フィンランドの生活保護制度は日本とどう違うの?もらえる金額は?

公開日:2019年2月24日  関連分類:

 

筆者がふっと思ったのですが、フィンランドには様々な社会福利制度があります。

住宅手当失業手当育児手当大学生の勉学手当、起業補助金など色々あります。

 

 

しかし、何ももらえない人且つ失業していて収入も貯金もない人はどうするの?

という質問が頭の中に浮かんできました。

 

 

日本だと「生活保護」という制度があり、収入も貯金もなく、働くこともできない人に経済的な援助を提供する制度です。

 

フィンランドの場合はどうでしょうか?

 

 

それで、筆者は少し調べてみました。

フィンランドの生活保護は「Basic Social Assistance」(基礎社会援助)と言われるそうです。

 

 

 

 

フィンランドの生活保護は「Basic Social Assistance」(基礎社会援助)とは?

フィンランドの生活保護制度に該当する「Basic Social Assistance」(基礎社会援助制度)はフィンランドの国民が自分の日常生活を維持していく収入も貯金もない時に申し込める社会福利制度の一つです。

 

例えば、家賃、食料品、最低限の健康医療費用、衣料品、公共交通費用、電話やインターネット費用、新聞代、最低限の娯楽費などに使うお金が支給されます。

 

 

もちろん、フィンランドの生活保護制度からもらえるお金は様々な条件に影響され、収入があれば収入額にも影響されます。

 

 

 

フィンランドの生活保護ではいくらもらえるの?

フィンランドの生活保護でもらえる金額は下記のように様々な条件によって影響されます。

 

状態/条件 月額(ユーロ/円)
一人暮らし 491/6万4千円
共同生活の一人 418/5万4千円
シングルファザー・マザー 540/7万円
親と一緒に暮らす個人 359/4万7千円
10~17歳の子供

  • 長男・長女
  • 次男・次女
  • 三男・三女と以下
  • 344/4万5千円
  • 319/4万1千円
  • 295/3万8千円
10歳未満の子供

  • 長男・長女
  • 次男・次女
  • 三男・三女と以下
  • 309/4万円
  • 285/3万7千円
  • 260 /3万4千円

※ユーロ=130円

 

 

 

 

そもそも、日本の生活保護は大体いくらもらえるの?

日本の生活保護制度にも生活扶助、住宅扶助、医療扶助、教育扶助など様々な項目が含まれており、生活保護を受ける方や家族の条件に応じて支給されます。

 

 

例えば、大阪市に住む20~40歳の独身者であれば、生活扶助と住宅扶助合わせて約11~12万円ほどもらえます。

佐賀県に住むのであれば、9~10万円ほどもらえます。

 

東京都に住む4人世代(子供二人)の場合、生活扶助、住宅扶助と教育扶助を合わせて約29万円ほどもらえます。

 

 

日本では様々な扶助の金額は地域によって違う金額が設定されているため、住む地域によってもらう金額も異なります。

 

 

 

 

フィンランドの金額が多い?日本のほうが多い?

ちょっと気になりませんか?

高福祉国家のフィンランドの生活保護は日本より多い金額のお金がもらえるかな?

 

 

制度自体を直接比べるのは様々な条件によって難しいですが、例を挙げて比べてみましょう!

 

例えば、日本の東京で41歳、38歳、14歳、8歳の4人世代家族だと生活保護を受けて合計約29万円もらえます。

フィンランドの場合、同じ4人世代の家族だと約1465ユーロ(約19万円、ユーロ=130円)もらえます

 

この数字を単純に比べると、フィンランドの生活保護でもらえる金額が日本よりも少ないように見えますね。

 

 

しかし、フィンランドでは生活保護は様々な補助金や手当と並行でもらうことができるのです!

 

例えば、ある無職で二人の子供を連れているシングルマザーのケースを見てみましょう。

 

彼女がもらえる補助金は失業補助金、児童手当(シングルマザー加算)、住宅補助などがあり、月額合計1864ユーロ(約24万円)です。

 

しかし、彼女と子供の生活に家賃、光熱費、通常の生活費用(金額が定められています)の合計は2044ユーロ(約27万円)です。

 

となると、この差額の3万円がフィンランドの生活保護から支給されます

 

 

 

 

まとめ:フィンランドの生活保護は様々な社会福利の補助として機能する

日本と異なり、フィンランドでは既に収入や家庭状況に応じて様々な社会福利制度が存在しています。

条件が合えば、誰でも様々な補助金や手当を申し込むことができます。

 

 

そのため、「生活保護だけ」もらう人が少ないです。

どちらかというと、失業保険、年金、児童手当など様々な補助金をもらっている上で、最低限の生活に足りない額を生活保護制度でもらって補填するという感じですね。

※最低限の生活費は定められています。

 

 

是非ご参考頂ければと思います。

 

 

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1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

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