今回は、『ムーミンパパ、ニョロニョロと旅をする(その1)』の続きになるお話です。
前回の記事では、ムーミンパパがニョロニョロたちと旅をすることになった経緯、そしてその旅がどんなものだったかをお話しました。
「ぼくはもうベランダでお茶なんかをのんではいられないぞ」
ニョロニョロたちを見て冒険家魂を燃やし、家族のことも顧みずに飛び出していったムーミンパパ。それなのに、その先にあったのは、ムーミンパパの夢見る冒険なんかとは程遠いものでした。
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ニョロニョロとの旅の中でムーミンパパの心境に起こった変化
ニョロニョロたちについていくムーミンパパは、次第に様子がおかしくなってきてしまいました。
次第に生気がなくなり、無口になっていくムーミンパパ。
その目に映るのは海の青だけ。
その様はまるで、ニョロニョロたちのようでした。
ムーミンパパを始めとして、ムーミン一家はいつも、どんなことだって楽しいイベントにしてしまいます。つまらないお皿洗いだって、海で波に乗りながら楽しくしてしまうし、草ボウボウのお庭だって、彼らにかかればジャングルに見立ててしまえます。
それなのに、ニョロニョロたちの旅といえば、どうでしょう。ただただ静かに、ユラユラ、ユラユラ。ジョークのひとつだって言わないし、面白い遊びを考えることもありません。
そんなニョロニョロたちは、遊びの天才であるムーミンパパの手にも負えなかったようですね。
ムーミンパパだって始めは、ニョロニョロたちの間に広がる沈黙に、神秘的な何かを感じたりもしていました。それでも、そればかりだと次第に腹立たしさも感じ始めました。
ムーミンパパがニョロニョロたちに対して抱いた期待は、見事に裏切られてしまったのです。
ムーミンパパは、自分たちには知らないだけで、ニョロニョロたちは何かとてつもないロマンを求めて旅をしているのかもしれない!……なんて、考えたりもしていたのかもしれません。
しかし、ふたを開けてみるとそんなものは一つもありませんでした。
ムーミンパパが見た、ニョロニョロたちの真実
ニョロニョロたちは、自分たちが生きていくためのエネルギーとして雷を追い求め、雷が落ちそうな場所を探してさまよい、集まって雷に打たれては充電し、また次の旅を始めます。彼らの旅は生きるためのものであって、それ以上でも、それ以下でもなく。
そこには、ムーミンパパの夢見る冒険などありはしなかったのです。
ニョロニョロたちは、ものを感じることも、考えることもありません。
そのことに気が付いたムーミンパパは、ニョロニョロたちのボートをひとつ奪い、家に帰ることにしました。
ニョロニョロたちの精神世界は理解できない方が良い、というのが、ムーミンパパがこの旅で導き出したひとつの結論だったのです。
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この旅を通してニョロニョロについて再度考えてみた(その3)もぜひご覧下さい。
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1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)