ヘルシンキ観光・遊園地にある伝統的なジェットコースター

公開日:2020年3月9日  関連分類:

写真引用:www.linnanmaki.fi/fi/

 

ヘルシンキ中央駅から北側に景色を見ると、観覧車が視界に入ります。

 

そこはフィンランド人も大好きアミューズメントパークの遊園地。

電車一駅ほどの距離にあり、小さな子供から楽しむことができる場所。

 

乗り物に乗らなくとも、入場料は無料なので雰囲気だけでも楽しむことができます。

 

 

参考:夏のヘルシンキお薦め:市内にあるリンナンマキ遊園地は入場無料!

 

 

さて、この遊園地の名物ともいえるジェットコースターがここにはあります。

 

1951年からずっとこの遊園地の顔として稼働している伝統的なジェットコースター。

 

 

 

 

木製ジェットコースター、いまだに当時からの木材も使用されている

ジェットコースターの名前はヴオリストラタ(Vuoristorata)と言い、以前は遊園地のロゴにも登場するほどの代表格です。

 

このジェットコースター、先ほども言ったように1951年から遊園地にあるのですが、

 

どうしてこの年に作られたのかというと、

 

あのヘルシンキオリンピックが翌年の1952年に開催されることが決定し、

見に来た多くの観光客を引き付けるために建設されたのがきっかけです。

 

 

写真引用:www.linnanmaki.fi/fi/

 

当時、このジェットコースターは北欧の中で一番大きなジェットコースターだったんですよ。

 

 

さて、この時代のジェットコースターは木材で作られるのが当たり前でした。

 

と、いうことは、、

 

そう、今でも木製のままです。

 

今まで5回ほど改善修理されてきましたが、50年台のオリジナルの木材もまだ使用されている部分があります。

 

もちろん、新しい木材に交換されている部分もあり、安全第一で稼働しています。

 

 

 

 

ジェットコースターの一番後ろには運転手が。しかも立ってる!!

普通、遊園地のジェットコースターといえば乗り場近くに乗り物をコントロールする機械が設置されていたりして、自動ブレーキなどをかけたりしますが、、、、

 

このジェットコースターには「ブレーキマン」と言われる方が同乗するのがお決まりです。

 

ブレーキマンのほとんどが男性ですが、中には女性も現代にはいらっしゃいます。

 

 

そして、初めて見る方は必ず「まじで?!」となるのが、、、

 

 

ブレーキマン、常に立っています!!!

動いているジェットコースターにですよ!?!?

 

 

私もこのジェットコースターに何度も乗ったことがありますが、もちろん高い位置からの急降下もありますし、回転こそないものの、アップダウンが激しいです。

 

 

このジェットコースターは側面摩擦を利用しブレーキがかかるようになっています。

そのため、トラックの曲がり角には傾斜がありません。

 

そして、列車が外れてしまうのを防ぐ補助車輪などが普通はあるのですが、このジェットコースターにはないんです。

 

 

よく見てみてると、現代のごく普通のジェットコースターで見られるレールがないのに気づくことでしょう。

 

 

このジェットコースターは一味違う乗り物。

「伝統的」と言われるのはこういった事からなのですね。

 

責任重大な役目のブレーキマンは特別な訓練を受けてこの職業につきます。

 

 

 

 

ジェットコースターの仕様は?

最長の降下は48メートルでその間、約3秒ほど。

 

夏の間、約47,000周します。

 

 

140cm以上の身長と制限があり、

120cm〜140cmの身長の場合は15歳以上の人と同乗すれば乗せてくれます。

 

 

ジェットコースターの長さは960mとそこまで長くはなく座席は22席。

乗ったら2分間ほど動きっぱなしです。(乗り物の所要時間)

 

 

スピードは時速60kmなので、原付バイクの最高速度と同じですね。

 

 

「ふーん、時速60kmか。何だそこまで怖くないんじゃない?」と思いのあなた、

 

一度乗ってみてください。笑

 

これが怖いか楽しいかは人それぞれ。

 

 

真冬は稼働していませんが、夏以外でもイベントなどで遊園地が開いていたりもすることがあります。

 

 

この遊園地の中には乗り物の他に、水族館やゲーム広場などもありますので

足を運んでいただけると、また日本とは違う遊園地の雰囲気を味わえることでしょう!

 

 

情報・引用:Linnanmäki.fi

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