写真引用:https://www.iltalehti.fi kuva:Rini Lehti
エッグタルトは元々ポルトガルのお菓子です。それなのにどうしてフィンランド?
不思議に思われるでしょう。
しかしポルトガルで食べれる本物のエッグタルトのと同じように、完璧なペイストリーを作るベーカリーレストランがヘルシンキにはあります。
今回は、このフィンランドNo.1のエッグタルトを置くレストランの職人から、作り方のコツも添えて美味しいレシピをご紹介しましょう。
エッグタルト?パステルデナタ?パステイス デ ベレン??何が違う?
日本で定着している名前はエッグタルトですが、冒頭でも述べたように、この焼き菓子の元はポルトガルです。
ポルトガルでエッグタルトのことを「パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)」と言うので現地で「エッグタルト」と言っても通じません。
更に、「パステル・デ・ベレン(Pastel de Belém)」と言われることもありますが、この名前で呼ぶことができるのはリスボンのベレン地区にあるカフェベーカリーで出されるものだけでしょう。
そこではたった3人の職人で手掛けられた本格的で独創的なレシピで作られていて、1837年から営業しています。
フィンランドで最も美味しいパステルデナタ(エッグタルト)を置くカフェはどこ?
サクサクした生地と柔らかい卵のバニラクリームの組み合わせを味わうために、本場のポルトガルにいけない場合、フィンランドには同じような完璧なエッグタルトを作るカフェがあります。
ポルトガルで山のようにエッグタルトを食べた経験のある有名シェフも太鼓判を押すカフェです。
2店舗ありますが、どちらも同じBWレストランが経営するベーカリーカフェです。
LEVAIN PUNAVUORI(レイヴァン・プナヴオリ)
- 住所:Kankurinkatu 6, 00150 Helsinki
- 営業時間:月〜金8:00ー16:00・土8:30ー16:00
- ウェブサイト:https://www.levain.fi/
LEIVAN TÖÖLÖ(レイヴァン・トーロ)
- 住所:Runeberginkatu 29, 00101 Helsinki
- 営業時間:月〜木8:00ー17:00・金8:00ー21:30・土8:30ー21:30
- ウェブサイト:https://www.levain.fi/
パン職人から教わったコツを元に作るパステル・デ・ナタ(エッグタルト)のレシピ
フィンランドで最高の本場エッグタルトを作る上記カフェのベーカーリー職人から貰った作り方のヒントを元に、日本のご自宅でも美味しくエッグタルトを作ることができます。
材料
パイ部分
*必ずアルミホイルのカップを用意してください。大きすぎず、小さすぎてもいけません。
- パイシート:500gほど
- 小麦粉:適量
クリーム部分
- 生クリーム:400cc
- 牛乳:200cc
- サトウキビ砂糖:カップ1/2分
- レモンの皮):1個分
- バニラスティック:1本
- シナモンパウダー:小さじ1/4
- 卵黄:卵6個分
- 粉砂糖:適量
写真引用:https://www.iltalehti.fi kuva:Rini Lehti
作り方
1)バニラスティックから種を取り除きます。オーブンは180℃に予熱しておきます。
2)お鍋に1)のバニラスティック・バニラシード・生クリーム・牛乳・レモンの皮を入れ、沸騰させます。弱火で5分間、グラグラと湧き上がらないほどに沸騰直前で温めたら、冷ましましょう。
3)大きなボウルにサトウキビ砂糖と卵黄を混ぜ合わせます。
4)同じボウルに2)で作ったものを流し込み、全体が滑らかになるまで混ぜましょう。
5)テーブルなどの台に、小麦粉適量を広げ、更にパイシートを半分に薄く広げます。マフィンカップの左右図にカットしましょう。同じ大きさのグラスなどを使って型取りすると簡単です。
6)カットしたパイシートをマフィン型の内側に敷いていきます。型の端まで押し込んでください。その後、フォークでパイシートの底にいくつか穴を開けておきます。
7)パイシートの上から4)を注ぎ、天板に並べて180℃のオーブンで12〜15分焼き上げます。出来上がったら冷まして、粉砂糖を振りかけたら出来上がり!!
作る時のヒント
職人曰く、ベーキングにおいていくつかの重要なことがあるとのこと。
- アルミカップの大きさ
- パイ生地の厚さ薄さ
- 天板の配置間隔
アルミカップは大きすぎても小さすぎてもダメです。
エッグタルト用のアルミカップ、使い捨て用/再利用可能なものが日本でも売っているのでカップケーキ用などの大きな型を使わずに専用の型を使うことはとても重要です。
更に、パイ生地は厚すぎてはいけません。出来るだけ薄く広げることが大事とのこと。
そして、オーブンで焼く前にチェックしておきたいのが、エッグタルトを天板に配置する時の間隔です。
近距離すぎる配置ではパイ生地が焼いている間に膨らんでくっついてしまうことも。十分な感覚を開けて配置しましょう。
パステル・デ・ナタの誕生についてはいくつかの話がありますが、ある報告によれば、ポルトガルの修道院や教会で作られたのが始まりとも言われています。
このポルトガル発祥の美味しい焼き菓子を自宅で完璧に再現することは簡単ではありません。
しかし、このレシピで挑戦してみる価値はあるでしょう!!
情報・参考:Iltalehti -Näitä vaniljaisia leivoksia et voi vastustaa – niitä ollaan valmiita jonottamaan tunteja
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
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