フィンランドで妊娠発覚してから出産までを思い出してみる⑤

公開日:2019年11月23日  更新日:2022年9月1日  関連分類:

 

フィンランドで初めての妊婦生活も

10ヶ月目に突入した頃です。

 

フィンランドでは、この頃になると

初産の人向けに講習会が二回、開かれます。

 

今回は

この講習会がどんなものだったか、

フィンランドと日本で何か違いは合ったのか

そして私が感じだこと思ったことを

書いていこうと思います。

 

 

 

 

フィンランドはやっぱりグループで話し合うのが好き

前回は自分が産む総合病院の見学をしてきたばかり。

フィンランドで妊娠発覚してから出産までを思い出してみる④

 

その時も私と夫を合わせて

夫婦7組で見学会を受けてきました。

 

さて、妊娠10ヶ月、臨月に入ると

講習会が2回、一週間おきにありました。

 

 

最初の講習会は

 

「出産と陣痛の緩和、そして赤ちゃんの口内ケア」

 

というテーマで

 

旦那様の就業時間も配慮してなのか

平日夕方から2時間ほどありまして、

 

講習ルームに入ると

10組ぐらいの初産をもうすぐ迎えるご夫婦たち。

 

やっぱり今回もグループ講習でした。

 

 

講習会では

簡単にどんな説明があったかというと

 

基本中の基本、

 

「赤ちゃんに口移しで何でも与えないこと。

虫歯や色々な菌は唾液から簡単に感染するので気おつけましょう。」

 

 

「陣痛の前には前駆陣痛があって、違いは〜」

 

など。

 

そして、出産の流れはどんな感じで流れはどんな風になるのか

説明を受けたりDVDをみんなで見たりしました。

 

そして次に、

 

まさかの!

 

「では、男女グループに別れて話し合いをしましょう!」と。

 

ああああ。。私の苦手なやつなんです。泣

 

日本ではあまりないことだと思うのですが、

 

「そういえばフィンランドってこういうの多かったな」

 

とフィンランドで学生をしていた頃を思い出しながら、

初対面の方達と話し合うことに。

 

 

「私は陣痛が怖くて怖くてしょうがないわ」

「今回の講習会ではこんなこと言ってたけど実際〜」

「私、痛みに弱いのよ。耐えれるのかしら。。」

「一人の時に破水しちゃったらどうしよう」

 

と、けっこう不安要素が多かった様に思います。

 

 

そして、お父さんグループはどうだったかと聞いてみると、

 

「立ち会ってる時に、血とか見て倒れない様にしなくちゃねー笑」

 

なんて言いながらみんなで笑ってたそうです。汗

 

 

講習会の後半は

お父さん側、お母さん側の温度差が

大きく開いた講習会でもありました。笑

 

 

 

 

フィンランドでは陣痛何分置きになったら病院?

この講習会で教えていただいたことのほとんどは

私は事前に自分でリサーチしていた事だったので

 

「やっぱり、こんな感じなんだね」

 

と再確認できた事柄が多かったのですが、

一つだけ、

 

 

「まじか。。。」

 

 

となったことが。

 

 

それは、

 

日本では初産の方だと

陣痛が10分間隔になれば病院へ電話して向かうことになると思います。

 

が!

 

フィンランドでは5分間隔になったら病院へ電話して、

一般的には自分でタクシーを呼ぶか、

自家用車か何かで病院へ向かう!

とな!!!

 

 

もちろん、破水してしまったらすぐに病院ですが、

まさかここで日本とフィンランドの違いが出てくるとは

思っておらず、コレには驚きと不安が渦まきました。

 

 

 

 

授乳生活というテーマの講習会

次の講習会では、出産直後から始まる授乳生活についてでした。

今回も夫婦何組かのグループで講習会です。

 

実際に5ヶ月ほど前に出産されたご家族が会場へ来られて

「出産の時の体験」や

「産後、生活はどの様に変わった」など

5ヶ月の赤ちゃんを抱っこしながら説明してくださいました。

 

授乳の方法を教えてくれるのだとばかり思っていた私ですが、

それとは違って

 

 

「授乳とは何か」と基本から始まり、

「授乳するお母さんはこんなにも大変!

夫婦でちゃんと協力しあって生活しましょう!!」

「奥さんに任せてばかりはダメよ!」

 

 

というもので、

 

こうやってちゃんとお父さん側にも必要なことを

直接講習会でやってくれるって、

ありがたいなぁと感じた講習会でした。

 

 

フィンランドでは出産・子育ては夫婦でするもの

フィンランドでは母親も父親も同じ目線・役割分担で子育てをするのが当たり前。

例えば、子供が病気になり学校を休まなくてはならなくなった時、

子供のために父親が仕事を休んで母親が仕事に出かけてもちっともおかしくはなく、

「時間の都合が合うなら、合う方がすればいい」という考え方が普通。

 

出産に関しては、実際に子供を産むのは女性しかできませんから

パートナーが出産前からフォローをしながら、できるだけ快適な環境でいれる様に努めます。

 

今回の講習会でも、夫の役割、どの様に出産時、産後体力を失っている妻をフォローすれば良いかということもちゃんと説明していただいたので更に父親側の理解が深まったことでしょう。

 

「フィンランドでは男性がベビーカーを押して街を歩いてるのをよく見かける。すごーい!」

と時々言われていますが、「男女平等な立場」というよりも、出産・子育てに関しては

「男女構わずフォローし合って生活していく」のスタンスだと私は思います。

 

次の話:フィンランドで妊娠発覚してから出産までを思い出してみる⑥

 

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「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

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