フィンランド屈指の建築家・デザイナー【アルヴァ・アールト】の自邸大公開

公開日:2017年1月19日  更新日:2020年1月13日  関連分類: 

アルヴァ・アールトの自宅の正面ドア。シンプルだが優雅を感じますね。

 

フィンランドの著名な建築家・デザイナーであるアールトはヘルシンキに移るためにヘルシンキのムンキニエミというヘルシンキ西側のエリアに1934年土地を購入し、1936年までに自宅兼事務所を建てました。

 

彼は自宅をフィンランドのある古い農家に例え、シンプルな素材と無造作な建築手法によって全体的な調和が生み出されるとしています。

 

※アルヴァ・アールトの3分間でわかる生涯概要

フィンランドのデザインを語る上で外すことのできない人物、それがアルヴァ・アールトです。建築家、デザイナー、彫刻家、画家で、幅広い分野でいろいろな製品を世に送り出しまし…...続きを読む

 

 

建築物自体は3階層(1階、1.5階と2階)で構成され、

1階には玄関、キッチン、ダイニング、リビングで、

1.5階は仕事用のスペースと小さな図書室、

2階はロビー、寝室3つ、客室1つとバスルームがあります。

 

 

※キートスショップ主催ヘルシンキ現地ツアー

せっかくフィンランドに旅行に来たのだから、首都ヘルシンキ以外も訪問したいという方におすすめのページです!ヘルシンキから行ける日帰りオプションツアーや、日帰りで訪れるこ…...続きを読む

 

 

 

 

リビングルームからフィンランドの70年代(日本の昭和のような時代)を感じます。

 

 

仕事場には西側から光を取り入れ、スタッフ数名が仕事できるスペースが用意されています。奥にあるのは小さな図書室で、右側にある引きドアは日本デザインの影響を受けているそうです。

 

決して広くないが、2階にある気持ちよさそうな寝室。

 

 

建築の構造は鉄骨の柱とレンガで構成され、水平部分は鉄筋コンクリートです。

 

2階床は断熱材として機能する軽量コンクリートを使用し、屋根部分は鉛入りのアスファルトシートで防水。

 

 

デザインライトはかわいいでしょう!

 

 

 

2面から光が入るので仕事しやすそうなデスクです。

 

 

アールト本人は日本に行ったことないですが、本や文献などによって日本文化の影響を受けてカーテンは和風なものを。

 

 

構造に関し、「住宅における自然光、テラスや各部屋の方位、風の遮蔽について最適な方法を求める」と。

 

フィンランドの厳寒気候によって外壁の断熱効果が必要であり、建築物の場所によって絶熱ボードを使用し、交互に狭い空洞を間に残して断熱効果を高めます。

 

 

アルヴァ・アールト自宅の庭から見る風景。昔はここから海まで見えたそうだが、今目の前はグランドです。

 

 

アールトの自邸は1998年まで居住用として使用され、その後所有権はアルヴァ・アールト財団に移され、建造物保護法の指定を受けながら一般公開されています。

 

 

自邸の全貌。決して広いとは言えないが、独特なデザインは今でもわかりますね。

 

 

アルヴァ・アールト自邸見学概要

  • 下記の決まった時間の室内ツアーに参加してください(自由入館はできません)。下記の時間より少し前に到着すればよいです。
  • 室内観覧ツアー時間
    • 1月:火~金 13:00、土日:13:00、14:00、15:00
    • 2~4月:火~日:13:00、14:00、15:00
    • 5~7月:火~日:12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
    • 8月:月~日:12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
    • 9月:火~日:12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
    • 10~11月:火~日:13:00、14:00、15:00
  • 入場券:通常22ユーロ、学生や年金受領者:11ユーロ、親に同行する18歳未満子供は無料。
  • 公式サイト:The Aalto House
  • アクセス:4番トラムでLaajalahden Aukioトラム停下車徒歩4分。4番トラムはヘルシンキ中央駅横にあるSOKOSデパートの前から乗車できます。
  • 住所:Riihitie 20, 00330 Helsinki
  • 地図

 

関連記事

ヘルシンキの街を素晴らしく一望できるサウナといえば観覧車(ゴンドラ)のスカイサウナでしょう。どんなサービスがあるのかご紹介。観覧車だけの体験も素敵なのでサウナなしでも…...続きを読む
ムーミンとムーミンの世界を作り出したフィンランドを代表する作家であるトーベ・ヤンソンを記念する公園です。ウスペンスキー寺院から少し足を伸ばしたところにあるので、小さい…...続きを読む
ヘルシンキの市街地で「路面で走るパブ」を見たことありますか?このSparaKoffに乗るには貸し切りか、夏期間にしか運営されない1時間ツアーに参加するしかありません!いつもと…...続きを読む
ウスペンスキ寺院やカウッパトリ市場のエリアにあり、2016年9月にオープンした複合水上施設です。「プール」「サウナ」「カフェ・バー」「レストラン」があり同時に全て楽しめる…...続きを読む
観光スポットでもあるシベリウス公園を含めたおすすめ散策ルート「シベリウス公園」→「Regattaカフェ」→「ヒエタニエミ散策」のご紹介。シベリウスについても紹介しているので公…...続きを読む
ヘルシンキ観光地の中心地と言えばカウッパトリ(マーケット広場)です。周辺にたくさんの観光地があるだけではなく、カウッパトリで地元の人々も訪ねる屋台を見たり、ローカル料…...続きを読む

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら