フィンランドは日本の都会のように高いビルや高層マンションが殆どない国です。
ヘルシンキ市の中心部から少し場所を離れると更に広がる、だだっ広い土地。
その中で景色を見渡すと目立つのが給水塔です。
日本にもいくつか給水塔がありますが、日常で触れることは滅多にないのではないでしょうか?
イメージとしては「とりあえず大きい塔」と、あまりピンとこない方が多いはず。
フィンランドの給水塔は皆さんの想像するようなところとはちょっと違います。
ヘルシンキ近郊の給水塔はツーリストが知らない観光スポット!
フィンランドの首都ヘルシンキ、
そしてヘルシンキ市のすぐとなり、エスポー市(Espoo)ヴァンター市(Vantaa)は
ヘルシンキ市民にとってとても身近な街です。
ちょっとバスや電車に乗るとすぐに隣の市に入りますからね。
これら3つの市内、ヘルシンキ近郊にある給水塔は現在、11塔も稼働中です。
給水塔は上部に貯水タンクを備えた塔で、用途は主に2つ、
貯水と水道本管の圧力を維持すること。
「ふぅーん、あっそ。見かけたら写真撮るわ」
だけじゃもったいない!!
給水塔でお食事できるんですよ!
高いタワーから素敵な景色が一望できるんですよ!
誰が給水塔をデザインしたか知っていますか?!
フィンランドを代表する建築家・デザイナー、アルヴァ・アールトの給水塔
情報・写真引用:Wikipedia -Luettelo Alvar Aallon suunnittelemista rakennuksista
建築デザインやフィンランドが好きな方だったら何度も聞いたことがある有名人、
フィンランドを代表するデザイナー
彼は建築から家具、食器などそれはそれは数々のモノをデザインしてきた人です。
アールト自邸もヘルシンキ市内にありますし、フィンランディアホールも有名です。
彼がデザインしたアルテック社の家具やイッタラのグラスなどそこら中がアールト。
そのアルヴァ・アールトが
ヘルシンキ市からほんのちょっと離れたところにある
オタニエミ給水塔の建築デザインをしたのが彼です。
場所はエスポー市のオタニエミ(Otaniemi)という所で
バスに乗っていると突如現れる大きな塔。
アールト大学(以前はヘルシンキ工科大学)のキャンパスの近くにあるので
いい目印になります。
実はアルヴァ・アールト、このオタニエミ地区の設計者でもあります。
なので、この給水塔を建てるにあたって適切な場所をも提案しています。
この給水塔は1971年から72年に建設され、
典型的な給水塔とは違って多機能で
頭上の給水塔とその下には暖房センターとオフィスビル、
塔の上部には研究室もあり、アンテナ測定ができたりします。
近くにあるアールト大学の建物も彼が手掛けた有名な建物のうちの一つ。
建築が好きな方、アールトが好き方はよく大学のキャンパスに足を運ぶ方が多いですが
せっかくですからこの給水塔も忘れずにご覧になってくださいね。
※アールト大学は2010年にヘルシンキ工科大学、ヘルシンキ経済大学とヘルシンキ美術大学の3校が合併してできた大学です。アルヴァ・アールト自身はヘルシンキ工科大学の卒業生でありながら、ヘルシンキ工科大学のオタニエミキャンパスの設計に手掛けたこともあり、合併した新大学を彼の名前で名付けました。
フィンランドの給水塔レストランは穴場中の穴場スポット!
日本にお住いの方!
まさか、現在も稼働中の給水塔にレストランがあるとは思いもしないでしょう!
実は、あるんですよあるんですよ!
もう、フィンランドへ旅行しに来る人の殆どの方が知らないレストラン。
でも、行く価値は充分が溢れるほどあります!!
場所はこれもまたエスポー市ですが、
ヘルシンキ中央駅から地下鉄、またはバスで行けます。
情報・写真引用:offGridQuest.com -water Storage? You have got to see this!
ハウキラハティ給水塔、ハウキラハデン ヴェシトルニ(Haukilahden vesitorni)
という見た目がもうUFOにしか見えないような建物。
1969年の春、とあるご夫婦がこの給水塔を借りたのがきっかけで
それから今日に至るまで家族三世代を経て経営されてる伝統的なレストラン。
ここではスカンジナビア料理を主にいただけます。
ランチビュッフェはもちろん、
夜のディナーも素敵でジャズミュージックやクリスマスディナーなど、
毎月テーマを変えて営業されているところ。
もちろん、高い給水塔の上から眺める景色は素晴らしいもので
ヘルシンキ市からエスポー市、そして近くにある海も一望できます。
どうしてこんなにも素敵なところ、知らない方がすごく多いのか、、。
地元の方はご存じですが、ちょっと町を離れると
「え?!あんなところにレストランあったの?!」
なんて言う人は実は多いんですよ。
観光者にとっては本当に穴場中の穴場!
せっかくフィンランドまで旅行に来られるんだったら
美味しいお料理、フィンランドの景色、給水塔!!
全部、一度に味わってはいかがでしょうか?
詳細情報
- レストラン名:Ravintola Haikaranpesä
- 営業時間:
月曜~金曜日11:00〜16:00(入店14:00までに)
土曜 ・日曜12:00~18:00(入店16:30まで)
定休日:クリスマス時期・1月1日など祝日(ホームページにて確認必要です) - 予約:ネット上で予約可能。
- レストランホームページ:Ravintola Haikaranpesa(予約、メニュー、価格の確認が可能、英文・芬語のみ)
- 住所:Hauenkallio 3, Haukilahti Water Tower 02170 Espoo
フィンランドの給水塔、普通は景色の一部として一瞬目にとまるくらいで終わっちゃいますよね。
遠くから見るのもいいですが、中身がどうなってるかは分からないもの。
そりゃフィンランド観光ガイドブックにも載っていないですから
知る由もないですよね。
フィンランドへ観光に来られた際には是非、ドーンと建っている給水塔にも目を向けられるとちょっと楽しくなりますよ。
情報・引用:HSY -vesitornit
情報・引用:ARK-BYROO -Otaniemen vesitorni
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是非使う目的、場所に合わせて自分に合う一枚をお選びください。
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)