サウナ女子にとって月に一度の悩みどころといえば生理の時や気分が落ち込んだり体調が優れないPMS(月経前症候群)時のサウナでしょう。
今回は、生理時のサウナのことや、PMSとサウナの関係のお話。
そして、サウナの本場フィンランドの女性はどう対処しているのか?
そして男性は女性の生理中のサウナ入浴どう思うのか?
などにも触れていきましょう。
もくじ
生理中のサウナはOK?それともNG?
日本の場合だと、「生理中の方のサウナ入浴はお控えください」と断られてしまう場所も存在します。
これは、
- 施設の設備が汚れないためでもあり衛生管理を保つため
- 客側に何かトラブルがあっても責任持てません
- 嫌がる他の利用者がいると想定
というのが大きい理由でしょう。
そう、人体的な理由ではなく営業的な意味でのお断りです。
しかし、サウナ施設によってはハッキリとお断りされていないところもあります。更に最近ではテントサウナも流行っていますね。
そう、サウナに入れる機会はあるけれど、そもそも身体的にはどうなのか?
まず、生理による体調不良が重い場合は絶対にサウナ入浴はやめておきましょう。
無理をしてまでサウナ入浴することはありません。
そして、生理中の貧血症状がひどい方は注意が必要。
生理時の出血量が多いほど経血と一緒に鉄分が失われてしまい、普段大丈夫な人でも生理中だけクラクラっとしてしまう原因です。
こんな時の高温のサウナの熱で頭がフワーっとボケーっとしてしまうのは「ととのう」ではなく貧血によるものかもしれません。
これが勘違いしやすい!
高温のサウナ入浴後に気分が悪くなってしまう人もいることでしょう。
私はそこまでじゃないという方はというと・・・
「遊びに行けるけどお腹がちょっと重いくらい」
「体調はいつも通りだけど二日目」などの判断に微妙な時ですね。
実は、生理中のサウナは基本的に言えば身体的に絶対ダメともいえないのです。
サウナ入浴で血流がよくなることは生理中であってもそうでなくても女性の身体にはとても良いことがあります。
プロスタグランジンという痛みを発する物質の代謝が促進され、生理中の痛みや重いだるいなどを緩和する効果です。
「生理痛は温めると良い」と言われるのはこのためですね。
全てにおいて自己責任ですが、
生理中のサウナ入浴であっても無理のない程度なら逆に身体に良い効果をもたらすものなのです。
サウナでPMS(月経前症候群)の悩みとおさらば!
PMSとは多くの場合、生理前から始まる体調不良や精神的な不調のこと。
生理前にイライラしたり無性に悲しくなったり、人によっては肌荒れやむくみに悩まされたりと症状は人それぞれです。
この根本的な原因、全てはホルモンの影響が大きく関わっていることが知られています。
女性の身体って本当にデリケートです。
- ストレス
- 性格やモノの捉え方
- 食生活
- 自律神経の乱れ
- 体力の低下や運動不足
これらがとても敏感に影響を与えます。
この厄介なPMSを完全治療とまではいきませんが、驚くほどの緩和させる方法のうち一つにサウナがあります。
サウナ入浴の温かい蒸気が身体全体を覆い、血行をよくしつつもリラックス効果が得られるので一石二鳥!!
日本人女性だけでなく、フィンランド人女性でもこのサウナ入浴でPMSがかなり緩和されたという声もびっくりするほどあります。
女性のからだに大きなメリット・身体を温める&リラックスのサウナ効果
自覚している人もいると思いますが、意外と身体が冷えている女性は多くいます。自分の冷えに気づいていない人も少なくはありません。
1)冷えの改善
女性にとって冷えは身体に大きな影響を及ぼします。
サウナ入浴していると熱さに少しなれてくる時がありますが、これは副交感神経の働きで欠陥が開いている証拠。この時こそが血流を良くしている時です。
ちなみに、生理中以外の時には温冷効果を利用しましょう。
身体が低温にある時は交感神経が刺激され、血管が締まります。それからちょっと休憩していると今度は副交感神経がグンと上がってきて血管が緩み、血流がよくなる仕組み。
これを繰り返すと血管が強化され、ドロドロと流れていた血液がサーっと流れるようになります。
身体がポカポカしてくるのはちょうどこの時。
2)ストレス改善・リラックス効果
汗をドッとかいてさっぱり!なんてこともよく耳にしますが、女性はやっぱりじんわりじっくり汗をかいてリラックスを感じることの方が多いもんです。
特に生理中やPMSを感じている時は、ほっこりまったりをモットーにサウナ入浴を楽しむことが基本となります。
熱さのストレスを感じることはその緊張がほぐれた時にリラックス効果を発揮しますが、じんわりと汗をかいていくことでも神経や筋肉の緊張、更には精神的な緊張もほぐれていきます。
これはストレスなどで活発になっていた交感神経の働きが弱まることで「ほぐれる」という意味なので身体面・精神面どちらにおいても効果的なのです。
サウナ本場のフィンランド人女性は生理中の時、サウナに行くの?
はい、行きます。
前述にも書いたように、生理によるとてもひどい症状がない限りは普通にサウナ入浴するフィンランド女性。
タンポンを使って入浴する人もいれば、まだまだ例は少ないですが月経カップを使ってサウナ入浴する人もいます。
生理の経血が少ない場合はタンポンなしで入浴する人も少なくはありません。
この場合、自宅のサウナ入浴ということになりますが、多くのフィンランド女性が衛生面を考えてサウナではお尻の下にタオルを敷いたりと工夫をします。
このことにつてフィンランド男性はどう思っているのかというと、意外にもそれが普通なんじゃない?という考えです。
フィンランドでは生理に対するサウナ入浴の考えがとてもポジティブに受け止められています。
生理中やPMS緩和におすすめする・サウナの種類や入り方
サウナにも色々な種類、そして入浴方法があります。
赤外線サウナでは主にスポーツをする人やアスリートの人には向いていますが、生理中やPMS緩和にはちょっとチマイチだったりもします。
最もおすすめするのは、フィンランド式サウナでしょう。
蒸気をあげることによって身体の隅々まで温めることができるので、お肌の保湿にも気管支にも優しくリラックス効果がよりよく感じられます。
その際、高温のフィンランド式サウナよりも、70℃ほどのサウナをおすすめします。
じっくりじんわりが決め手。
ゆっくりと身体の芯まで温めることが大切なので、クールダウンするための温度差が激しいキンキンに冷えた冷水シャワーや水風呂は控えておきましょう。
それよりも少しぬる目と感じるほどのシャワーでクールダウンし、サウナ休憩中は水分をこまめに取るように。
日本には色々なサウナ施設が存在しますが、
高温すぎないサウナ施設選び、そして照明が暗めのところを選ぶのもちょっとしたコツです。
サウナ室内の明るさは思っている以上にリラックス効果を左右します。
*本場フィンランドのサウナ入浴方法はこんな感じ!
参考:フィンランドのサウナを楽しむための7つのステップとエチケット
いかがでしたか?
少しでもサウナ好きの女性のためになれば幸いです。
あくまでも自己責任ではありますので無理のない程度でサウナ入浴でリラックスしてくださいね。
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
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