フィンランドの白夜 沈まない太陽

公開日:2019年1月21日  更新日:2022年10月11日  関連分類:

 

想像できますでしょうか。

夜中に見る太陽。

 

深夜12時でも1時でも空は明るく、昼間のように感じる世界。

 

そのような白夜はフィンランドで見ることができます。

 

では、なぜ白夜が見れるのでしょうか?

いつ、どこに行けば見れるのでしょうか?

 

この記事を持って詳しく紹介していきます!

 

 

夏に北の大地に行けば白夜が見れる!

そもそもなぜ白夜が見れるのでしょうか?

なぜ太陽は沈まないのでしょうか?

 

一言でいうと、地球の地軸は太陽に対する公転面に対し、垂直ではなく、斜めになっているからです。

 

そのため、「夏の季節に北極圏より北の地域では白夜」になります。

南半球でも同じように「夏の季節に南極圏より南の地域では白夜」になります。

 

 

 

 

という原理がわかればわかりやすいですが、「位置が北極圏内もしくは南極圏内」にある国であれば白夜が見れます。

 

北極圏内にある国はフィンランド、スウェーデン、ノールウェー、アイスランド、ロシア、カナダになります。

南極圏に入っている陸地は南極大陸しかないため、南半球で白夜を見るには南極大陸に上陸するしかないです。(もちろん、海面でも見れますが)

 

 

場所と時期によって白夜の時期の長さが変わる

上述のように夏の季節に北極圏内は白夜になりますが、白夜になる時期の長さは場所と時期によって変わります

 

白夜になる時期は北に行けば行くほど長くなります

 

 

例えば、フィンランド北部のロヴァニエミでは白夜となる時期が6月上旬から7月上旬までの約1ヶ月で白夜が続きます。

ロヴァニエミより北130キロの町キッティラ(Kittilä)では5月末から7月中旬の約50日間が白夜になります。

フィンランド最北端の町であるウツヨキ(Utsjoki)だと5月中旬から7月末まで2ヶ月以上も白夜が続くのです。

 

たとえ北極圏からほど遠いフィンランドの首都ヘルシンキでも夏至に夜は訪ねますが、空は真っ暗になりません。

 

 

このように白夜を体験したいなら、時期として夏至の前後である6月を中心に、北極圏内の町を訪ねてみましょう!

 

 

 

 

フィンランド人は夏に時間と自然を楽しむ

日照時間においても気温や景色においても冬と夏の落差が極端に大きいフィンランドでは、フィンランド人は夏に「時間」と「自然」を楽しみます。

 

 

冬にはしっかり仕事をこなしますが、夏には存分に楽しむのです。

 

視界が広がる湖、静かな環境、涼しくて気持ちいい風、暖かい日差し

いるだけで感じる幸せです。

 

 

そのような世界でサウナに入ったり、湖で泳いだり、バーべーキューをしたり、ベリーを摘んでパイを焼いたりして家族と、友達と過ごすのです。

 

仕事のこと、キャリアのこと、資格のこと、肩書きのこと、お金のことは一旦置いといて、日常を一旦忘れます。

 

 

単純に「時間」と「自然」を楽しむのです。

 

そのような日々、そのような夏が過ごせれば、これ以上何が必要というでしょう。

 

 

 

 

白夜の過ごし方のお薦めはコテージとハイキング

一番のお薦めはコテージで数日間もしくは1週間滞在することです。

 

正になぜフィンランド人は夏に何日間も何週間もコテージに滞在し、夏休みを過ごすのかがわかるようになります。

 

言葉にすればただのサウナ。

言葉にすればただのベリー摘み。

言葉にすればただの森や湖。

 

しかし、その時間、その環境、その雰囲気とその気持ちはどこでも楽しめるようなものではないと筆者は思います。

 

なぜ人生はせかせかして過ごさないといけないのと逆に自分に聞き直したくなるような世界です。

参考記事:「フィンランドのサマーコテージライフ」記事一覧

 

 

 

 

フィンランド北部のラップランドで夏にハイキングに行くのもとても人気の高いアクティビティです。

広大な大自然や湖はもちろんですが、その環境の中に100%身を置く数日間は独特で特別な体験や思い出になるでしょう。

 

 

筆者はフィンランド南部の国立公園に1泊2日のハイキングに行ったことがありますが、心身ともに幸せを感じる時間でした。

参考記事:フィンランド大自然の森へ1泊2日ハイキングコース紹介(1)Repovesi国立公園とはどんな場所? (※現在定期開催は休止中。詳細は、お手数ですがお問い合わせくださいませ。)

参考記事:フィンランド大自然の森へ1泊2日ハイキングコース紹介(2)森と湖に囲まれてキャンプ!(※現在定期開催は休止中。詳細は、お手数ですがお問い合わせくださいませ。)

 

参考記事:フィンランド大自然の森へ1泊2日ハイキングコース紹介(3)数々の絶景に出会う(※現在定期開催は休止中。詳細は、お手数ですがお問い合わせくださいませ。)

 

 

 

ラップランドで5日間のハイキングにもチャレンジしてみたいです!

一生の思い出になるでしょう。

 

 

一日日が暮れない白夜で疲れるいつまでも遊ぶことができ、究極な自由を楽しむことができます!

睡眠不足だけ気を付けましょう!(笑)

 

 

関連記事

フィンランドにはもうすぐ夏が来ます。フィンランドの夏は筆者にとってパラダイスの季節です。いるだけで幸せになれます。そんなフィンランドの夏はどういう特徴があるのでしょう…...続きを読む
「大自然の中で過ごす」「森の中で過ごす」という一見やることもなく暇すぎでつまらないようなことですが、実際に2泊3日コテージで過ごした様子をご紹介!サウナ、バーベキュー、…...続きを読む
旅も目的も計画の仕方を少しご理解頂いたところで、次はフィンランドでのサマーコテージの旅を準備するために一番重要なステップ:「予約」です。参考にしていただくために、様々…...続きを読む
特に夏と冬の印象が強いフィンランドにも日本のように四季がありそれぞれ綺麗な景色をみることができます。今回はそんな「フィンランドの四季」についてご紹介します。またフィン…...続きを読む
  想像できますでしょうか。 夜中に見る太陽。   深夜12時でも1時でも空は明るく、昼間のように感じる世界。   そのような白夜はフィンランドで見ることができ…...続きを読む
※夏至の夜10時前後です。   筆者にとってフィンランド生活一年中の最も期待する行事の一つが「サマーコテージ」です。 日本の社会文化から考えると、フィンランドのサマー…...続きを読む

お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら