フィンランドの料理・スモークサーモンより美味しい?!グラブラックスの作り方

公開日:2020年9月17日  更新日: 2022年08月08日 関連分類: 

写真引用:https://www.soppa365.fi

 

日本でよく耳にするスモークサーモン、みなさん大好きですよね。では、グラブラックスというサーモンの食べ物をご存知ですか??

 

 

グラブラックス、見た目はスモークサーモンと同じようですが、スモークサーモンにはないもっとシンプルな味があります。

 

スモークされていないサーモンがそれと思っていただいて良いでしょう。

 

今回は、このグラブラックスのこと、そしてご自宅で簡単に作れる方法をご紹介します。

 

 

 

 

グラブラックスとは何?

グラブラックスとは、サーモンを加熱せずに作られた北欧料理です。

 

このグラブラックスという名前はスウェーデンのgravに由来して付けられていて、魚が穴に入れられて覆われていることを意味します。

 

フィンランドでもスウェーデン語のgravから由来した名前が付けられており、グラーヴィロヒ(Graavilohi)と言われ、17世紀ごろから存在する食べ物。

 

 

粗塩と少しの砂糖、そしてスパイスやハーブで加工して作られるのですが、

 

この塩分によって魚に含まれるタンパク質を柔らかくし、かつ腐敗を防ぐ効果もあるので、

 

その昔は冷蔵設備のない船乗りや漁師が魚を保存させるためにこのような加工を施していました。

 

 

ここで「あれ?日本の鮭の加工みたいじゃない?」と思われた方もいるでしょう。

 

そう、グラブラックスは日本の加工方法と少し似ていますが、スパイスやハーブが加えられるかどうかというところが大きな違いになってきます。

 

そして、このグラブラックスをスモークした生ものがみなさんがよく知るスモークサーモン。

 

スモークした方が風味は豊ですが、スモークしないものもまた、違った美味しさを味わえるのでフィンランドでは人気のサーモンです。

 

 

さて、このグラブラックスですが、食べてみたいと思われる方も多いでしょう。

 

一見、作るのが難しそうに思えるこのグラブラックスですが、実はご自宅で簡単にできてしまいます。

 

では、その作り方をご紹介しましょう!

 

 

 

 

グラブラックスの作り方

ベーシックなグラブラックスの作り方をご紹介します。

 

材料(12人分)・時間(15分+2日かかります)

  • サーモンの切り身(皮付きでOK):1kg
  • 粗塩(海塩):大さじ2〜3
  • グラニュー糖:大さじ3
  • 砕いた白胡椒:小さじ2
  • ディル:あるだけたっぷり(生であれば軽く2掴みほど)

 

作り方

1)サーモンの切り身から骨は取り除き、二つのフィレに切り分けておきましょう。

2)粗塩、グラニュー糖、砕いた白胡椒を混ぜ合わせ、サーモンの身の表面に均等に馴染ませます。

3)フレッシュディルを使うのであれば、みじん切りにしておき、更にディルの半分の量をサーモンの身の表面に馴染ませましょう。

4)二つのサーモン、スパイスがついている切り身の面を合わせて置き、ラップで包みます。

5)冷蔵庫で2日間寝かせます。この間、数回サーモンをひっくり返して味が均等に馴染むようにしてください。

6)寝かせ終わったら、サーモンの身に付いているスパイスをキッチンペーパーで拭き取ります。あとは薄切りにして残りのディルをたっぷりと振りかけ飾って出来上がり!!

 

 

意外と簡単な工程です。

 

応用編として、スパイスを黒胡椒やピンクペッパーなど好みで調整するとまた違ったアクセントが効いてきます。

 

辛みの少ないマスタードと一緒にいただいても、サワークリームを添えていただいても、オープンサンドにしても何にでも美味しくいただけますよ。

もちろん、そのままでも!!

 

 

グラブラックスは北欧でとてもよく食べられる

 

このグラブラックスは北欧で一年中食べられますが、最も多く食べられるはクリスマスです。

 

クリスマス料理の一品には欠かせないグラブラックスは、薄切りを綺麗に並べてクリームチーズなどを巻いたり、じゃがいもと一緒に食べたれたりと様々なかたちで食べられます。

 

もちろん、スーパーでもグラブラックスが薄切りで売られていますが、断然自分で調理した方が安く、好みのスパイスを使って作ることができるので、たくさん消費することがわかってるクリスマスなどの場合は事前に冷蔵庫にしこませておく人も多くいます。

 

 

クリスマス以外では、カフェなどで売られているサンドイッチやサラダにはよく入っているグラブラックス。

 

茹で卵とも合いますし、豪華にいきたいならエビサンドの上に載せてみてもいいですね。

 

色々なお料理に使え、ワインのお供にも合うでしょう。

 

参考:フィンランドとスウェーデンで違うエビサンド・美味しいレシピも!

 

 

 

 

スモークサーモンが好きならば、絶対にこのグラブラックスも好きなはず。

 

簡単なので是非とも作っていただきたい一品です。ハマりますよ!!

 

 

情報・引用:Soppa 365 -Sokerisuolattu graavilohi

 

関連記事

フィンランドでは子供も大人も大好きな家庭料理の一つにウインナーを使ったびっくりするほど簡単なお料理があります。茹でたジャガイモやマッシュポテトに添えれば立派な食事!学…...続きを読む
サーモン・シャケ(鮭)・ニジマス(鱒)の違いとサーモンの種類を分かりやすく説明。そして北欧のサーモン事情と大胆な焼きサーモンをご紹介します。
フィンランドの朝食はパンやプーロと言われるミルク粥であることが一般的。しかしどのように食べられるのかはあまり知られていません。朝食、日本との違いとは?健康的なフィンラ…...続きを読む
フィンランド・クリスマスに食べる朝食はちょっと工夫があって面白いんですよ。家族みんなでワイワイと楽しく食べることができます。さて、クリスマスの朝食は普段の朝食と何が違…...続きを読む
アンズダケというヨーロッパではよく知られるキノコ。実は日本でも多く育つキノコです。なぜ日本では流通しないのか?そして美味しいフィンランドのアンズダケ・レシピとアンズダ…...続きを読む
大人も子供も大好きロールキャベツ。たまにはちょっと違ったフィンランド式のロールキャベツをご自宅で作ってみてはいかがですか?オーブン作るロールキャベツはフィンランドの伝…...続きを読む

外出・旅行がより楽しくなるアクセサリー

外出や旅行をする時に「サイズが小さい」「色んなシーンに似合う」「フィンランドデザイン」「自然木材」のピアスアクセサリーはいかがでしょうか。

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら