【フィンランド生活】フィンランドの夏至祭は実際どんな事をしてるのか

公開日:2020年6月16日  関連分類:

 

こんにちは、スタッフのチヨエです。

 

6月中旬、夏至祭の前は

日の出はAM4時ごろ、日没はPM11時ごろにまで陽が伸びました。

 

平均の気温は20℃を超しています。

 

朝はとても心地よく、日陰に入ると涼しいくらいで

 

リスやウサギを見かけることがとても多い時間です。

 

 

 

 

フィンランドの6月・世間は夏休みまっしぐら

フィンランドの夏休みはとても長いことで有名です。

 

学生たちの殆どは、6月から夏休み。

 

この時期にちょうど学期が変わる時でもあります。

 

1年生だった子供は秋からは2年生に。

 

 

その間の長い夏休み、フィンランドでは日本のように夏休みの宿題は殆どありません!

 

羨ましい限りです。

 

 

社会人の夏休みはどうなのかというと、どれだけその職場で長く仕事をしているかで休暇期間が変わってきます。

 

ですので、全ての人が長い長い夏休みを取れるわけではありません。

 

仕事の事情で敢えて夏には休みを取らず、世間とずらして夏休み休暇を取る人ももちろんいます。

 

 

でも、一番多く夏休みを取る時期はやはり、

 

クリスマスと同じぐらい大切なお祝いの日、ユハンヌス(Juhannus)と言われる夏至祭の前後。

 

 

フィンランドのお祝いで大切なのはいつも前日です。

 

クリスマスもイヴに、夏至祭前日に、祝日当日よりも大きく祝われます。

 

 

*夏至祭っていったい何?と言う方に。

参考:夏至祭 ~フィンランド最大の夏祭りの秘密を探ろう~

 

 

 

 

フィンランドの夏至祭、実際はみんな何しているのか?

 

日本には夏至祭という行事は一般的にありませんね。

 

では、フィンランドの夏至祭の前日、

 

実際のところみんなどうやってお祝いしてるのか?

 

 

一番オーソドックスな例を挙げてみましょう。

 

夏至祭の前日またはそれ以前にまず、ウキウキ気分でサマーコテージへ。

 

サマーコテージへ向かう途中のスーパーマーケットでいつもよりもリッチに買い物。

 

いいお肉やサーモン、ソーセージに旬の野菜などなど、

 

みんなが大好きなアイスクリームも必要だし、

 

酒屋でお酒も必要だな、、、

 

とそれはそれは大量の食糧・飲料を買いあさります。

 

 

さぁ!コテージに着いたらバーベキューにサウナにKOKKO!

 

いざ、コテージに到着し、荷物を運び終わったらとりあえずコテージ前の湖の景色を堪能。

 

一息ついたら今度はコテージで生活するための準備です。

 

水が通っていない場合は井戸から飲料水を運んできたり、

 

薪がなければ薪割りに。

 

このれは薪サウナ用だったり温かいお湯を作るためのことが殆ど。

 

料理担当の人は食事の準備を、、、と各自それぞれ。

 

 

全てが終わったら、さぁ!!!

 

お待ちかねのバーベキューです!!!

 

 

*日本のBBQとちょっと違うフィンランドのBBQ

参考:北欧アウトドアのバーベキュー、日本との違いと2020年のトレンドBBQ

 

 

素敵な景色の中でシャンパーンなど乾杯してから夏の旬がたくさんのお料理と豪華なバーベキュー料理、

 

楽しくはずむ会話で夏を存分に味わいます。

 

 

一息ついたら次はサウナの用意。

 

フィンランドでは、なぜだか薪サウナの準備をしてくれるのは男性です。

 

他に手が空いている人は夏至祭に行われるかがり火・コッコ(Kokko)の準備もします。

 

 

「サウナの準備ができたよー!

もう入れるよー!」

 

この掛け声と共に待ってました!!と言わんばかりか服を脱ぐのが早い早い。

 

森の白樺から作った自作のヴィヒタ(Vihta)を持ってサウナへ。

 

 

*ヴィヒタを知らない方に。

参考:フィンランドのサウナで使う天然マッサージ器白樺のヴィヒタ(Vihta)とは?

 

 

これから長い長いサウナ時間の始まりです。

 

サウナの合間には裸で湖で泳いだり、ぼんやり景色を眺めたり。

 

サウナ後のちょうど夏至ピーク時間AM0時に近づく頃、

 

コッコのかがり火に火をつけ出す人が多く、

 

「今年も素敵な夏だなぁ」とぼんやりコッコを眺めたり歌を歌ったり踊ったりする人が多いのですんですよ。

 

 

夏至祭は特別!!

 

夜更かししても子供は親に厳しく言われません。

 

みんなで長い日照時間の夏を堪能するのが一番大切なことなんです。

 

 

残念ながら、夏至祭に浮かれずぎて問題が起こることも確か

フィンランド人が一年で一番たくさんお酒を飲む時という日が、

 

5月1日のメーデーに続き夏至祭です。

 

夏が嬉しくて浮かれすぎてしまう人がいるのもしょうがない話ですが、

 

それだけ問題が起きるのも確か。

 

 

夏至祭を祝った次の日の新聞には色々なニュースが飛び交います。

 

例えば、

  • 夏至祭パーティのクルーズ船から酔っ払って人が海に落ちてしまった。
  • コッコで火事になってしまった。
  • ダンスパーティーで乱闘が起こった。
  • 夏至祭の当日は二日酔い。

などなど・・・

 

 

二日酔いは自己責任なのでともかく、その他大惨事だけは避けたいですね。汗

 

 

 

 

寒くて暗い冬が長いからこそ、キラキラした夏に浮かれすぎてしまうのもすっごく分かります。

 

気温が暖かく、太陽がサンサンと降り注いでると人はとても陽気になり、

 

気分も晴れることがフィンランドに移住してから身が染みるほど分かりましたから。笑涙

 

 

ちなみに、私が個人的に一番好きなのは

 

もちろん夏至祭前夜のサウナやコッコもとってもいいですが、なんといっても夏至祭当日の早朝。

 

 

みんながまだ寝静まっている時に涼しい風と強すぎない日差しのなかで

 

ゆったりとカフェオレを飲みながら景色を堪能している時間が

 

あぁ・・・とても至福。

 

 

さて、夏至祭はいつもならサマーコテージに行ってますが、

 

今年はちょっと違ったお祝いでもしようかと計画中です!

 

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