毎日必ず何回か、様々なタオルを使っているでしょう。
手を洗った後に手拭きのタオル。家族が職場や学校で食べる弁当を包むためのふきん。
書斎のデスクやリビングルームのテーブルに積もっているほこりを取り除くふきん(雑巾)。調理台の汚れや水分を拭き取るキッチンタオル。
皿を洗った後に濡れた食器の下敷きになるキッチンタオル。濡れた食器の水分を直接拭き取るディッシュタオル。
急須、湯呑やお菓子の下敷きになるティータオル。汚れたガスコンロを綺麗にするタオルなどなどたくさん使っていませんか。
それぞれのタオル(ふきん)は同じタオルではありませんよね!?同じ素材ではありませんよね!?その違いに気になったことありませんでしょうか。
ヨーロッパのほとんどの家庭で最も使われるタオルの素材は「リネン」と「綿」の混紡素材で、ヨーロッパのどこの家庭に訪ねても必ずキッチンやトイレに見つかるほど人気なアイテムです。
その人気ななぜでしょうか?
理由はその素材にあります!
リネンとは?
リネンは亜麻の繊維を原材料とした織物の総称です。英語では「Linen」、フランス語では「 Linière」と呼ばれ、「リンネル」とも呼ばれます。
リネンの歴史が非常に長く、実に紀元前3500年のエジプトにリネンは既に金、銀、穀物、ロープ、牛皮、陶器などと取引されていたそうです。18世紀に特に生産量が多く、イギリスでは鉄や小麦のような一般的な原材料として市場に溢れていました。
なぜリネンは吸水性も速乾性も高いのか?
亜麻繊維は無数の細い棒になっていて、それぞれの棒が中空構造になっています。
言い換えると、亜麻繊維は極細のパイプの集合体のような繊維素材です。
この中空構造によって水を吸収しやすいし、吸収するのが早く、吸収する量も多いです。
更に、亜麻繊維が中空構造であるため風が通りやすく、水の蒸発スピードが早いので、リネンが「速乾性」を持つわけです。
しかもリネンの亜麻繊維の繊維一本の太さは綿の2.5~3倍あるため、綿より吸水性も速乾性も格段と高いのです。
同じ理由で通気性も高く、乾燥しやすいのでばい菌は繁殖しにくく、他の素材より衛生的にもなります。
リネンは強い!
実はリネンの素材亜麻繊維の強度は非常に高いです。
実験では「引っ張られても破れにくい」抗張力が高く、「繊維(リネン材料の亜麻繊維を構成する細い棒)が折れにくい」ヤング率が高いという結果も見られています。
つまり、耐久性が高く、使っても使ってもボロボロになりにくい素材ということです。
更に、リネンは水に濡れると強度が増す特性があるため、机拭きふきんやキッチンタオルなど水回りで擦る場面でその強みがより発揮できます。
しかも、素材の特性として使えば使い込むほどリネンは機能性がより上がるだけではなく、素材自体も柔らかくなり、光沢感が増します。リネンは5年使うと最も美しいとも言われています。
【写真はMore Joy社のキッチンタオル:ノールディッククリスマス】
使う前の「水通し」
リネンはメリットが多い素材ですが、一つだけご注意頂きたいことがあります。
多くのリネン製品には見た目の綺麗さ(張りなど)や汚れ防止のため、薄い糊を製品表面に付けています。
リネン素材本来の特性を発揮させるため、新しく購入したリネン製品は一度「水通し」を行って頂いたほうがお薦めです。水通しで糊を落としたらリネン本来の吸水性がより発揮しやすくなります。
例えば、バケツに水を入れ、新しく購入したリネン・コットン製のキッチンタオルは使用前にまず水に4~5時間から半日ほど浸しましょう。あまり強く絞らずに引き上げ、日陰で乾燥します。
あまり時間のない方は洗濯機に入れて普通の洗剤で洗濯することで「水通し」を行うのもいいでしょう。
綿とリネンの共演
馴染みのある素材、綿。肌触りが滑らかで日本で多くの人々に愛されている素材です。
リネンの素材である亜麻繊維と同じく中空構造を持ち、高い通気性を持ち、強度も高い。
更に染色しやすい特性も持っているため、リネンと混紡した生地では亜麻素材から高い吸水性、速乾性、通気性と耐久性を維持しながらも肌触り感を向上させ、様々な色によるデザインがより表現されやすくなります。
家庭用ふきんやキッチンタオルとしての機能性
生活の中でふきんやタオルを使うシーンが多く、それぞれ異なる機能性が求められますが、家庭用ふきんやキッチンタオルに必要な機能性は何でしょう?
- 水や汚れを効率的に拭き取る「吸水性」
- 濡れた状態がいち早く乾燥する「速乾性」
- 常に肌と触れるためのしなやかな「柔軟性」
- 毎日使うからこそすぐボロボロになると困る「耐久性」
これらの特性と持ち合わせたのはまさに「リネン」と「コットン」混紡織物で作られたふきん(キッチンタオル)です。
[完全保存版]:キッチンタオルの使い方
参考情報
- https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB
- http://grn-sui.com/wp/cotton-linen/(ページは消されました)
- http://www.asanuno.com/oteire/oteire.htm
- http://www.tosco-net.co.jp/tosco/toscodic/whycoolasa.html
- http://diacleaning.com/blog/cotton/
- http://www.rakuten.ne.jp/gold/bathlier/b-cafe/choice/choice_towel.html
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是非使う目的、場所に合わせて自分に合う一枚をお選びください。
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)