フィンランド6月末にコロナウィルスワクチン接種率70%超える

公開日:2021年6月3日  関連分類:

 

フィンランド/EUに入ってくるワクチンがどんどん増えています。

 

今週あたりに一週間の輸入ワクチン数量が35万回分にのぼります。

 

言い換えれば、フィンランドの人口の約6.4%分のワクチン(1回分)がたった1週間だけで入ってくるわけです。

 

 

今週からフィンランドでのワクチン接種年齢も35歳以上まで下がってきます(地域によって異なる)。

 

そして、現在の1回目の人口接種率は「45%」(250万人)で、2回目も接種済みの人は人口の約9%です。

 

 

現在フィンランドでは一日当たり3万5千回ほどの接種が行われています。

 

国の予想としては6月末に全人口の70%が1回目の接種を完了するそうです。

 

 

また、ワクチンの輸入量が増えることによって、2回目の接種スピードも上がってきています。

 

 

 

 

フィンランド国内はファイザーとモデルナのワクチンを使用

現在EU内で承認されたコロナウィルスワクチンは4種類:アストラゼネカ、ファイザー、モデルナとジョンソンエンドジョンソンです。

 

そして、フィンランド国内で現在主に使用されているのはファイザーとモデルナのワクチンです。

 

アストラゼネカとジョンソンエンドジョンソンのワクチンは血栓の懸念があるため、現在ほとんど使用されていません。

 

 

接種率70%超えても油断できない3つの理由

6月末という夏の早い段階で人口の70%が1回目の接種を終えることがフィンランド政府の立てた目標で、この目標は達成できそうです。

 

 

しかし、この目標を達成できても油断できません。

 

 

1回目の接種だけでは防護力が十分ではない

一つの理由は、あくまでも「1回目の接種だけ」です。

 

ワクチンの防護力を発揮させるには2回の接種が必要ですので、人口の70%が2回の接種を終わらせるまで、油断できません。

 

2回目の接種が普及するのが今年の秋くらいと思われています。

 

 

人口の「70%」という接種率では十分ではないかもしれない

また、「70%」で十分なのかという問題も存在しています。

 

理論上、人口の70%が免疫力を持っていれば、ウィルスの感染拡大を阻止できます。

 

しかし、コロナウィルスの異変株が増え、感染力が強いものも出てきているため、70%ではなく、人口の「80%」のワクチン接種が必要ではないかと一部アメリカの専門家が主張しているそうです。

 

 

もちろん、いうまでもなく、できるだけ多くの人がワクチンを接種するのが望ましいでしょう。

 

 

 

 

海外からの異変株が不確定要素となる脅威

更に、コロナウィルスのワクチンを大量に入手出来ている国は一部の国に限られています。

 

ワクチンを確保できない国では今でもウィルスが蔓延しています。

いつ、どんな異変株が出てくるかは誰にもわかりません。

 

 

そのため、フィンランドのワクチン接種が進んでも、海外でのワクチン接種が進まない限り、安心になれません

 

 

まとめ:一日も早く通常通りに戻ることを祈る

フィンランドではワクチン接種が進み、感染率が下がていることによって様々な制限を段階的に且つ地域的に解除しています。

 

スポーツ施設や文化施設、図書館などは徐々に営業再開されます。

 

 

EU内では現在ワクチン接種完了者には電子パスポートを発行する予定で、電子パスポートを持っている人は自由にEU内で移動できる仕組みを作っています。

この仕組みができたらEU内での移動がだいぶ自由になります。

 

 

それでも、EU外への移動がまだまだ自由から程遠い状況です。

 

日本を含め、一日も早く通常通りに戻ることを祈ります。

 

 

参考:YLE Finland to hit 70% vaccinated mark this month, but it might not create herd immunity

 

関連記事

いよいよフィンランドで新型コロナウィルスのワクチン接種の計画が発表されました。ワクチンが広がることでコロナウィルスの収束を願いたいです。
新型コロナウィルスが世界中を騒がせていますが、フィンランドは心配ないのでしょうか?フィンランド旅行の予定がある方には不安ですよね。フィンランドではどうなのか情報をお伝えします。
フィンランドの医療サービスは費用が低いが、待ち時間がとても長いです。予約制なので、予約取らないといけません。今日予約取ったら、いつの予約になると思いますか?
フィンランド政府の透明性をテーマとして取り上げた本記事では、コロナウィルスのワクチン接種対応関連の「情報開示」を切口として、フィンランド政府と日本政府の状況を調査し、…...続きを読む
  もう一つのストリーは筆者のある友人が日本からフィンランドを訪ね、ヘルシンキに滞在する期間中に起きたことです。     その友人に筆者が想像もつかない症状が…...続きを読む
  フィンランドではマイナンバーを中心に電子化社会がどんどん進んでいます。 今回は人に会わず家を出ずに処方箋と処方薬を入手したフィンランドの事例をご紹介します。 &nb…...続きを読む

お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら