どの国が生み出した?フィンランド・スウェーデン・ノルウェー・デンマーク

公開日:2020年4月15日  関連分類:

 

フィンランドスウェーデンノルウェーデンマーク

 

北欧旅行で人気の高い国といえばこの4カ国が候補に上げられることが殆どでしょう。

 

どこがどこなのか曖昧な方も多いのではないでしょうか。

 

 

地図さえ見れば「なるほどな」と位置ぐらいはパッとわかることでしょう。

 

 

しかし、

 

火を付けるマッチがスウェーデンで開発されたってご存知の方はどれくらいいらっしゃいますか?

 

 

もっと特徴のある角度からこれら北欧4カ国を見ていくとまた違った面白さがあるかもしれません。

 

 

 

 

ダイナマイト開発はどこの国?

正解はスウェーデンです。

 

 

ダイナマイトは1866年にスウェーデンの科学者でエンジニアのアルフレッド・ノーベル(Alfred Bernhard Nobel)によって開発されました。

 

みなさん、この方のお名前がノーベルと聞いてお気づきになられたと思いますが、

 

 

「ノーベル賞」ご存知ですね?

 

 

この方がダイナマイトの開発で巨額の財産を獲得した方で、ノーベル賞の創設にその遺産が使われたのが始まりです。

 

 

ちなみに、フィンランドでは大きな工事現場や建設現場ではダイナマイトが使用されることがあります。

 

これは、フィンランドの土地が硬い岩である場合が多い為です。

 

 

参考:岩だらけのフィンランド、その理由は?

 

 

 

 

ノルディックウォーキングを始めたのは誰?

 

日本ではまだまだそこまで浸透していないかもしれません。

ノルディックウォーキング。

 

スキーのストックの様なものをつきながらウォーキングをするスポーツです。

 

 

「ノルディック」と言う単語からなんとなくノルウェー発祥のスポーツではないのか?

 

と思う方が多いとは思いますが、残念ながらそれは不正解。

 

 

正解は、フィンランド発祥です。

 

 

元々はスキーヤー向けの夏季トレーニングとして行われていたもので、この重要性について話した最初の人がフィンランドのマウリ・レポ(Mauri Repo)と言うスキーコーチをしていた方。

 

普通にウォーキングするよりも、ストックを使うことによって上半身も動かすことになるので健康的だとされています。

 

最初のストックが製造された2年後の1999年には国際的に有名になったスポーツです。

 

 

子供のおもちゃレゴブロックのレゴはどう言う意味?

 

世界でとっても有名な子供のおもちゃ、レゴブロック(通称:レゴ Lego)。

 

幼少期に自身もレゴで遊んでいたと言う方もいらっしゃるでしょう。

 

 

このレゴブロックも北欧4カ国のうちデンマークで生まれたもの。

 

レゴブロックの夢の国「レゴランド」がデンマークにあるとご存知の方も多いことでしょう。

 

 

現在ではアニメーションにもなっているレゴですが、

 

このおもちゃが生まれたのは1949年にデンマークの大工の息子ゴッドトフレッド・カーク・クリスティアンセン(Godtfred Kirk Christiansen)が

 

「父親と一緒に遊べるプラスチックのおもちゃ」

 

として発明したことが始まりです。

 

 

その後1958年に特許が取得され、現在では様々なレゴブロックが世界中で親しまれる様になりました。

 

「レゴ(Lego)」と言う単語は、

 

デンマーク語の「レグゴッド(Leg godt)」を組み合わせたもので「上手に遊ぶ(よく遊ぶ)」と言う意味です。

 

 

ヘアスプレーや防水スプレーなど日常に使われるスプレー

 

シューっと一瞬で液体を広範囲に、しかも均一に振りかけ流ことができるエアゾールスプレー。

 

現在ではあって当たり前のものですが、よくよく考えるとこれ作った人すごくないですか?!

 

 

実はこれ、1926年に開発されたもので、ノルウェーの科学者でエンジニアのエリック・ロットハイム(Erik Andreas Rotheim)という方が作りました。

 

ノルウェーではもちろん、アメリカでも特許が承認され、彼は塗料やワックスなどを扱う塗装会社と協力。

現代のスプレー缶のパイオニアです。

 

 

北欧では誰しもが知るチーズスライサーをご存知?

 

日本ではスライスチーズや飴玉の様に包まれたひと口チーズなどがスーパーで売られていますね。

 

しかし、北欧でチーズといえば塊で売られていることが殆どです。

 

多くの北欧諸国以外の国では通常、チーズの塊はカッターやナイフなどでスライスされることが普通ですが、

 

もっと便利なものがここにはあります。

 

ジャガイモなどの皮むき器の様な感じで均等な厚さにスライスできるチーズスライサー。

 

 

これは日本で見ることはまずないとは思いますが、北欧では各家庭に1つは必ずあるもの。

 

 

この、シンプルで画期的なスライサーが生まれたのはノルウェーからです。

 

1925年にノルウェーの家具大工ソール・ビョークルンド(Thor Bjørklund)。

 

 

木を扱う大工だったからこそのアイデアでしょう。木を削ることからヒントをもらったに違いありません。

 

 

日本のほとんどの人が知るキシリトール

これはみなさんご存知、フィンランド発祥です。

 

バーチシュガーとも言われる甘味料は砂糖にも変わる原料の一つです。

 

 

実はキシリトール、19世紀にドイツとフランスの化学者によって発見されていました。

 

が、

 

かなり昔からフィンランドでは白樺からの糖を食していました。

 

 

参考:白樺樹液・100%白樺のジュースは美味しくてミネラルたっぷり!

 

参考:フィンランドのお土産・キシリトールを選ぶヒント

 

 

フィンランドでは虫歯予防のために発明され、1970年代に開発し、特許を取得したのです。

 

 

 

 

北欧4カ国、よく似た国のイメージだとは思いますが、それぞれの国で生まれたものを知ると、より身近に感じられ、且つ違いを知ることができたのではないでしょうか。

 

旅行だけでは得られない知識も、それぞれの国の「ほほう」が知れると面白いですね。

 

 

情報・引用:Yle-Uutiset -Tunnetko pohjoismaiset keksinnöt? Testaa tietosi

 

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フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

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「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

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