ベリー類、もしくはブルーベリーは「健康に良さそう」という感覚を持つ方が多いと思います。
しかし、具体的にどのように体に良いのかを知る方はそれほど多くないかもしれません。
今回筆者は科学論文を調べ、フィンランドのブルーベリー(ビルベリー、学名Vaccinium myrtillus L.)の健康に関する関係性を示す、2017年にブルガリアから発表された論文をご紹介します。
なんとフィンランドのブルーベリー(ビルベリー)は血管保護、消炎、抗がん、抗酸化、遺伝子保護、糖尿病予防、抗菌など様々の健康効果に関係があるそうです。
※研究の内容は細胞を対象にしたり、ネズミの動物実験であったりします。人体を対象とする研究ではないため、人間の健康によいと直接言えないことをご理解ください。
※参考文献:Karcheva-Bahchevanska D.*1, Lukova P.2, Nikolova M.3, Mladenov R.2 & Iliev I.3, THERAPEUTIC EFFECTS OF ANTHOCYANINS FROM VACCINIUM GENUS L, International Journal of Medical Research and Pharmaceutical Sciences, Volume 4 (Issue 6): June 2017
※キートスショップ主催ヘルシンキブルーベリーツアーと現地ツアー
フィンランドのブルーベリー:ビルベリー
ほとんど知られていないですが、ブルーベリーにもいくつか異なる品種があります。
我々がよくスーパーで見かけるのはアメリカ原産のブルーベリーで、フィンランドにあるのはヨーロッパ原産のブルーベリーで本名「ビルベリー」です。
ビルベリーの木は高い10~40センチほどの背が低い木で、ベリーの実も8ミリほど小さいです。木自体の名前はセイヨウスノキです。
とてもジューシーで味が濃厚なのが特徴です。
アメリカのブルーベリー、フィンランドのビルベリー、リンゴンベリー(コケモモ)、ラズベリー、イチゴなどのベリー類には「抗酸化物質」が含まれているため健康に良いと言われています。
健康に有益な抗酸化物質アントシアニン
人間は常に酸素を吸い込み、体内で酸化反応が行われることでエネルギーが作り出されています。
しかし、酸化反応の副産物として「活性酸素」というものも生まれ、細胞や遺伝子にダメージを与えてしまいます。
細胞や遺伝子が長期的にダメージを受けることで老化現象ががん細胞が生じてしまいます。
そこで、「抗酸化物質」を摂取すると活性酸素を抑えることができ、老化現象を遅延させたり、がん細胞の発生を抑えたりすることができ、アンチエイジングや抗がん効果が生まれるわけです。
※わかりやすく説明するため、厳密的に科学的に100%正しい言い方ではないことをご理解ください。
そして、ベリー類の中に「抗酸化物質」が多く含まれています。
特にフィンランドのブルーベリー(ビルベリー)には豊富な抗酸化物質が含まれています。
しかも他のベリーと比べて断トツに多いです!
詳細は下記リンク内の記事に説明しております。
参考記事:フィンランドのブルーベリーに抗がん効果あり!?ブルーベリー、ラズベリー、クランベリーの抗酸化効果は?
その抗酸化物質は「アントシアニン」(ANTHOCYANIN)というものです。
アントシアニンは体に様々な健康効果がある可能性が示されています。
アントシアニンによる血管保護、消炎、抗がん、抗酸化、遺伝子保護、糖尿病予防、抗菌効果
フィンランドのブルーベリー(ビルベリー)と糖尿病の関係について、ビルベリーに豊富に含まれているアントシアニンは血糖値を下げ、すい臓細胞を保護し、インスリンの分泌を促進し、糖類の吸収を抑えるなどの効果があります。
そのため、糖尿病の予防効果があると推測されます。
消炎効果について、31名の患者に4週間連続にビルベリーのジュースを飲んでもらうと炎症を表すマーカ数値が明らかに低下したそうです。
血管保護に関してもビルベリーは効果を示しています。
ウサギにおける動物実験ではビルベリーの抽出物を使用すると、微小血管において物質の浸透率が向上し、ビタミンの不足に対しても抵抗力が向上しました。
また、抗菌効果について、Streptococcus mutansとFusobacterium nucleatumという人間の口によくある虫歯や歯周病を引き起こす細菌について、実験行われました。
ベリー抽出物の濃度がある程度超えると、この2種類の最近の繁殖が抑えられることが確認されました。
その濃度は新鮮なリンゴンベリー(コケモモ)3グラム(大匙1)程度で十分だそうです。
ベリーを食べると、歯周病や虫歯にも強くなりそうですね!
※リンゴンベリー(コケモモ)です。
抗がん効果と抗酸化効果について、すでに別の記事にてご紹介しておりますので是非ご参照ください!
参考記事:フィンランドのブルーベリーに抗がん効果あり!?ブルーベリー、ラズベリー、クランベリーの抗酸化効果は?
更に、遺伝子保護と情緒安定化について、ネズミにおける実験が行われました。
30日間にわたってネズミにベリーを摂取させると、テストで長期記憶力が明らかに向上し、不安反応が減少し、脳における遺伝子の損傷も少なくなったそうです。
ベリーをたくさん食べると記憶力向上と情緒の安定化にも寄与するようですね!
いかがでしょうか?
ベリー類はこんなに体に良さそうですね!
これからもっと様々なベリーを食べたくなりませんか?
フィンランドのブルーベリー(ビルベリー)は特にアントシアニンの量が豊富です!
是非お店でビルベリーを探してみてくださいね!
※参考文献:Karcheva-Bahchevanska D.*1, Lukova P.2, Nikolova M.3, Mladenov R.2 & Iliev I.3, THERAPEUTIC EFFECTS OF ANTHOCYANINS FROM VACCINIUM GENUS L, International Journal of Medical Research and Pharmaceutical Sciences, Volume 4 (Issue 6): June 2017
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1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
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「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
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