3ヶ国在住経験者の留学生から見るフィンランド生活とは?

公開日:2018年12月21日  関連分類:   

 

現在フィンランドの多くの大学は日本の多くの大学と交換留学協定を結んでおり、日本には多くのフィンランド学生が留学し、フィンランドにも毎年多くの日本人留学生が来ています。

 

ヘルシンキには多くの大学があり、毎年に多くの交換留学生がこの土地に訪ね、異国の環境で人生の経験を積み、フィンランドでの経験を日本に持ち帰っています。

 

 

筆者が今日ご紹介したいのはある21歳の女性交換留学生Mさんのお話です。

 

彼女と知り合ったのはある友人たちの集まりで一緒に餃子を作って一緒にサウナに入る会での時でした。

最初に会った際にはあまり話すことが多くなく、少し静かで大人しい子だなという感じでした。

 

その後、様々な機会に通じて徐々に彼女のことを知ることができました。

今回は彼女と会話した内容に基き、彼女のストリーを読者の皆様に共有したいと思います。

 

果たして兵庫県出身で21歳という若齢のMさんはどのように語学の壁と文化の壁に立ちはだかり、留学生活を過ごしてきたのでしょうか。

 

※彼女は2018年12月にフィンランドの交換留学を終え、日本に帰りました。

 

 

 

 

語学の壁をぶち破るMさんのカナダ留学

Mさんは関西方面の大学に在学し、2018年の夏から年末までフィンランドに滞在していました。

学校では基本的に英語を使います。

 

しかし、Mさんが英語の壁にぶつかったのは今回のフィンランドではなく、カナダでした。

 

 

小さいごろから両親の教育方針によって英語との接触があり、少しはできたが、レベルをさらに上げるため、Mさんは大学2年生の頃にカナダへ3ヶ月の語学留学を決意しました。

 

 

しかし、その語学留学はMさんの予想よりも遥かに大変な日々でした。

 

週に5日間の授業があり、毎日宿題が出され、勉強と宿題に追われる留学でした。

放課後の時間に学校から様々なイベントがアレンジされており、本来は楽しい時間のはずだったが、イベント自体は英語を使うし、イベント後の感想なども小論文のような形で宿題として提出しないといけないというふうに日々英語に追われていました

 

一週間のうち休めるのは金曜日の夜くらいで、他の日は深夜まで勉強や宿題をやっていました。

 

語学学校ではリスニング、スピーキング、ライティング、リーディングなどの項目に分け、最優秀者を表彰する制度があり、Mさんは常に賞を取ることを目指し、勉強に励んでいました。

 

「とても大変でしたが、英語がグッと伸びる期間でしたね」とMさんがふり返って言いました。

 

 

 

 

明確な目的をもってフィンランドへ

明確な目的」は留学においてとても重要だと筆者は常に思っています。

 

Mさんはフィンランドへの留学にとても明確な目的を持っていました。

 

 

彼女の一番目の目的は「ビジネスやマネジメントを学ぶこと」です。

 

彼女は既に日本での就職が決まっているため、メディア専門出身の彼女にとってマネジメントの能力を強化するのが今後のキャリアにおいて一つのポイントです。

そのため、彼女は今回の留学でできるだけビジネスやマネジメントの力を身に着けたいと考えていました。

 

 

しかも、「できるだけ多国籍且つ異文化の環境の中で学びたい」という二つ目の目的もありました。

 

 

 

 

彼女前回カナダの留学の中では他の国の人もいましたが、やはりカナダ人が多くて多様性が思ったほど高くなかったです。

しかし、フィンランドのヘルシンキではフィンランド人だけではなく、他に様々な国から来る学生がとても多いので、Mさんは欲しかった経験を作ることができました。

 

 

この二つの理由以外にも「治安がいい」「英語で生活できる」などの条件によってフィンランドを選びました。

 

 

 

 

 

異国での生活に不安は付き物

フィンランドに来る前にすでにカナダでの留学経験があったとはいえ、Mさんにはやはり不安を感じていました。

 

 

その一つ目は「授業についていけるかどうか」で、もう一つは「うまく多国籍の人と一緒に生活していけるかどうか」です。

 

カナダでの留学は語学留学で、英語がそれほどうまくないのが当然のことだったが、今回のフィンランド留学は英語を使って授業を受けることなので、英語ができる前提の授業です。

そのため、自分の英語力が足りているかに不安を感じました。

 

 

また、フィンランドでは学生寮に住み、シェアハウスで知らない外国人と一緒に生活しないといけません。

カナダ留学では日本人と一緒にルームシェアしたので、外国人との共同生活は初めてで不安が湧きました。

 

