フィンランドのスーパーへ行くと、必ず目にする小さなポットに入った種類豊富なハーブ類。
フィンランドの台所ではハーブがよく使われます。
乾燥させたハーブ類もこちらで売っていますが、やっぱり新鮮なハーブの方を好むフィンランド人はとても多いのです。
そんな新鮮なハーブとフィンランドのお話と、
どんなハーブがフィンランドでは人気なのか?
ランキングでお届けします。
フィンランドでは料理にハーブが欠かせない
フィンランドでハーブを生産している一番大きなブランド、ヤルヴィキュラ(Järvikylä)。
ここでは2016年に最大約1150万ものハーブポットを生産しました。
それほどフィンランドでは重要なハーブ。
ここ10年ほどで、フィンランドのキッチンに登場する量も随分と変わってきたようで、
想像を超えるほど食される量が増えてきました。
それにつれて今まで以上により美味しいもの、フレッシュなものを求められるようになってきたハーブ。
しかし、フィンランドで人気のあるハーブは何年もの間、変わることは今までなかったようです。
では、そのランキングTPO8、順を追ってみていきましょう!
フィンランドお気に入りハーブ8位:ミント
よく、紅茶やケーキにのせられているのを見ることがありますが、
飾り程度で実際そんなに「食べる!」と言う方は少ないのではないでしょうか。
フィンランドでも日本と同じようにデザートの飾り付けとしても使われますが、
その他、フィンランドではラム料理のスパイスとして使われたり、
ベリーのスープに合わせたり、
爽やかな味を引き立てるスムージーや夏にはベリーの横に添えられたりなどします。
フィンランドお気に入りハーブ7位:葉パセリ
葉パセリは通常のパセリよりも名前のとおり葉が大きく味もやや強めです。
暖かいお料理が完成する数分前に加えるとその強い味はほんのり柔らかな味に変化します。
フィンランドでは8位のミント、玉ねぎ、あさつき、ニンニクなどと組み合わせるのが王道。
フィンランドお気に入りハーブ6位:タイム
日本の食卓ではあまり登場することのないタイムですが、
実は世界で最も古いスパイスと薬用植物の一つ。
幼児の咳止め薬として使用されてきたこともあり、
タイムティーに蜂蜜と好みで牛乳を加えると効果的な咳止め薬が作れます。
お料理にタイムは長時間調理しても美味しさが逃げず、特にワインベースのお料理に合うとされていますが、
もちろん、魚・鶏肉料理、マリネ、などにもフィンランドでは使われます。
その他、ベリーとフルーツのデザートにアクセントとして使用されることも。
フィンランドお気に入りハーブ5位:西洋あさつき
とってもとっても細いネギのようで味も含め細かいことを除いたら「あさつき」と言っても良いでしょう。
5位にも入ってこれば、フィンランドではかなりの王道っぷりです。
クリームチーズの種類に「あさつき味」というのもあるくらいですので、
サラダに入れたり、スープに入れたりと日本人が扱いやすいハーブです。
といっても日本人にはこれがハーブと言うよりも、あさつきなので「薬味」のイメージが強すぎてちょっと変な感じがします。笑
フィンランドお気に入りハーブ4位:コリアンダー(パクチー )
イメージとしてコリアンダーはタイとかベトナムのイメージを持つ方が多いと思います。
もちろん、昔からフィンランドにあるわけではありませんでしたが、
この個性的な味わいはフィンランド人の食卓に新しいトレンドを生みました。
日本と同様でフィンランドでも好みがはっきりと分かれるハーブですが、
今ではフィンランドでかなり定着しています。
魚やサラダに合わせることはもちろん、
サンドウィッチに挟んだりして食べる人もフィンランドでは少なくありません。
フィンランドお気に入りハーブ3位:パセリ
フィンランドでは不朽の調味料とまで言われる伝統的なハーブ、パセリ。
スープ、サラダ、肉、魚、チキン、、ほとんどのお料理似合うと言ってもいいでしょう。
ディップにしてもいいですし、ペペロンチーノパスタにたくさん入れると美味しいですね。
飾り付けのハーブとしてもよく使われます。
カロチンが豊富でビタミンB、鉄、カルシウム、リン、マグネシウムが豊富なパセリ。
これらを有効に摂取するには乾燥パセリよりも新鮮なものが良いとされています。
むくみにも良いとされているパセリは言うことナシです。
フィンランドお気に入りハーブ2位:バジル(バジリカ)
バジルはフィンランドでは10年以上にわたって気に入られているハーブです。
先ほど紹介したハーブブランドJärvikyläで販売統計を維持している、大黒柱的存在でもあるほど。
2019年フィンランドでは210万を超えるバジルが販売されました。
みなさんご存知イタリア料理に最もよく使われるハーブで
他のハーブとも相性が良いので使いやすいと言うメリットがあるバジル。
これもほとんどのお料理に加えることができ、特にトマトとニンニクとはバッチリ合います。
フィンランドお気に入りハーブ1位:ディル
フィンランド人なら誰しもが答えるであろう、ハーブ一番人気といえばディルです。
フィンランド語ではディルをティッリ(Tilli)と言います。
日本ではあまり馴染みないハーブですが、フィンランドではなくてはならない存在です。
魚との相性が抜群によく、フィンランド料理で有名なサーモンスープには欠かせません。
参考:驚異のうまさ!これがフィンランドのサーモンスープ??レシピも公開!
ホクホクと蒸したジャガイモにもディル、
夏がシーズンのザリガニ料理にもディル、
しょっぱいピクルスにもディル、
スモークサーモンにもディル、、、
もう、無敵としか言いようがありません。
これも、フィンランドでは乾燥したディルより、断然フィレッシュな方が消費率が高く、
消化にも良いとされています。
実は漢方薬のような薬として扱われることもあり、
不眠症に効くお茶に使われたり、
赤ちゃんの疝痛を和らげるために使用されたりもします。
疝痛とは・・・
腹部臓器の疼痛およびそれに伴う腹痛を示す症状名。過食疝、痙攣疝、便秘疝、風気疝、変位疝、血栓疝、寄生疝に分類される。(『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)
フィンランドでは色々なハーブがこの他にもたくさんあります。
中には水菜も小さなポットに入って売っていたりします。
ちなみに、フィンランドで水菜は「MIZUNA」とそのままの名前。
フィンランド料理で
「とっても美味しいけど何がそうさせるのか分からない」
といった場合はもしかするとハーブが隠し味で使われているのかもしれません。
ハーブを使いこなせるとお料理がワンランク以上UPすること間違いナシです!!
参考;引用:https://jarvikyla.fi/
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「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
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