結論から申し上げると、「難しい」です!
しかし、可能性はゼロではありません!
運が良ければヘルシンキでもオーロラを見ることが可能です。
実際に筆者の友人はヘルシンキでオーロラを見たことがあります。
では、どのような条件が揃えれば、ヘルシンキでもオーロラを見ることができるでしょうか。
その答えは「地磁気の強さ」「天気」「場所」「季節」と「粘り強さ」です。
目次
※キートスショップ主催ヘルシンキ現地ツアー
(1)そもそもオーロラの強さとは?
そもそも、オーロラの強さって何?地磁気って何?と疑問を持つ方は少なくないでしょう。
地磁気は太陽の表面で起きる爆発によって電気を帯びた粒子とのことです。
この電気を帯びた粒子が地球の磁気北極や磁気南極に吸引され、大気にぶつける時に光を放出します。
この光がオーロラです。
なので、この電気を帯びた粒子がたくさんたくさんあると、オーロラが強くなります。
この粒子が少ないと、オーロラが弱いです。
それで、太陽表面の爆発は毎日同じ状態ではなく、日によって強かったら、弱かったりします。
そのため、地球で見れるオーロラの強さも毎日変わり、強い日があれば、弱い日もあります。
そして、オーロラの強さは予測できます。
なぜなら、太陽表面に爆発が起きてから、粒子が地球に到着するまで十数時間から数日かかります。
なので、太陽表面の爆発状況を観測した時点で、十数時間後から数日後までのオーロラの強さを予測できるのです。
もちろん、さらに遠い未来のオーロラ予測も太陽表面の活動傾向から推測できます。精度はもちろん下がりますが。
(2)Kp5以上あれば、ヘルシンキでもオーロラを狙える!
オーロラの強さについて、「オーロラ予報!現在のオーロラ強度を確認!3日間内のオーロラ出現確率を予測!」記事でもご紹介させて頂いたが、地磁気の強さは「Kp」値で表示されます。
今後3日以内のKp値は「オーロラ予測サイトAurora Forecast」で確認することができます。
このKp値が高ければ高いほど、南でもオーロラを見る可能性が高まります。
Kp値が低いと、北の方に行かないと見る可能性がほぼないです。
例えば、Kp値が3があれば、フィンランド北部のラップランドやロヴァニエミでもオーロラが見れる可能性が高いです。
しかし、フィンランド最南端のヘルシンキだと、最低でもKp値が5がないと、見れる可能性がないと思ったほうがいいでしょう。
では、Kp値が5以上ある頻度はどのくらいかというと、実に結構頻繁にあるのです。
フィンランド気象局の統計データによると、ヘルシンキでは平均20日間のうちに1日にオーロラが出現します。年に18回くらいの頻度です。(もちろん、非常に弱いオーロラも含まれています)
是非一度オーロラ予報を見て、その時間を狙ってオーロラハンティングしてみましょう!
(3)天気も重要!曇ったらオーロラは見れない
オーロラの出現場所は雲のはるか上なので、空が曇ったら、オーロラがいくら強くても見ることができません。
そのため、曇り、雨、雪の天気はオーロラ観測の大敵です。
これだけは天気予報をこまめにチェックする以外に何もできることがありません。
もちろん、天気だけに負けたくなく、予算にも余裕がある方は「ヘリコプターに乗ってオーロラ観測」という選択肢があります。
(4)夜でも明るい夏にはオーロラが見れない
「季節」もオーロラ観測に影響する一つ重要な要素です。
なぜなら、フィンランドは日本のように一年中暗い夜が毎日やって来るわけではないですから。
ヘルシンキでは夏になると夜がとても短くなり、夜中になっても空が真っ暗になりません。
空が真っ暗にならないと、オーロラが見れません!
そのため、夜がしっかり暗い秋、冬、春の季節が必要ですね。
時期を言うと、大体9月~3月くらいです。
(5)ヘルシンキでオーロラ観測するなら光害の少ない郊外で!
ヘルシンキは町が比較的にコンパクトとはいえ、市中心や市内は夜でも空が非常に明るいです。
そのため、郊外に移動しないと、空が明るすぎてオーロラが見れません。
幸いヘルシンキの町が大きくなく、少し郊外に移動すればすぐに光害の少ない場所へ行けます。
お薦めは「エスポーやヴァンターにある湖の南側岸辺、もしくは丘の上」です。
ポイントは「光害を避けた場所で、北側の空が開いていること」です。
オーロラは北側に出るので、北側の空が建物や高い木に邪魔されたら、せっかくオーロラが出ていても見にくいです。
そのため、お薦めは郊外の湖の南岸や丘の上です。
例えば、下記ポイントの近辺がいいかもしれません。
ただし、防寒対策、夜の安全性と交通手段はしっかり考慮してくださいね。
ボドム湖南岸の砂浜(エスポー市)
(6)粘り強さが勝負を決める!
一般的にオーロラ観測に必要な条件は上記のような内容です。
しかし、非常に重要で忘れられがちな要素がもう一つあります。
それは、「粘り強さ」です。
Kp値9があれば、おそらくラップランドでは連続数時間強いオーロラが出るし、ヘルシンキでも簡単に見れるかもしれません。
しかし、Kp9は非常に珍しく、一般的にKp5~7でもたまにしか見ません。
オーロラがそもそもそれほど強くなければ、「何時間も待ち続ける心構え」の有無がオーロラが見れるか見れないかの分岐点になります。
たまたま観測ポイントに到着してから10分や20分の待ち時間ですぐ見れたのはまれです。
1時間も2時間も粘らないと見れないことがよくあります。
そういう時はやはり寒さとつまらなさとの戦いになります。
逆に寒さに耐えることができ、根気よく待てた人だけにオーロラのご褒美があるようなことです。
(7)まとめ
以上の理由を踏まえ、ヘルシンキでオーロラを見ることは不可能ではありません。
しかし、運がとても重要で、様々な条件が揃う必要があります。
- オーロラの強さがKp値5以上ある
- ヘルシンキが晴れている
- 夜の長い季節
- 観測に適した場所に行く
- 粘り強さ
もしヘルシンキに滞在され、オーロラを見てみたい方は是非こまめにオーロラ予報と天気予報を確認してみてくださいね。
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
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「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
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