フィンランドに来て2名のドイツ人フラットメイトと一緒に生活。

共同生活に多少のストレスが溜まりますが、幸い意思疎通に問題がなく、清潔の面も保たれているので、当初の不安が無事解消されました。

 

 

 

 

多国籍且つ異文化環境の中でプロジェクトを進める経験を得る

Mさんが日本の大学で学んでいるのは「メディア情報学」です。

メディアに関係する様々な専門知識を有している彼女はフィンランドの大学でビジネスを学び、マネジメントの分野に身を置きました。

 

 

フィンランドの大学には様々な形式の授業がありますが、彼女はあえて座学ではなく、グループワーク中心の授業を取りました。

その授業のグループワークの中で、チームメイトにはフィンランド人、カナダ人、日本人などの留学生が入り、強みである英語とビデオ編集制作能力を生かし、グループワークのプロジェクトを押し進め、最終成果物としてビデオプレゼントも行われました。

 

 

 

 

海外で様々な国籍や文化背景の人と一緒に仕事をしたり、プロジェクトを進めるのは決して簡単なことではありません。

最低限のコミュニケーション能力、英語力や円滑な人間関係対応能力且つ異文化にうまく対処する柔軟性も必要とされています。

 

フィンランドでは外国人である彼女が多国籍且つ異文化のチームの中で力を発揮した経験は彼女にとってとても大きいな財産になったでしょう。

 

 

 

 

フィンランド留学の中で最大な喜びは達成感

はっきりした目的を持ってフィンランドに来られた彼女にとって目的を達成できたことが最大の喜びです。

 

様々な国から来た人々とチームを組み、何回もミーティングをし、自分の母国語ではない言葉で意思疎通を図り、結果的に授業の要求を満たし、自分でも満足した結果を残せたことです。

 

最初に難しかった英語によるコミュニケーションという言葉の壁を越え、チームメイトとも感情が深まり、授業が終わると同時に彼女の心に生まれた寂しさが彼女の努力の成果を語っています。

 

 

 

 

海外生活で必ず出会う「言葉の壁」と「文化の壁」

海外で留学もしくは生活すると必ず多くの壁に出会います。

その中で最もよく出会うのは「言葉の壁」と「文化の壁」です。

 

彼女の場合、この二つの壁にどう対処したのでしょうか。

 

 

フィンランドに来たMさんが最初にぶつかるのが言葉の壁でした。

特に専門分野外の話題やテーマになると、話についていくのも精いっぱいだそうです。

その中で彼女は専門分野に関するビジネスミーティングの中に起こった話から入っていき、話についていけるような方法を取り、できるだけ会話を図っていました

 

筆者の経験ですが、言葉の壁を越えていくにはとても時間がかかり、ストレスも非常にたまりやすいです。

一つだけでいいので、話題の突破口を見つけ、みんなの話に入っていくのを試みるが重要ですね。

 

 

 

 

文化の壁において、Mさんから見たフィンランドは「特に壁を感じなかった」そうです。

 

人と人の間にある距離感について、フィンランドは日本にとても近い感覚と感じられたそうです。

北米ではいきなり人がとても近い距離感で近づいてくるが、フィンランドではそのようなことがありません。

仕事においても効率的で無駄が少なく、やり取りがしやすかったそうです。

 

他に差別や嫌な目で見られたこともありませんでした。

 

 

 

 

留学生から見る日本のことが好きなフィンランド人たち

Mさんは学校で実にフィンランド人と知り合うチャンスが少なかったです。

なぜなら、彼女が取ったのは交換留学生向けの授業なので、授業では海外から来る交換留学生がほとんどでした。

 

それでMさんがフィンランド人と多く接触できたのは「カフェリングア」というイベントの場でした。

 

「カフェリングア」は様々な言語をテーブルに分けて自由に話し、その言語を練習し、その言語が属する文化を学び、人と人の交流を促進する目的を持つ無料イベントです。ヘルシンキで週一回開催されています。

 

ヘルシンキでは「カフェリングア日本語テーブル」という場所に日本人の在住者、日本人の留学生、日本に興味あるフィンランド人、フィリピン人、日本に留学したことのあるフィンランド人が集まり、会話を楽しみ、交流しています。

 

 

Mさんがカフェリングアで多くのフィンランド人と知り合い、交流することができました。

「私が感じたのはここにいる日本が好きなフィンランド人は単純に漫画やアニメだけではなく、日本の文化、日本の社会環境も知っている上で日本が好きだと言ってくれて、日本に住みたいとまで思ってくれていることが私にとってとてもうれしいことでした」とMさんが言いました。

「少しシャイですが、みんながいい人で良かったです」

 

 

 

