円で計算しています。
エビサンド、この違いはなぜなのか?
フィンランドでは、
マヨネーズで和えていないそのままのむきエビを使ったもので、
出来るだけ多くの人へ低価格で提供されています。
そしてなんとまぁ!
実は!
実際には本格的な「トーストスカーゲン(Toast Skagen)」に近いレシピはフィンランドの方。
その証拠に伝統的なレシピでは、白いトーストパンを使っています。
それに対して、
スウェーデンのものはメニュー名に「豪華な」と付けているので、
スウェーデン国内で定番のものを提供する、
というコンセプトにおもむきを寄せて作られているとのこと。
フィンランド人にとってエビサンドはこっちが定番
実は数年前、フィンランドのイケアでは一部店舗のレストランのエビサンドをスウェーデンのようなものに変更したことがあるそうです。
しかし、まさかの!
フィンランド人客の要望により、
現在のバージョンに戻したとのこと。
お隣同士の国でも好みが分かれるんですね。
ですのでもし、ボリューム満点のエビサンドを食べたいのならば、、
スウェーデンのイケアに行くしか方法はないということ。笑
でも、そんなわざわざ出かけなくたって材料さえあれば家で作れます!
もちろん、日本でだって!!
ボリューム満点!スウェーデン・エビサンドのレシピ
材料 (2〜4人分)
- 小さいむきエビ:2カップ
- ディル:大さじ2(みじん切り)
- マヨネーズ:150cc
- レモン汁:お好み
- レモンピール:お好み
- サンドイッチ用のトースト:4枚
- 出来るだけ小さい魚卵:大さじ4
- みじん切りアサツキ:5本ほど(好みで)ない場合は小葱でもOK
- 茹で卵:2〜4個
- キュウリのスライス:8枚ほど
作り方
1)むきエビ・ディル・みじん切りしたアサツキをマヨネーズで和えます。
2)そこにレモン汁とレモンピールで味付けしましょう。塩胡椒をして好みの味にしても良いです。
3)パンを少しだけトーストします。
4)トーストしたパンの上に、スライスした茹で卵・キュウリのスライス・むきエビの和え物を豪快にのせます。
5)更に、その上に魚卵を上にのせたら出来上がり!
もしディルが残っていたら飾り付けとして散らすと見栄え良くなりますよ。
もうちょっとアクセントが欲しいというのであれば、
赤玉ねぎのみじん切りを和え物に少し混ぜてみてください。
これだけでお腹満足する人も多いと思います。
誰かがお家に来るときに作っておくと必ず喜んでくれる一品。
結構なボリュームなので、スウェーデンではメインディッシュと言われるのも納得です。
ぜひ、作ってみてくださいね。
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是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。
ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)