フィンランドのウィンタースポーツ:クロスカウントリースキー

公開日:2021年1月23日  関連分類: 

 

いよいよ真っ冬を迎えたフィンランド。

 

先週ヘルシンキの気温がマイナス15度前後まで下がり、去年と違ってヘルシンキの「冬らしい」気温になりました。

(去年の冬は暖かく、雪が降ってもすぐ融けて積もりませんでした)

 

 

例年通りの気温で、雪もたっぷり積もったので、ウィンタースポーツが好きな方にとってはとてもワクワクします。

 

 

フィンランドのウィンタースポーツと言えば、アイスホッケー、アイススケート、スキーなどが挙げられます。

 

その中で、子供から年寄りまで楽しめるウィンタースポーツと言えば、やはり「スキー」しかないでしょう。

(アイスホッケーやアイススケートはお年寄りにとってはやはり比較的に危険性が高いスポーツですね)

 

 

ただし、フィンランドでスキーというものは日本でいうスキーとは違います。

 

日本でいうスキーはダウンヒルスキーもしくはアスペインスキーという山の上に登って斜面の上から滑り降りるスタイルのスキーです。

 

 

しかし、フィンランドでスキーと言えば、平地もしくは少しの高低差しかない場所でスキーをすることです。

そうです。「クロスカウントリースキー」というスタイルのスキーがフィンランドスキーの定番です。

 

 

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クロスカウントリースキーとダウンヒルスキーの違い

クロスカウントリースキーとダウンヒルスキーは両方ともスキーボード、ブーツ、ポールなどの道具を使いますが、平地で滑ることと斜面で滑ることと言う違い以外に何が異なるでしょうか。

 

 

まず、道具が同じと言っても実に違うのです。

 

ダウンヒルスキーのブートは完全にスキーボードに固定して滑りますが、クロスカウントリースキーのブーツは先端だけスキーボートにくっつけています。かかどは固定されていません

 

また、クロスカウントリースキーのスキーボートはダウンヒルスキーのスキーボードより幅が小さくて重量が軽いです。

 

 

ブーツのつま先部分しか固定されていないため、クロスカウントリスキーを滑る時、ダウンヒルスキーより安定性が劣れますね。

 

 

更に、クロスカウントリースキーをやる時に、「リフト券」を買う必要がないので、ダウンヒルスキーよりもコストが安いです。

 

 

 

 

クロスカウントリースキーとダウンヒルスキーの滑り方の違い

クロスカウントリースキーを一言で言えば、体重移動(バランスコントロール)とジョギングを融合したスポーツです。

 

ダウンヒルスキーは基本的に体重移動を中心としています。

 

 

ダウンヒルスキーはリフトで高所に登ったのち、体重だけで降りてスピードを出すので、筋肉を大量に使うわけではありません。

 

しかし、クロスカウントリースキーは平地で滑るので、前進するために自分の足でキックしないといけません。そのため、太ももの筋肉をすごく使います

 

 

そういうわけで、クロスカウントリースキーのカロリー消費がダウンヒルスキーよりも高く、有酸素運動でダイエットの効果があります

 

 

 

 

クロスカウントリースキーはダウンヒルスキーより簡単?

筆者の浅い経験に過ぎませんが、クロスカウントリースキーはダウンヒルスキーより技術的に簡単な気がします。

 

その理由は、クロスカウントリースキーはあまりスピードが出ないからです。

 

 

斜面を降りて滑るダウンヒルスキーと違い、クロスカウントリースキーは平地で滑るため、スピードは基本的に自分の足でキックして出します。

そのため、スピードがどんどん上がり、コントロールができなくなることはダウンヒルスキーよりも少ないと思います。

 

 

ただし、クロスカウントリースキーのスキーボードの幅が狭いし、ブーツはつま先部分しかボートに固定されていないので、安定性はダウンヒルスキーより低いです。

ダウンヒルスキーの上級者となると、逆にクロスカウントリースキーの不安定性に慣れずに転んでしまうこともあります。

 

 

ユーチューブにもたくさんのビデオがあるので、実際にクロスカウントリースキーをやりたい方は事前にビデオを確認しておくといいでしょう!

 

もし冬にフィンランドに旅行したり、フィンランドに住んでいるなら、是非フィンランドのウィンタースポーツ「クロスカウントリースキー」を試してみてはいかがでしょうか。

 

 

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