 

留学生として感じたフィンランド社会の「自由」

Mさんは留学していた日々の中で、一つとても強く感じたのは「フィンランド社会の自由」です。

 

それは「日本ではちゃんとしていないこと」⇔「フィンランドではフレキシブルなこと」というような対照的なことでした。

 

例えば、フィンランドではレジを打ちながらちょっと飲み物飲んだり、掃除しながらちょっと携帯で通話したり、事情によって仕事の内容をフレキシブルに調整したりすることです。

従業員も全員スーツを着るわけではなく、ビジネスカジュアルや適切な服装であれば、服装においても自由度が高いなどのことが彼女の目に映っていました。

 

今既に日本での就職が決まっている彼女にとってフィンランドで見てきた環境は今後日本で働く時の大切な参考になり、自分のキャリアや今後の働き方に関する考え方も変わったと彼女が言っていました。

 

 

 

 

フィンランドに住んでみて「生き方」に関する考え方が変わった

Mさんにとってフィンランドはとても住みやすい国です。

 

 

フィンランドでの人生にレールがないです

 

彼女が体験し、感じたのは、「遅くても好きなことであればいつでも始められる」のがフィンランドです。

必ずしもグループに合わせる必要がなく、より自分らしく生きられるということです。

日本で一部のグループ生活に合わない経験もあった彼女にとって、フィンランドの自由にとても強く感じたでしょうね。

 

 

また、日本とカナダに在住経験のあったMさんはカナダとフィンランドと比較してみました。

 

カナダに住んでいたMさんはカナダを未来に住む国として考えていました。

英語で通じるし、カナダ人も外国人に寛容的だと彼女自身が感じたからです。

 

しかし、今のフィンランド在住経験を持って比べると、フィンランドのほうがより住み心地が良いと彼女は思いました。

その理由は「人との距離感」だそうです。

 

カナダではいきなり距離を詰めてくる人がいたので、Mさんは人間関係の対処に少し苦労しました。

フィンランドでは人間関係の距離感が日本の感覚に近いため、フィンランド人とのやり取りがとてもやりやすかったそうです。

 

この点から見るとフィンランドは日本人にとって生きやすい海外の国ですね。

 

 

 

 

フィンランド語が読めないのは唯一の難点

フィンランドでの生活がとても便利でほとんど問題なかったですが、一つだけ問題になっていたのが「フィンランド語が読めない」ことです。

 

フィンランドでは多くのフィンランド人が英語が話せるが、ラベル、標示などには基本的に公用語のフィンランド語やスウェーデン語中心となります。

 

 

彼女もフィンランド生活の最初にスーパーでの買い物に少し苦労しました。

大体どういうものがわかりますが、細かい違いや成分などになるとやはり難しかったです。

 

他に電車で通常のアナウンスには英語もありますが、車掌からのお知らせはやはりフィンランド語しかありませんでした。

 

 

短い期間ですが、彼女は大学でフィンランド語の授業も取っていました。

少しフィンランド語がわかり、少しキーワードを拾えるようになると、生活の中で様々な面においてだいぶやりやすくなると彼女は感じました。

 

もしこれからフィンランドに留学もしくは長期滞在する予定のある方も是非少しだけでもフィンランド語に触れてみてはいかがでしょう。

 

 

 

 

フィンランドの留学生活を充実に過ごすには

Mさんは自分の留学の目的に合わせ、様々な活動を行って留学生活を充実させました。

 

学校のほうでは目的であるビジネス・マネジメントの授業を取り、時間をかけて努力し、よい結果を残しました。

 

プライベートのほうでは時間を見つけ、最低限の資金でいくつかヨーロッパの国を回り、自分の視野を広げました。

また、フィンランド人やローカルの人々との交流もカフェリングアに通じて図り、楽しい思い出を作ることもできました。

 

 

そんなMさんは微笑んで帰国の飛行機に乗り込んだでしょう。

また会うことを筆者も楽しみにしています。

次回はより大きいな成長を遂げ、その新しい姿を見せてくれるでしょう。

 

 

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2.フィンランド・北欧のデザイン

北欧にあるフィンランドは毎年冬が寒くて暗いです。家の中で生活する時間が非常に長いフィンランド人はちゃんと室内の生活を楽しもうと発展してきたのは生活製品のデザインです。そんなフィンランドデザインの特徴は「シンプル」「スタイリッシュ」「温もり」「ナチュラル」「鮮やか」。デザイン性の高さに加え、機能性にも優れているのが更なる魅力です。また、フィンランド出身の原作者トーベ・ヤンソンが作り出した「ムーミン」の背後にある原作者の思いや哲学もフィンランド代表の一つです。

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