ヘルシンキ12月のイベント聖ルチア祭りに行ってみよう!

公開日:2018年12月4日  更新日:2019年11月30日  関連分類:

※2016年に選ばれた聖ルチア少女。写真引用:finlandtoday.fi

 

 

ヘルシンキの12月は寒くて日がとても短いですが、クリスマスを含め、イルミネーションがきれいでイベントも多い時期です。

 

ヘルシンキ各地でほぼ毎週開催されるほど様々なクリスマスマーケットがあり、クリスマス関連のイベントも多く行われます。

 

参考記事:2018ヘルシンキの様々なクリスマスマーケットを回ろう!

参考記事:ヘルシンキのクリスマスマーケット:Tuomaan Markkinat

参考記事:2018年セウラサーリ島クリスマスパース ヘルシンキのクリスマスイベント

 

 

12月のヘルシンキで行われるもう一つの祭りは「聖ルチア祭り」です。

 

フィンランドの聖ルチア祭りは日本のような祭りではなく、キリスト教関連の記念日の一つとして様々な行事が行われ、祝われます。

 

 

 

 

聖ルチア祭りとは?その起源と特徴は?

聖ルチア祭りはキリスト教の記念日の一つです。

 

 

その起源紀元3~4世紀に遡ります。

 

当時イタリア南部のシチリアでは当時の帝国に統治され、キリスト教などの宗教活動は迫害されていました。

そのため、キリスト教の教徒は身を守るため、地下室に隠れていました。

 

その時、ある少女は地下室に隠れているキリスト教徒のみんなのために地下通路に入り、食料品を届けようとしていました。

少女は両手により多くの食料品を持てるよう、ろうそくを冠にさし、頭の上に載せるようにしました。このろうそくの冠が現在聖ルチアの象徴となりました。

 

その「人々を救いたい純粋な気持ち」を称え、記念するため、聖ルチア祭りが毎年開催されるようになりました。

 

 

※2017年に選ばれた聖ルチア少女。写真引用:finlandtoday.fi

 

 

フィンランド人に対して聖ルチア祭りの意味とは?

上述のように聖ルチア祭りを祝う意味は本来「人々を救いたい純粋な気持ち」を称えるためだったが、北欧やフィンランドでは別の意味も含まれています。

 

 

聖ルチア少女が人々を救うその日は偶々夜が最も長い日である冬至でした。

また、聖ルチア少女は暗闇の地下トンネルをくくり、暗い道を照らすため、頭にろうそくの冠をかぶりました。

 

この「冬至に行われた」と「道を照らす」ことが北欧のスウェーデンやフィンランドで「暗闇の冬の中に明るい道を導いてくれる」という意味となりました。

 

そのため、北欧やフィンランド(ヘルシンキ)では、毎年の12月13日に聖ルチア祭りが開催され、夜がとても長い12月中旬に聖ルチア少女の到来によって希望が感じる明るい道が見えるのが楽しみです。

 

 

フィンランドの聖ルチア祭りは最初にスウェーデンから来ました。

最初はスウェーデン語を話すフィンランド人のコミュニティの中でお祝いされ、その後1900年以降に徐々に広がったのです。

 

 

 

 

2018年ヘルシンキの聖ルチア祭り

2018年ヘルシンキの聖ルチア祭りは12月13日(木)に行われます。

 

選ばれた聖ルチア少女はヘルシンキ大聖堂で17時頃に戴冠式が行われ、その後18時頃にヘルシンキ大聖堂から階段を降り、ヘルシンキ市中心を回るパレードが行われます。

 

  • 日時:2018年12月13日(土)18時頃
  • 場所:元老院広場
  • パレードルート:Aleksanterinkatu-Mannerheimintie-Eteläesplanadi-Market Square
  • 観覧無料

 

 

 

 

フィンランドの少女たちが憧れる聖ルチア

フィンランドでは町、村、家族単位で女の子がいたら、毎年12月の時期に真っ白の服装を身にし、ろうそくの冠を頭にかぶり、「人々を救い、明るい道に導く」気持ちで聖ルチア少女に変身します。

 

フィンランドの多くの女の子もある日に自分が本物の聖ルチアになることを夢見ています。

 

毎年ヘルシンキ大聖堂で戴冠式を受け、フィンランドの聖ルチア少女になる女の子は一般応募を経て審査員や国民投票によって選ばれます。

 

 

選ばれたフィンランドの「人々を救い、明るい道に導く」聖ルチア少女は現在戴冠式やパレードをもちろんこなしますが、それ以上、病院、保育園、老人センター、監獄などに訪問し、希望と明るい気持ちを人々に伝えている公益活動も行っています。

 

 

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