『ルビーを求める魔法使い』飛行おに: ムーミンキャラクター紹介

公開日:2019年8月22日  関連分類: 

※写真はMoomin.comより引用。

 

今回ご紹介するのは、不思議な力を持つ男・飛行おにです。

 

 

飛行おにはいわゆる魔法使いと呼ばれる存在。

彼の不思議な力は時にムーミンたちを困らせることもあるのですが……

 

 

今回は、飛行おにについて、あるエピソードを通してお話ししましょう。

 

 

 

 

飛行おにが、ムーミン谷にやってくる

飛行おには、空飛ぶクロヒョウに跨って世界中を旅するふしぎな魔法使い。

彼はとある大きなルビーを300年もの間探しています。

 

 

飛行おにがムーミン谷にやってくるきっかけとなったのも、この大きなルビーをめぐってのことでした。

 

 

ある時、お目当ての大きなルビーを探して、月まで行っていた飛行おに。

その時、遠くにルビーの強い輝きを見つけます。

 

 

このルビーの輝いていた場所が、ムーミン谷でした。

 

 

※参考書籍:『たのしいムーミン一家』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、山室静/訳、1990年発行

 

 

飛行おにが求めたルビーの在り処

飛行おにが求めていた大きなルビーは、ルビーの王様と呼ばれる宝石でした。

 

 

これを持っていたのはトフスランとビフスラン

これまた不思議なふたり組です。

 

 

トフスランとビフスランは独特な価値観を持っていて、「誰かのもの」という感覚がありません。

ほしかったらもらっていくし、自分たちのものだと決めたら譲らないのです。

 

だから、一般的に見れば泥棒だし、彼らのやっていることは盗みに他なりません。

 

 

それでも、それが悪いこととも思っていないふたりは、ムーミン谷のみんなが恐れている森の魔女・モランからも盗みを働きました。

 

 

その盗んだものこそ、飛行おにが探していたルビーの王様だったのです。

 

 

 

 

飛行おにの交渉

ルビーの輝きに導かれて、ムーミン谷へと降り立った飛行おに。

 

トフスランとビフスランに、ルビーを譲ってほしいと交渉します。

ダイヤモンドの山と、谷いっぱいの宝石と交換してほしいと話す飛行おにでしたが、トフスランとビフスランはどうしても首を縦に振ってはくれませんでした。

 

 

その日のムーミン谷は、とあることからパーティが開かれている最中で、ムーミン谷のみんなが集まっていました。

飛行おには、ひとりひとりの願いをひとつずつ叶えることにします。

 

 

スナフキンが旅立ってしまったために悲しい気持ちになっていたムーミンに、スナフキンが来年戻ってくるまでを楽しみに待つことができるウキウキとした気持ちに変えてくれました。

ムーミンパパにはきれいなブックカバーを、スニフにはきれいな宝石がついた船を、……

 

 

それを見ていたトフスランとビフスランは飛行おにに尋ねました。

「なんで飛行おには魔法で自分の願いを叶えないの?」と。

 

飛行おには答えました。

「自分の姿を変えることと他人の願いをかなえることしかできない」と。

 

 

それを聞いたトフスランとビフスランは、飛行おにのために願いました。

「ルビーの王様と同じルビーを出して飛行おににあげる」!

 

 

すると、ルビーの王様と同じ大きさ、同じ輝きを持つ大きなルビーが生まれました。

ルビーの王様に似た大きなルビー、もといルビーの女王は、飛行おにに贈られたのです。

 

 

大喜びの飛行おには、ほかの住人たちや、動物たちの願いを叶えて回りました。

 

 

その日は飛行おにの300年の願いが叶った、とてもしあわせな夜になるのでした。

 

 

 

 

まとめ・魔法使いという存在

飛行おには、不思議な力を使えるためか、時には恐れられる存在として描かれることもあります。

 

それでも、彼にできるのは「自分の姿を変えることと他人の願いをかなえること」だけ。

自分の姿を変えることでひとを脅かすことくらいはできたとしても、とんでもない呪いをかけたりすることはできません。

 

 

人から恐れられ、そして羨まれそうな力を持っている飛行おにですが、彼の本当の願いをかなえることができたのは、トフスランとビフスランのおかげです。

 

便利で素晴らしく見える力でも、それを必ずしも自分のために使えるわけではありません。

 

 

飛行おにのエピソードを見ていると、『情けは人の為ならず』という言葉が思い出されます。

ひとのために力を使い、みんなを喜ばせたからこそ、トフスランとビフスランは飛行おにのために願うことを決めたのですから。

 

 

さて、ムーミンの物語に登場する魔法使いと言えば、森の魔女・モランが有名でしょうか。

 

彼女は、触れたものを凍り付かせることができる力を持っているために、住人たちから恐れられています。

が、そのせいで誰とも仲良くなることができず、彼女はいつも孤独に打ちひしがれ、泣いています。

モランもおそろしい力を持っているものの、それを自在に使えるわけではないため、その力は都合のいいものとは到底言えないでしょう。

 

 

ムーミンの物語に登場するキャラクターたちは、飛行おにやモランのように秀でた力を持ちながらも、決して完璧ではないかたちで描かれていることがとても多いです。

完璧ではないからこそ、ひととのつながりを大切にしたり、求めたり。

 

それは時に醜く見えたりすることもありますが、思わず応援したくなったり、心を寄り添わせたくなったり……そんな、純粋な気持ちを思い起こさせてくれることでしょう。

 

 

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