フィンランド人は必ず持っている反射板・リフレクター 冬の暗闇対策

公開日:2020年1月13日  関連分類:

 

フィンランドの冬は日照時間が短いことでも有名。そして北部では極夜が続くところもあると言うことは皆さんもご存知のはず。

 

そんな冬は暗い季節のフィンランド、この時期、地味に(?!)大活躍するのがリフレクターです。「身に着ける反射板」と言った方が分かりやすいかもしれませんね。

 

北欧諸国ではこのリフレクターの存在は当たり前のように知られていますが、意外とその他の国での知名度は低かったりします。

 

しかし、身の安全性を考えるなら断然あるのとないのとでは違います。

 

 

昔と比べて、現在フィンランドには色々なタイプの、そして色々なデザインのリフレクターが売っていますので、日本ではないような物を現地で見つけたらいいお土産になることでしょう。

 

 

 

 

歩行者用リフレクター、農民のよって発明されたのはご存知?

フィンランドには実に色々なリフレクターがあります。

 

それは硬いプラスチックでできた物からビニール製のもの、腕に巻きつける物やマスコットのようなキーホルダーにショッピングバッグ、、例をあげたらキリがありません。

 

 

さてここでみなさん、ご存知でしょうか?

歩行者用の反射板・リフレクター、実はフィンランドの発明だったってことを!!

 

 

1940年代から1950年代の変わり目に歩行者用リフレクターが開発されたのですが、

最初となるのは馬車に乗る時、車両用のリフレクターを2つ吊り下げたことがきっかけとなったようです。

 

これをはじめに思いついたのは農民であったアルビ・レヘティ(Alvi Lehti)という方。

 

 

この反射板・リフレクターはフィンランドだけでなく、1950年代には北欧諸国で一般的なものとなりました。

 

後に、このアルビさんの息子がプロダクトデザイナーと共に雪の結晶型をしたデザインの反射板をつくり出し、1960年代から製造されています。

 

 

 

 

リフレクターがあるのとないのとでは安全性が劇的に違う

フィンランドの11月12月は歩行者にとってはとても危険な時期です。

この時期、フィンランドの統計局でも歩行者の負傷率はとても高くなるとの報告をしているほど。

 

昨年12月には56人の歩行者が事故で負傷したそうです。

10人中4人の歩行者が市街地での交通事故で死亡したとのデータが出ています。

 

 

ヘルシンキ郊外へ出れば暗い道路が多いことに気づくでしょう。そこではハイビームで運転する車も少なくはありません。歩行者はこのハイビームの光で「目くらみ状態」になり近づいてくる車の確認が難しくなる事もあります。

 

 

交通安全局によれば、車の照明や歩行者の衣類にもよりますが、ハイビームの運転をするドライバーはリフレクターなしの場合、暗い道路では約150m先の歩行者を確認することができます

リフレクターがある場合だと、その倍以上の600m先まで歩行者確認することができるので、安全性がかなり高まります。

 

 

じゃ、ハイビームで運転しないヘルシンキ市内や大都市圏内では安全なのか?

いえ、これはこれでまた違った危険があります。

10人負傷者のうち9人もの人が都市部で事故を起こしました。

 

 

天候はもちろん、都市部ならではの街の明かりや広告のライト、道際の木の影などで歩行者や自転車の早期発見が遅れてしまうようです。

辺りが明るければリフレクターの意味はないように思えますが、動く光るものを人は察知しやすいのでやはりリフレクターをつける意味はあるのです。

 

 

 

 

フィンランドではリフレクターをつける義務がある

冬になると、子供からお年寄りまでリフレクターをつけているのを本当によく目にします。

 

安全性を重視してが第一ですが、道路交通法によると、

2003年に施行された法律で、

フィンランドで歩行者は通常、夜間や暗い季節、道路を歩行する場合は適切なリフレクターを使用する必要がある

と義務付けられています。

 

 

この「適切なリフレクター」と言うのは簡単に何かといいますと、リフレクターを購入する時、製品に「CE」のマークがあるかどうか。

そしてEN13356で識別されているかどうかで確認ができます。

 

歩行者用のリフレクター、規格の用件を満たしていない商品が実は時々販売されていたりして、見た目はリフレクターのような感じもしますが、思うほど反射しないので安全性には欠けるため条件は満たされないことになります。

 

 

フィンランドでは時々、街角やイベント、キャンペーンなどでリフレクターを無料配布することがあります。

その場合は「適切なリフレクター」かどうか確認してから貰うようにしましょう。

 

 

ちなみに、リフレクターの使用を義務付けられてはいますが、使用していないからと言って罰則などがある訳ではありません。

 

 

北欧諸国ではとてもメジャーなものですが、日本ではまだまだそこまでリフレクターを冬のアウターにぶら下げていたり、腕につけていたりする人は少ないはず。

 

小さなお子様やお年寄りの方は特に、日本も薄暗くなりやすい時期がありますので、

安全性もそうですが、ちょっとしたアクセサリー感覚でお持ちになられても良いと思います。

 

事前に防げる事故のためにも、1つは持っておきたいアイテムですね。

 

 

情報・引用:mtv-uutiset -Tiesitkö? Jalankulkijan heijastin on suomalainen keksintö!

情報・引用:yle-uutiset -Näin huonosti jalankulkija erottuu liikenteessä..

 

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2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

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Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

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