フィンランドのオーツチップス? フィンランド食品探検記

公開日:2018年6月24日  更新日:2019年11月30日  関連分類:

海外旅行の「あるある」と言えば、スーパーで謎の食材、食料品に出会うことでしょう。

 

もちろん、パッケージに書かれている説明が読めないのが「謎」を作り出す一因ですが、そもそもその食材や材料が日本に存在しない(もしくはとても珍しい)ことの可能性もあります。

 

フィンランドにもそのような食材や食料品がたくさんあり、「フィンランド食品探検記」シリーズはその「謎」のような食材や食料品を試食し、味をレポートし、謎を解明していく記事シリーズです。

(他の記事は「フィンランド食品探検記」で検索!)

 

前回はフィンランドのオーツデザートについてご紹介させて頂きましたが、今回はフィンランドの「オーツチップス」を紹介していきたいと思います。

 

 

 

オーツとはどういうもの?燕麦?オーツ麦?

まずは「オーツ」というものについて少し理解しておきましょう。

 

「オーツ」というのは英語で「Oat」と書かれ、「オーツ麦」「燕麦」とも呼ばれ、お米、麦、ポテトと同じく主食の一種類です。

 

世界中でオーツを生産している国が多くなく、主にロシア、カナダ、ポーランド、フィンランド、オーストラリアなどの国で生産されています。

 

オーツ麦は本来野草の形で地中海沿岸地帯に分布し、人間による栽培が始まったのが5千年前ほどだそうです。

若干寒くてやせた土地でよく栽培されているそうです。

 

オーツ麦の主な用途は動物の餌で、人間の食用としては世界中であまり利用されていません。

その理由について、筆者の個人的な考えとしては、オーツ麦の食感が硬く、それほど美味しく感じないことが一因かもしれません。

 

日本でも軍馬の餌として栽培・生産されていましたが、現在はごく一部しか生産していないようです。

 

なお、フィンランドの一人当たりオーツ消費量が世界一だそうです。

 

 

フィンランドのオーツ食品について

一人当たりオーツ消費量世界一のフィンランドではオーツが様々な形で販売されています。

 

筆者の友人はオーツで作るおかゆを好みます。

乾燥したオーツに牛乳を混ぜで煮込み、塩もしくは砂糖、シナモン粉末を入れて食べるそうです。

筆者は一度試したことあるが、正直味は微妙です。

 

他に、オーツで作ったジェリーとヨーグルトの間の感覚をするデザートOATTISやオーツミルクをそのまま飲むドリンクもあります(後日紹介します!)。

 

その中で、筆者が一番好きなのは「コーヒー用のオーツミルクiKaffe」です。

 

通常筆者はコーヒーを飲むときに砂糖なしでミルク入りで飲みます。

普通の牛乳でもちろんおいしいですが、実にこの「オーツミルクiKaffe」を入れるとおいしさが格段と上がるのです!

文字で説明するのが難しいですが、「濃厚」なコーヒーになるのです!

 

そのため、オーツミルクは通常の牛乳よりも値段が高いですが、筆者はいつもオーツミルクをコーヒー用に購入して使っています。

 

 

 

オーツチップスを早速試食!

オーツ麦について色々話してきましたが、そろそろ今回本題のオーツチップスを食べてみます!

 

形はポテトチップスとだいぶ異なる形ですね。

恐らく平らな形に成形したが、オーブンで焼く際に曲がってきたと考えられます。

 

一口。

もぐもぐ。

 

 

コーンチップスのような食感ですね。(ドリトスに近い食感)

ポテトチップスよりは少し硬めですが、おいしいです。

 

今回購入したのはサワークリームとたまねぎ味です。

味がさっぱりしてうまいです。

 

ちなみに、今回ご紹介した「LINKOSUO」のオーツチップスは100%オーツ麦を原材料で作られ、100%フィンランド産です。

しかも通常のポテトチップスは油で揚げるのと違い、今回のオーツチップスは油で揚げず、オーブンで焼くことで作っているので、脂分をカットし、カロリーが抑えられて健康に良さそうです。

 

自分で食べるのもいいし、ピックニック用にもいいし、お土産にもよさそうですよ~!

 

もしフィンランドのスーパーに訪ねるチャンスがあれば是非一度食べてみてください。

 

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