セイヨウイラクサ・食用でも刺毛に注意!

公開日:2020年4月16日  関連分類:

 

フィンランドの春から初夏にかけては、目に見て世界が変わる時期。

 

そこら中の植物が芽吹き、色鮮やかな景色に変わります。

 

 

その中でも、ちょっと注意したい植物も確かにあります。

 

それはノッコネン(Nokkonen)と言われるフィンランドのセイヨウイラクサ。

 

 

肌を露出した服装でちょっと茂みに入れば、たちまち肌はチクチクと痛みを出しながら腫れてくることでしょう。

 

 

そんな厄介なイラクサですが、実は食用として食べることができます。

 

 

 

 

伝統的な食用植物セイヨウイラクサは栄養素たっぷり

フィンランドの野生野菜の中で最も有名な栄養素たっぷりのものといえばセイヨウイラクサ。

 

どこでも生息していますので、正しく採取すれば問題なく簡単に識別することができ、手に入れることができます。

 

 

フィンランドでイラクサは昔からハーブの様に扱われきた植物。

 

何世紀にもわたってイラクサはほとんどの機会において何にでも効く薬でした。

 

 

例えば、肺や胃、尿の問題の時に用いられていただけでなく、

 

もろい髪や爪の改善に、

 

疲労感の改善や性的機能の強化剤、

 

前立腺肥大の予防、関節痛の緩和など

 

 

更には、犬の咬傷やペットの薬にまでも使用されてきたほど。

 

 

さて、どれだけの栄養素があるのか?

 

 

例えば、

 

ビタミンCが豊富だと言われる葉野菜のほうれん草にはビタミンCが100g中に45mg含まれています。

 

が、セイヨウイラクサには175〜200mgも含まれています。

 

 

その他、鉄分もほうれん草より多く、

 

カルシウムは牛乳よりも多いのです!

 

 

他にもまだまだ、

 

マンガン、亜鉛、セレン、カリウム、マグネシウム、ビタミンA、E、K1、B、葉菜、アミノ酸が豊富で、

 

これらに加えて、イラクサの種には、人が必要とする全ての脂肪酸と、ビタミンEが豊富に含まれていて、数え切れないほどの栄養素が詰まっています。

 

 

「綺麗なバラにはトゲがある」とは言いますが、「栄養豊富なイラクサにもトゲがある」そんなとこでしょう笑。

 

 

面白いことに、

 

16世紀〜17世期には、イラクサの使用が女性の間で禁止されました。

 

それはイラクサが女性の性的欲求を高めたためだと言われています。

 

 

 

 

セイヨウイラクサ・ハンターのプロは素手で採取!!

どこにでも生えているセイヨウイラクサですが、チクチクと細かい針の様なものが葉や茎から出ています。

 

 

ここに触れてしまうと、針の表面が壊れ内部からギ酸の様な液体が飛び出します。

 

この液体が人の肌に痛みを与えてしまうのですが、若芽のイラクサからはほんの少ししか出てきません。

 

 

そのイラクサの若芽のところを摘んで採取し食用にするのですが、

これは初心者にとってはまだまだ苦痛。

 

 

熟練した方だと素手で採取できますが、プロ技を持っていない者には手袋をして採取という手段が一般的です。

 

 

このチクチクしてしまう厄介な要素は、お湯に通すだけで簡単になくなってしまうのでできる限り安全に持ち帰りたいのであれば、お湯を入れたポットを持ち歩くことが良いでしょう。

 

そう、沸かした熱湯でなくとも「お湯」で充分なのです。

 

 

フィンランド人はイラクサを乾燥させるのにサウナを使っていた!

イラクサは同じ場所から少なくとも夏に二回収集できます。

 

例えば、初夏に一度、そして晩夏に二回目。

 

 

フィンランドにはたくさん生えているイラクサは人々によって夏にたくさん収集されます。

 

そのため、保存は不可欠!!

 

 

一般的な方法は乾燥させて保存する方法ですが、

 

 

さすがフィンランド!

 

 

その昔、フィンランドではサウナの余熱を利用して乾燥させていたことがあります。

 

今でもドライ保存するために色々なものをサウナ利用して乾燥させる方が少なからずいらっしゃいます。

 

 

ただしセイヨウイラクサの場合、40度以上の熱を加えてしまうとせっかくの栄養素が飛んでいってしまうので、今では温度調整しやすいオーブンを使う方が殆どでしょう。

 

 

 

 

セイヨウイラクサはどうやって食べる?ドリンクも!!

イラクサは、スープやパンケーキ、キッシュにパイ、何にでも合います。

 

ほうれん草の代わりに使う様なイメージで利用されることが殆ど。

 

ですのでスムージーにしてもいただけます。

 

 

中には煎じてお茶にする人もいるのだとか。

 

 

面白いのが、フィンランドの酒屋さんにはノンアルコール飲料(厳密には0.3%の微量アルコール入り)として商品化されたドリンクが売られています。

 

 

これが、爽やかな味でとっても美味しいイラクサドリンク。

 

330mlで2ユーロ(240円)ぐらいなので手が伸ばしやすいお値段。

 

*1ユーロ=120円

 

 

フィンランドでは丁度これからがセイヨウイラクサであるノッコネンの時期になります。

今年も手袋をはめて摘む頃になってきました。

 

 

情報・引用:Arcticwarriors -Nokkonen – rautaisannos ravinteita

情報・引用:Martat -Nokkonen

 

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