【在住者が答える】フィンランドの旅行事情10選(2):石畳みは歩きにくい!1セントは使えない?

公開日:2019年10月3日  更新日: 2022年11月02日 関連分類:

 

筆者はヘルシンキのツアーガイドとして、日本の旅行者から様々な質問を受けました。

 

その中で、フィンランド在住者しか知りえない情報もあります。

 

 

前回の「【在住者が答える】フィンランドの旅行事情10選(1):え?暖房あるのに寒い!?ドア開けれない?」に続き、今回は第二弾をお届けします!

 

 

※キートスショップ主催ヘルシンキ現地ツアー

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1セント、2セントのコインは使えない!?

日本では現金を使うときに1円のコインはもちろん使えます。

 

日本の1円に同等するユーロの1セントや2セントは実にフィンランドで基本的に使えないです。(とても使いにくい)

 

 

例えば、フィンランドのスーパーでお買い物をしてレジで支払います。

カードで決済するときは「セント」単位で決済されます。

5ユーロ21セントの買い物はそのまま5ユーロ21セントで決済されます。

 

 

しかし、この代金を現金で払うときは自動的に最も近い5セント単位に調整されます。

 

5ユーロ21セントの代金は5ユーロ20セントを払えばよいです。

5ユーロ23セントの代金であれば、5ユーロ25セントを支払います。

 

 

1セントと2セントのコインは法律上使えるのですが、多くのお店では受けないです。

 

 

 

 

石畳みに最適な靴は「トレッキングシューズ」

ヨーロッパで旅行すると、石畳みの道路を歩く場合がとても多いです。

 

石畳みの道は見た目とてもきれいで優雅で歴史を感じるのですが、実に歩きにくいです。

 

特に石が大きい場合、足場は不安定ですし、ねん挫しやすくなるし、足はとても疲れやすくなります。

 

 

石畳みを歩くには、スニーカー、運動靴、革靴よりも「トレッキングシューズ」がいいと筆者は思います。

 

一つは、トレッキングシューズの靴底が硬いので、地面との接触面積が少なくても足場が安定しやすいです。

更に、硬い靴底があるため、足の底に余計な刺激がされず、より快適に歩くことができます。

 

 

見た目はベストではないかもしれませんが、石畳みを歩くにはやはりトレッキングシューズがお薦めですね。

特にタリンの旧市街はほぼすべて石畳みです。

 

 

 

 

 

 

気候が乾燥し、体感温度の変化が激しい!

フィンランドの気候は基本的に年中乾燥しています。

 

湿気が低い分、体感温度の変化が激しいです。

 

 

例えば、夏の25度。

日本の25度を想像すると、「涼しい」イメージですよね。

 

 

しかし、フィンランドの25度はとても乾燥しているため、陰にいると涼しいですが、直射日光の下にいると体感温度が30度くらいになります。

 

このように影と日差しで全然違うので、薄い上着もしくは多めの飲料水とかの準備も必要になってくるかもしれませんね。

 

 

 

 

そして、フィンランドの15度もかなり違います。

 

日差しに当たるとちょうどいいくらい暖かくなります。

陰に入るとかなり寒くなるのです。

 

 

更に、温度以外に風の強さも注意しなければいけません。

ヘルシンキは港町なので、良く風が吹きます。

 

風が吹くと体感温度が一気に下がるので、特に春、秋、冬には要注意ですね。

秒速5メートル以下であれば風穏やかで、秒速6~8メートルであれば風が強く、秒速9メートル以上であれば強風ですね。(筆者感覚)

 

 

R-Kioskiコンビニで電車の切符が買える!

もちろんヘルシンキ都市圏内の交通チケットは券売機で買えますが、コンビニのR-Kioskiで買うのもとても便利です!

 

空港からヘルシンキ市内は「ABCゾーン」、ヘルシンキ市内の観光地はほとんど「ABゾーン」で十分です。

※Aゾーンだけのチケットはありません。

 

 

ヘルシンキ中央駅などの主要駅であれば券売機は設置されていますが、すべての駅に券売機が設置されているわけではありません。

 

その時に、事前にR-Kioskiでチケットを買っておくととても便利です。

 

 

R-Kioskiで買ったチケットは買った時点から有効ではありません。

そのチケットを電車、トラム、バスにあるカードリーダーにかざすと有効化されます。

 

 

なので、使うときに有効化すればいいです。

事前に必要な枚数を買っておくと必要なときに1枚ずつ使うことができ、便利ですね。

 

 

 

 

お酒を買うなら21時までに

フィンランドではお酒の購入は21時までしかできません。

 

フィンランドではお酒の度数が10%以上のお酒は種類専売店ALKOでしか買えず、10%未満のお酒はスーパーでも買えます。

 

 

しかし、専売店でもスーパーでもお酒の販売は21時までです。

21時になると、レジ担当の判断ではなく、レジシステムが自動的にお酒のバーコードをスキャンできなくなるのです。

 

なので、お酒を買いたいなら是非21時前にしておきましょう!

 

これは人が酔っぱらってからさらにお酒を買うこと防ぐためでしょうね。

 

 

21時以降にお酒が飲みたいなら、バーやパブに行くしかないですね。

バーやパブでしたらバーテンダーの判断で酔っぱらった人にお酒を売らないです。

 

 

以上、いかがでしょうか。

フィンランドに旅する際にお役に立てればうれしいです!

 

 

 

 

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1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

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