フィンランドの料理・ジャガイモ主役のオーブンレシピ

公開日:2020年8月22日  更新日: 2022年08月08日 関連分類: 

写真引用:https://www.soppa365.fi

 

今回ご紹介するフィンランド料理のレシピは、

この国では知らない人がいないというほど有名なジャガイモが主役のオーブン料理

ペルナラーティッコ(Perunalaatikko)

 

直訳すると、「ジャガイモ箱」となりますが、この国では「箱(laatikko)」とつくお料理はオーブン料理のことを意味します。

 

フィンランドの主食はジャガイモって知っていましたか?

そんなジャガイモがよく食べられている国のレシピ、美味しいに決まっています!!

 

クリスマス料理の一品としてもテーブルに並ぶこのペルナラーティッコ、ジャガイモ自体の甘みも感じられ、特にお肉料理のお供としては抜群です。

 

ほんのり甘いジャガイモのスイートポテトと思っていただければ!!

 

 

 

 

ジャガイモ主役オーブン料理レシピ・ペルナラーティッコ

 

出来上がるまでに時間はかかりますが、オーブンまかせなので意外にも楽ちんに作れます。

 

材料(6人分)

  • ジャガイモ(男爵):1kg
  • 小麦粉:大さじ3
  • 茹で汁:100cc(1/2カップ)
  • バター:50g
  • 牛乳:400cc(2カップ)
  • :小さじ1と1/2
  • ナツメグパウダー:小さじ1/2
  • シロップ:大さじ2

シロップはどんな種類のものでもかまいません。お好みのものを使ってくださいね。

 

作り方

1)鍋にジャガイモがかぶるぐらいの水を入れ沸騰させ、皮付きのままジャガイモをよく煮ます。この時、塩は加えないでください。

2)ジャガイモが柔らかくなったら茹で汁を少し湯呑みなどに残しておきましょう。ジャガイモは広い耐熱皿に移し、皮をむきます。

3)フォークやマッシャーなどでジャガイモを潰しながら茹で汁を加えます。ジャガイモが滑らかになるまで潰れたら手のひらの温度になるくらいまで冷ましましょう。

4)小麦粉を少しづつ入れ混ぜ、ピューレ状にします。

5)耐熱皿に満遍なく広げ、アルミホイルで覆い、60℃のオーブンで4時間じっくり。その間、数回かき混ぜでくださいね。

6)4時間たったら味見をして、甘みを感じれればOK。甘みがない場合は更に1〜2時間オーブンに入れておきます。

7)出来上がったら溶かしバターを加えて滑らかになるまで混ぜます。

8)牛乳を沸騰する直前まで温め、ピューレに混ぜ込みます。

9)塩とナツメグで味付けします。更に甘みが欲しい場合はシロップを味見しながら加えましょう。

10)更に150℃のオーブンで2時間、今度はアルミホイルなしで焼き上げたら出来上がり!

 

多く作りすぎてしまっても、冷蔵で3日は大丈夫です。

 

 

 

 

ペルナラーティッコの応用編・たくさん余っても大丈夫!

3日でも食べ切れないほど作りすぎてしまった場合でも心配はいりません。

 

フライパンで挽き肉やベーコン、そして玉ねぎのみじん切りを炒めて塩胡椒で味付けをしたら、このペルナラーティッコに混ぜ込んでしまいましょう!

 

そのままでも立派なおかずになりますし、コロッケにしてもいいですね。

 

 

更には、ポテトサラダとして使っても良いですし、シロップやナツメグが入っていますが洋風な肉じゃがとして作り替えても大丈夫です。

 

 

 

 

フィンランドではどのようにして食べられているのか?

フィンランドのスーパーには、必ず出来上がったペルナラーティッコが売られています。

 

夕食のおかずに添えられて主食のように食べられたりもしますが、そのままペルナラーティッコだけを食べる人も。

 

 

もっとも出番の多いのは、やはり冒頭でも書いた通りクリスマス。

 

フィンランドのクリスマス料理には欠かせない一品なのです。

 

クリスマスのメインディッシュである大きなハムの切り身と一緒に食べるのが一般的で、ジャガイモの他には同じようにつくられたカブや人参などのオーブン料理も一緒に並びます。

 

ジャガイモのいいところを引き出したこのペルナラーティッコ。

 

見た目はとっても質素ですが、なんとなく「あ、また食べたいな」と思わせる不思議にもクセになる美味しいフィンランド料理なのですよ。

 

大勢でワイワイと食事するときにはメインディッシュの脇役としてもってこいのお料理です。

 

 

参考・引用:Soppa 365 -Imelletty perunalaatikko

 

関連記事

トナカイはフィンランドやスウェーデンの名物料理の一つで、北欧では普通に食べられています。先日頂き物のトナカイの燻製を食べてみました。あっさりしていて意外と食べやすい。…...続きを読む
びっくりするほど簡単で時間のかからない立派なメイン料理だけでなくデザートも作れるレシピをご紹介。手の込んだ料理に見えるので、誰かをお家に招待した時には秘密にしておきた…...続きを読む
フィンランド料理をご家庭で!日本で揃う材料で簡単に作れるものを7品のレシピをまとめてご紹介します。お料理レシピそれぞれの豆知識も知れるので一石二鳥。ぜひお家とお腹を北…...続きを読む
フィンランドのカフェをお家で簡単に。日本でも簡単に作れるスイーツを6つご紹介します。シナモンロールからあまり知らせていないフィンランドの美味しいものまで。ぜひコーヒー…...続きを読む
フィンランド料理のイメージってないですよね。今回はフィンランドのクリスマス料理、手軽に作れて楽しめるトルットゥを紹介します。材料はクロワッサンの生地のような材料とジャ…...続きを読む
フィンランドの子供からお年寄りまで幅広く好んで食べられるデザート、キーッセリ。どんな味でどんな食べ物なのか、そして日本でも簡単に作れるレシピを公開!夏でも冬でも美味し…...続きを読む

外出・旅行がより楽しくなるアクセサリー

外出や旅行をする時に「サイズが小さい」「色んなシーンに似合う」「フィンランドデザイン」「自然木材」のピアスアクセサリーはいかがでしょうか。

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら