写真引用:https://yle.fi/
一言にサウナと言っても世の中には様々なサウナがあります。
どんなサウナが自分に合っているのか知ることも、サウナを楽しむうえではとても大切なこと。
今回は、
- サウナの種類、
- フィンランドのサウナを堪能するための入浴ステップ
- フィンランドのサウナでのエチケットマナー
をご紹介します。
サウナの種類は主に5つ
より一般的なサウナのタイプをみて、それぞれがどのように異なるかを確認してみてください。
自分に合うサウナ、体験してみたいサウナを探してみましょう。
薪サウナ
「伝統的なフィンランド式サウナ」と言われるのはこの薪サウナです。
薪を燃やしてサウナストーブを加熱することによって作られるサウナ。
サウナとして必要な温度は、ストーブで薪が燃える炎の量を調整することによって作られます。
伝統的なフィンランド式サウナである薪サウナの理想的な温度は、
サウナベンチから測定して最低でも65.5℃です。
燃やす薪の種類によってサウナの香りが変わってくるのも面白いところ。
ストーブに水を投げ蒸気を出すことでサウナ室内の湿度をコントロールできます。
電気加熱式サウナ
こんにち、フィンランドのほとんどの人々は1950年代から使用されている電気加熱サウナを使用しています。
このタイプのサウナは、効率的で安全、そしてスタイリッシュで使いやすいという利点があります。
最近ではよりサウナを使いやすくするため、サウナ室内の温度調節をリモコンでしたり、壁と床にヒーターがついているサウナ室もあります。
スモークサウナ
フィンランドで一番古い時代から親しまれているサウナといえばスモークサウナです。
このサウナ内には薪で温める巨大なストーブがありますが、他のタイプのサウナとは異なり、煙突がありません。
数え切れないほどのサウナストーンを加熱するため、たくさんの木を燃やすことによって何時間も薪を燃やす必要があります。
サウナを加熱している間、煙はサウナ室内にこもりますが、最後に室内を換気した後は本格的なサウナを楽しむことができます。
室内の壁が煙のすすで黒いのが特徴、スモークサウナならではの香りを感じられるサウナです。
このような煙のスモークサウナはこの時代フィンランドでも非常に珍しく数少ないサウナ。
スチームサウナ
このタイプのサウナは、サウナというよりトルコ式のスパに似ています。
つまり、スチームルームの湿度、水分量は100%で、温度は伝統的なフィンランド式サウナよりもはるかに低くなっています。
ベンチは通常、一段しかありません。
室内温度はサーモスタットによって制御され、49℃を目安に設定されています。
赤外線サウナ
日本で昔からお風呂屋さんにある多くのタイプがこの赤外線サウナです。
そう、サウナ室内で野球中継を見ている…そんなことが想像しやすいサウナですね。
赤外線暖房システムは、空気暖房よりも人の体温に基づいています。
赤外線サウナは水を使用しないため、蒸気は発生しません。
このタイプのサウナは、スポーツの前後に筋肉を引き締めるのに適しています。
また汗を流してリフレッシュ!という場合にも適しているサウナと言えるでしょう。
フィンランドのサウナを楽しむための7つのステップ
写真引用:https://kohokohdat.fi/ Photo: Susa Junnola
フィンランド人にとって、サウナは食事や睡眠と同じくらい生きていくうえで不可欠なものです。
サウナの一般的かつ不可欠な要素は「楽しみ」「気分をよくする」これが大きく関わってくることでしょう。
サウナ習慣に関する実際の厳しい規則や作法はありませんが、これらの手順で入浴すると、サウナ体験をより楽しくすることができます。
1)できれば全裸で入りましょう。
混浴サウナで裸になるのが難しい場合や嫌な場合をのぞき、できれば何も着用していない状態でサウナ入浴する方が存分にサウナを味わえるものです。
2)サウナ室に入る前にシャワーを浴びます。
シャワーはあなたの身体をきれいにしてリフレッシュします。
パブリックサウナではサウナ入浴前にシャワーに浴びることはマナー。
そして何よりも、濡れていない肌でいきなりサウナにはいると火傷するおそれもあるのでこれは欠かせません。
3)身体が発汗し始めるように、10〜15分サウナ室に座ります。
4)冷たいシャワーを浴びます。
夏、サウナの近場に湖や川、海があればぜひ泳いでみてください。冬でも無理のない程度で泳ぐこともできます。
身体が確実に温まる最初のサインは、冷たいシャワーが冷たく感じるのではなく、心地よく爽やかに感じることです。
5)シャワーの後は水分補給を。
コップ1杯の水、もしくは冷たいビールを程よい量で楽しんでも良いでしょう。
サウナを出てからここまでおおよそ10〜15分でしょうか。
後は、思う存分このサイクルを基本にサウナを楽しんでください。
6)身体を冷ます時間を与えます。
のぼせてしまってはサウナの楽しみが台無しです。
最後のサウナ入浴を終えたら身体を冷ますことも大切なステップ。
サウナを十分に楽しんだ後は、温かいシャワーを浴びて身体を洗い、タオルで水分を拭き取ってください。
7)サウナの後は、軽食やドリンクをお楽しみください。
フィンランドでサウナの後、最も一般的な食べ物は焼いたソーセージにマスタードをつけたもの。それとビールが王道です。
ただし、食べ物は好みの問題なので、一部のフィンランド人はサンドイッチを食べたり、好みの飲み物を楽しみます。
フィンランドのサウナで覚えておくべきエチケットマナー
まず第一に、
全てのフィンランド式サウナが男女混合サウナであるわけではありません。
ほとんどのスパや施設プールには、男性用と女性用の別々のサウナがあります。
公共エリアにサウナが1つしかない場合、男性用と女性用のサウナシフトがあることも。
男女混合サウナは、フィンランドの家庭では一般的です。
そして第二に、
サウナストーブに水をかける行為をフィンランドではロウリュ(Löyly)と言いますが、
このロウリュする役目の人は通常「目上の人が」「一番経験豊富な人が」という決まりはありません。
どちらかというと、ストーブに投げる(ロウリュの)水が入っているバケツに一番近い人の役目というのが一般的です。
自分がロウリュするとき、共同サウナでは「いいですか?」と一声かけ確認すると良いでしょう。
フィンランド人があなたをサウナに招待した場合は、快くいい返事をしてください。
フィンランド人がサウナに招待するということはあなたに心をめいっぱい開いている証拠なのです。
情報引用:https://saunaregion.fi/fi/
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
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