以前にも記事に書かせて頂きましたが、フィンランドで仕事を見つけることができても就労ビザ・在留資格の審査時間が長くて結果的にフィンランド移住が難しくなっています。
海外の人材が欲しくても雇用主(会社)がそんな何か月も待てないので、結果的に海外人材を雇うことを諦めざるを得ないことがよくあるそうです。
参考記事:フィンランドで仕事探して移住?難しいのはビザ申請の長い待ち時間
同じ問題は今回フィンランドスマホゲーム大手のスーパーセルのCEO Ilkka Paananenもフィンランド国営放送YLEの取材に応じてこの問題の現状に関し、自社状況に踏まえて意見をシェアしてくれました。
Ilkkaは自身のツーターで下記の内容を投稿されました。
「就労ビザの問題は本当にスーパーセルで毎日のように起きている災難です。世界トップクラスの人材はフィンランドに来てフィンランドで働きたいし、フィンランドにとってもすごく良い納税者になると思います。しかし、在留資格の審査がすべてを止めています。世界トップクラスの人材はビザ審査のため3~4ヶ月も待ってくれませんよ」
(This is a catastrophe that be seen everyday at Supercell, for instance. People with world-class know-how who would be very good taxpayers are ready to come to Finland, but our bureaucracy blocks us from bringing them here. A world-class creator is not going to wait 3-4 months for a permit.)
実際にフィンランド移民局MIGRIのウェブサイトを調べ、各種類のビザ・在留資格の順番待ち時間と審査時間を確認しました。
※申請人数が多いため、最初は数ヶ月の順番待ち時間を経て、審査が始めってからさらに数ヶ月の審査時間が取られます。
在留資格 | 合計待ち時間 |
就労(初回申請) | 約4ヶ月 |
学生(初回申請) | 約1~3ヶ月 |
配偶者(初回申請) | 約4~8ヶ月 |
永住 | 約1~3ヶ月 |
フィンランド国籍取得 | 約5~7ヶ月 |
※2019年10月7日現在の状況。
YLEの報道によると、新規就労ビザの審査時間は去年に平均26日だったのに、今年には52日に倍増したそうです。
更に、就労ビザ延長の審査にはさらに長い平均62日を要しているそうです。
ちなみに、ちょっと前の状況ですが、筆者が2016年10月に提出した「自営業在留資格延長申請」(Self-employed residential permit extension application)の待ち時間は合計8ヶ月でした。
だいぶ待ちましたよ!ふ~
幸い、筆者は「延長申請」なので、特に仕事や生活には影響がほとんどありませんでした。
フィンランド移民局MIGRIの予算不足が一因
フィンランド移民局MIGRIのディレクターJaana Vuorioがこの問題に対し、コメントしています。
「ビザ申請費収入でカバーできるのは全体予算の4分の3程度に過ぎません。スタッフが足りないので審査時間が延びるのも必然な結果です。」
もちろん、就労ビザの申請者数が増えているのも理由の一つです。
その多くはインドからの申請です。
また、実際に支払われる給与水準に問題ないかを確かめるにも時間がかかっています。
これらの理由によって就労ビザの審査時間が伸びているわけです。
フィンランド内閣はフィンランドの経済をより成長させるため、今後より多くの海外人材を受け入れようと打ち出しているが、まずは就労ビザの審査時間の短縮に力を入れないといけないですね。
フィンランド経済雇用省(Ministry of Economic Affairs and Employment)の移民関係ディレクターSonja Hämäläinenが考える就労ビザ申請時間をより大幅に短縮すべき、「1ヶ月」を目標としています。
審査時間が短縮するため、オンライン申請を薦め、書類の準備をより詳しくした方がいいと呼びかけています。
参考:YLE Slow processing of foreign experts’ permits “a catastrophe”
参考:Finnish Immigration Service
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)