アラビアは1950年代に最初にムーミンキャラクターを子供用のお皿に導入したが、マグカップにムーミンシリーズを本格的に発売し続け始めたのは1990年以降です。
1990年以降、ムーミンの物語に登場した多くのキャラクターたちはもちろん、様々な原画のシーンがマグカップのデザインに使用され、多くのムーミンマグカップが発売されてきました。
その中に季節限定、クリスマス限定や特別記念限定などのムーミンマグカップが特別なテーマ且つ数量限定もしくは期間限定なので、ムーミンマグカップのファンもしくはコレクターたちにとっては貴重なものになっています。
今回はアラビア(イッタラ、フィスカルスグループ)が2017年に発売した3種類の限定ムーミンマグカップを紹介していきたいと思います。
2017年特別記念マグカップ:アラビアとムーミン谷美術館コラボ
フィンランドのタンペレ市にあるムーミン谷美術館は2017年に市内の別の場所に引っ越し、同時にリニュアルオープンしました。
※参考記事:北欧フィンランド・タンペレお薦めの観光地:ムーミン谷博物館(Moomin Museum)
その記念として、ムーミン谷美術館とアラビアがコラボして生まれたのはこの「特別バージョンムーミンマグカップ2017」です。
マグカップに使用されたのはムーミン谷美術館の入り口にも飾られてある絵で、本来は「Finn Family Moomintroll」の表紙に使用されていた絵です。
※写真出典:https://www.moomin.com/
この絵にはムーミン谷の日常、ムーミンたちの生活、ムーミンの世界が表されているとてもかわいいらしい一枚です。
ムーミンたちは雲で遊び、ムーミンパパは音楽を楽しみ、他の人々は緑いっぱいの森をゆっくり散策しています。
正にフィンランドの夏のような雰囲気ですね。
また、マグカップの裏には通常のペイントしているムーミンではなく、ちらっと後ろを向いている様子のムーミンが刻印されています。
2017年夏限定マグ:サマーシアター
アラビアムーミンマグカップの2017年夏限定バージョンのテーマは「サマーシアター」です。
デザインの模様はムーミン谷のみんなが演劇パフォーマンスをするために色々準備している様子が描かれています。
登場人物のムーミン、ムーミンパパ、フローレン、リトルミィとライオンはトーベ・ヤンソン1954年に出版された著作「Moominsummer Madness」(ムーミン谷の夏祭り)にあるイラストを採用して使用しています。
※写真出典:https://www.moomin.com/
サマーシアターの物語の始まりは、ムーミン谷に洪水が来たことよってムーミン一家が避難せざるを得ないことでした。
それで水の上に浮いている家を見つけ、みんなは家の中に入って避難しようとしていました。
しかし、その家に入ってみたら、それはただの家ではなく、なんと映画スタジオでした。
そのスタジオの中にいる動物と友達になっただけではなく、洪水によって離れ離れになったムーミンに来てもらうため、ムーミンパパやムーミンママたちは演劇をしたくなり、脚本まで書いていました。
それで、みんな自分の演じる人物を選び、演じることを楽しんでいました。
最終的にムーミンが再びムーミンパパとムーミンママに再会することができ、みんなも演劇で日々を楽しんでいました。
この話にはトーベ・ヤンソンが伝えたいメッセージがあります。
「辛い時でも楽しく過ごそう!」
「誰でも自分のなりたい人、なれる人を演じることができます。たとえ想像すらしたことのない人でも」
ムーミンマグカップを使ってコーヒーを飲むときに、カップの絵を見て楽しみながらもその中の深い意味を考えてみるのもいいかもしれませんね。
2017年冬限定マグ:スプリングウィンター
2017年10月1日より発売の2017年冬限定ムーミンマグカップのテーマは「スプリングウィンター」です。
冬のムーミン谷は白雪に覆われ、一面銀色の世界になっています。
春の到来に連れ、日が徐々に伸び、気温も徐々に上がってきます。
その中でムーミンは真冬の中に目が覚め、再び眠ることができなくなってしまいました。
ムーミンは初めて目にする冬のムーミン谷に踏み入り、いつもの場所で新しい冒険を始めました。
その途中にリトルミィやトゥーティッキに出会い、一緒に冬のムーミン谷の様々な場所を探検し、珍しい時間を楽しみながら新しい経験をしています。
その時南の世界で旅しているスナフキンはムーミンとの約束を果たして春の一日目にムーミンに会うため、旅からムーミン谷への道を辿り、濡れた雪に一歩ずつ踏みながらムーミン谷に向かっていますね。
スナフキンは再会の日をとても楽しみにしているでしょう。
※写真はMoomin.comより引用。
※アラビア ムーミンマグカップ:スプリングウィンター 2017年 冬限定
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