EU半数以上の成人がワクチン接種完了。ヘルシンキでは2回目接種加速

公開日:2021年7月24日  関連分類:

 

コロナワクチン接種が順調(?たぶん)に進んでいるおかげで、現在EU全体で成人の過半数以上はワクチン接種完了です。(2回とも)

その人数は2億人に及びます。

 

 

EUが定めた目標はこの夏に成人の70%が接種完了とのことですが、現在まだ未達という状況です。

 

EU各国では現在、EU共通のワクチン接種済み証明書が発行され、この証明書を持っていれば、再び自由に移動することができるようになります。

 

参考:フィンランドのEUデジタルコロナ証明書:電子化社会の強み

参考:最新フィンランド入国制限や様々な証明書(2021年7月12日から有効)

 

 

人々が再び自由に安全に移動できるように早くなってほしいですね。

 

 

フィンランドでは2回目接種を前倒しにする動き

フィンランドでは、数量が限られたワクチンを有効に使うため、今までは2回目の接種を遅らせ(1回目の12週間後以降)、できるだけ1回目の接種を多くの人々にしてもらうような戦略を取ってきました。

 

そのため、1回目の接種率がEU他国よりも高いが、2回目の接種率は他国よりも低い状況です。

 

現在フィンランドで1回目の接種率は人口の64%で、2回目も完了したのは29%です。

 

 

しかし、感染力の強いデルタ株の出現により、1回目だけの接種では足りないことがわかり、2回目のワクチン接種を加速させたいとフィンランド政府は考えています。

ただし、全国レベルではワクチンの入荷予定を見ると、2回目を全国で一気に前倒しすることがまだできず、各地方政府に権限を委ね、各自前倒し予定を決めてもらう状況です。

 

 

ヘルシンキ市では、1回目の接種年齢はすでに10代まで下がってきており、ほぼ誰でも待つ必要なく、1回目ならすぐにでも打てるようになりました。

 

しかし、2回目の接種はまだ、年齢順で多くの人々が待っている状態です。

 

 

しかし、6月から夏休みシーズンに入ったため、多くの人々は町を離れ、田舎のコテージもしくは実家で夏を過ごす人が多いです。

そのため、2回目の接種予定を遅らせる人が多く、結果的にワクチンに多少の余裕ができてしまいました。

 

 

このような状況を受け、ヘルシンキ市では本来予定のワクチン1回目と2回目の間にある最短12週間の間隔を「最短8週間間隔」に短縮すると7月20日に発表されました。

 

筆者はこのニュースを受け、21日に2回目のワクチン接種予定を前倒しに変更し、22日に打ってきました!

 

一回目同様、ニュースが出てきたから、その二日後の予約枠を取ることができました!

 

参考:フィンランド・ヘルシンキでコロナウィルスワクチンの予約から接種までわずか2日間!

 

 

ファイザーワクチンの副作用と実経験

この記事を作成する日の前の日に筆者はファイザーワクチン2回目接種を打ってきました。

 

夜中に軽い悪寒と熱が出てきて、朝に体温測ったら37.8度でした。

軽い熱が出ていること以外、特に他の症状はありません

1日経てば回復すると思います。

 

 

実際、アメリカCDCのデータによると、ファイザーワクチン2回目の副作用発生率は下記のとおりです。

 

※18~55歳対象

局部症状

  • 赤み:5.9%
  • 腫れ:6.3%
  • 注射部位の痛み:77.8%

 

全身症状

  • 38度以上の発熱:15.8%(37度以上の発熱はもっと多いでしょう)
  • 倦怠感:59.4%
  • 頭痛:51.7%
  • 悪寒:35.1%
  • 嘔吐:1.9%
  • 下痢:10.4%
  • 筋肉痛:37.3%
  • 関節痛:21.9%

 

 

そのため、これらの副作用が出てきてもおかしくないことを事前に理解しておけば、接種後に起きる症状に対する不安が減るし、対処もしやすくなるでしょう

 

 

 

このペースで行くと、もうすぐコロナウィルスの脅威もなくなりそうです。

皆様も日本から安心してフィンランドに旅行にこれるようになるでしょう。

 

 

参考:YLE Helsinki region allows shorter Covid jab interval, ministry urges other towns to do the same

参考:Local Reactions, Systemic Reactions, Adverse Events, and Serious Adverse Events: Pfizer-BioNTech COVID-19 Vaccine

 

関連記事

フィンランドの電子化サービスはどんどん進んでいます。今回は医療情報システムについてご紹介します。電子処方箋をバーコード読み取りで情報にアクセスでき、更新や延長もネット…...続きを読む
フィンランドでは、EU内の移動が再び自由にできるようにする「EUデジタルコロナ証明書」が発行されるようになりました。電子化社会の強みです。
解熱剤にイブプロフェンやコルチゾンは?フィンランドではどんな解熱剤が勧められているのか、そして自宅で自己治療となった場合にはどうすれば良いと言われているのかなどを書いています。
フィンランドは6月末に人口の70%が1回目のワクチン接種を完了するという目標を達成できそうです。しかし、それでも油断できない3つの理由とは?
税金負担が高く、社会福利制度が整っていると思われているフィンランドですが、果たしてフィンランドで生活する人々は医薬品費用の自己負担がどのくらいあるのでしょうか。日本と…...続きを読む
風邪を引いた筆者は自分がただの風邪だと信じたい。しかし、コロナウィルスを他人に移したらどうしようという心配の元でフィンランドのヘルシンキでコロナウィルス検査を受けまし…...続きを読む

お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら