アレルギー大国フィンランド:贈り物に要注意!食品アレルギーは要確認!

公開日:2019年7月8日  関連分類:

※Glutenアレルギーの方は小麦製品すべて食べれません。

 

日本には花粉症など様々なアレルギーが存在していますが、食べ物や飲み物に関するアレルギーはかなり少ないです。

 

 

しかし、実にフィンランドはアレルギー大国です。

森大国ならではの花粉症はもちろん、食品アレルギーもたくさん存在しています。

 

 

特にフィンランド人の友人に日本から食品関連のお土産を持って来ようとするときに、関連アレルギー成分が入っているかどうかの確認が重要です!

 

大切なフィンランド人友人にアレルギー症状を引き起こしてしまうととても大変ですので。

 

 

それでは、この記事でフィンランドでよく見かける食品アレルギーの二つを紹介したいと思います。

 

 

 

 

Lactoseアレルギーと乳糖不耐症

乳糖不耐症は日本を含め、世界各国でよく見るアレルギーの一種です。

 

 

牛乳と飲むと消化不良、腹痛、下痢などの症状を引き起こします。

その原因は乳糖を分解する酵素が体にないもしくは少ないからです。

 

体にある乳糖を分解する酵素の量は人によって異なるので、牛乳1杯は大丈夫だが3杯飲むとお腹を壊すこともあり得ます。

 

 

フィンランドでは人口の17%が乳糖不耐症だそうです。

かなり多くの人々が通常の牛乳が飲めないですね。

 

そのため、レストランの食事メニューに良く(L)と表記され、Lactose(乳糖)が入っている、もしくは入っていないことを示しています。(それぞれのレストランの人に確認してください)

 

 

フィンランドで販売されている乳糖が含まれていない牛乳は「Laktoositon」と表記され、一般的にどこのスーパーでも置かれています。

※Rasvatonは無脂肪という意味です。

 

 

 

 

Glutenアレルギーとセリアック病

Glutenはタンパク質の一種で、小麦やライ麦などの中に存在しています。

 

 

フィンランド人の中で、1.5%(子供)~2.7%(中高年者)の割合でGlutenタンパク質にアレルギーを持っています。

しかも、この割合は近年に徐々に上昇しています。

 

 

Glutenにアレルギーを持つということは、小麦やライ麦製品を食べると、Glutenタンパク質が小腸で免疫システムに攻撃され、その結果毒素が作られ、小腸にダメージを与えます。

小腸はダメージによって栄養分の吸収能力が低下し、消化不良、下痢、嘔吐などの症状が起きます。

 

 

フィンランドのレストランにゃスーパーではよく「Gluten Free」の標記を見かけるのがこのためです。

 

レストランのメニューでGluten関連は一般的に(G)と標記されています。

 

 

また、フィンランドでオーツ麦(燕麦)がよく食用に消費されるのも、オーツ麦にGlutenが含まれていないからです。

 

参考記事:オーツデザートYOSA フィンランド食品探検記

参考記事:オーツミルクOATLY!? フィンランド食品探検記

 

 

 

 

アレルギーではないが、ベジタリアンかどうかも要注意!

また、日本ではなかなか見かけないが、ヨーロッパやフィンランドではベジタリアン(肉を食べない)の人がかなり多いです。

 

 

ベジタリアンの中でも「肉由来の調味料もダメ」「乳製品や卵もダメ」「肉が入っていなければOK」「魚ならOK」など様々なスタイルが存在しています。

 

 

日本でお土産やお菓子を買うときに通常味や包装だけ気にし、成分は気にしないですが、フィンランド人の友人に贈るものでしたら、その友人はベジタリアンなのか、肉関連や乳製品関連の成分が入っているかどうかも注意が必要になってきますね。

 

 

この部分はなかなか日本の飲食慣習とだいぶ異なりますので、細かな注意が必要で、是非気を付けてくださいね。

 

 

 

 

このようにフィンランドには様々な食品アレルギーが存在し、レストランやスーパーの食品でも一般的に表記されているほどですので、日本から食品を持ってきてフィンランド人友人に渡すときに是非相手に何か食品アレルギーがあるかどうかを確認したほうがいいですね。

 

また、ベジタリアンの方なのかどうかも是非確認を漏れらずにです!

 

 

 

参考:Gluten Intolerance Food List: What to Avoid and What to Eat

参考:Wikipedia セリアック病

参考:Gluten intolerance in Finland has doubled

参考:Yle A Study in Milk

参考:Wikipedia 乳糖不耐症

参考:J-milk ウワサ16 日本人のほとんどは、牛乳を飲むとおなかをこわす

 

 

関連記事

ヨーロッパに来るとあまり無かったり、あっても有料だったりと不便に感じるトイレ問題。ヘルシンキで気兼ねなく無料で使えるトイレをグーグルマップに標記しましたので、旅行の際…...続きを読む
フィンランドにおけるコロナウィルスに関連する重要な情報を随時アップデート、時系列の形式でご提供します。確認感染者数、政府が発表した最新の政策や行動制限対策などの情報を…...続きを読む
  筆者はヘルシンキのツアーガイドとして、日本の旅行者から様々な質問を受けました。   その中で、フィンランド在住者しか知りえない情報もあります。     …...続きを読む
ワクチンの普及により、フィンランド政府は入国制限や入国後のコロナテスト/自宅隔離ルールを変更しました。フィンランドに来る予定のある方は是非ご参考ください。
フィンランドは冬が明けて春になると、人々が街に出ることが多くなり活気付きます。桜が咲いたり緑が生い茂り、素敵な景色に出会えるようになるので、出かけるのにおすすめの公園…...続きを読む
乾燥の激しい国ではそのお肌のトラブルは乾燥からと言われることが多くあります。いくら保湿剤を塗ったって改善できない場合は洗浄から見直してみることです。あなたの使っている…...続きを読む

お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。


ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら