イノンド酢漬けニシン!? フィンランド食品探検記

公開日:2018年6月10日  更新日:2022年8月11日  関連分類:

海外のスーパーでよくあるシーンですが、棚にあるものを見ても、内容物を見てもよくわからない「なにこの食べ物!?」はフィンランド在住の筆者にもよくある経験です。

 

このコーナーでは、フィンランドにある「よくわからない食べ物」を食べてみて、フィンランドの謎的な食べ物を解明し、その実態をご紹介していきます。(フィンランドの謎的な食べ物というより、筆者にとって謎的だけかもしれませんが。笑)

 

今日ご紹介したいのは「イノンド酢漬けニシン」です!

 

 

 

イノンドと大西洋ニシンについて

筆者は料理に長けていなく、食材もよく理解していないので、まずは「イノンド酢漬けニシン」のイノンドとニシンを調べてみました。

 

イノンド蒔蘿とも呼ばれ、英文ではディル(Dill)と呼ばれています。

原産は西南・中央アジアだが、古くから薬草としてヨーロッパやアジアで栽培されてきたそうです。

葉っぱに香りがするため、料理の香草ハーブ)としても使われています。

 

大西洋ニシンは日本でよく食べられる太平洋ニシンとほぼ同じで、体が細長い小型の白身魚です。

 

※浮いている黒い玉はコショウですね。緑の点々は言うまでもなく、イノンドです。

 

Pirkkaのイノンド酢漬けニシンについて

イノンド酢漬けニシンの材料にハーブのイノンドとニシンはもちろん、他に「酢」「たまねぎ」「塩」「砂糖」「コショウ」も使われています。

 

また、Pirkkaの〇〇漬けニシンについて、色んな味付けがあります。

「たまねぎのみ」「マヨネーズ」「トマト」「甘いからし」などなど。

機会があれば他の味も試してみたいですね。

甘いからし!?そうなんですよ!フィンランドのからしがみんな甘いんです!

 

ちなみに、Pirkkaは日本で言うとセブン&アイのような若干安めの小売店ブランド製品です。

 

※見た目も悪くなさそうです。

 

 

イノンド酢漬けニシンをいざ試食!

それでは、早速食べてみましょう!

 

ふたをオープン。

うん。。。ちょっと酢の匂いがしますが、異臭がないので、よかった。

 

ニシンを一切れ。

パクリ。

 

うん、普通においしいね。

塩と砂糖とたまねぎの甘味がいい味を作り出しています。

コショウと酢は薄目でちょうどいいくらいです。

 

そして、ニシンが柔らかい。(食べやすくて歯を抜いたばかりの筆者にはすごく助かる!泣)

 

筆者はこの魚をそのままご飯やカレーライスと一緒に食べます(笑)

 

※写真出典:www.k-ruoka.fi

 

イノンド酢漬けニシンを使って小料理を作る

フィンランドではこのイノンド酢漬けニシンを使ってちょっとしたパンに載せて食べるような小料理も作られています。

 

一つの例はイノンド酢漬けニシンに「千切りした茹で卵」「レモンジュース」「アップルジュース」「サワークリーム」「マヨネーズ」を混ぜれば完成する「レモンイノンドニシン」です。

パンに載せて食べるとおいしそうですよね!

 

今度、自分でも作ってみようかな~!(もしくは日帰り森・サウナツアーで提供しようかな)

 

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「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

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