フィンランドの医療は日本の健康保険制度に近く、国民皆保険で、アメリカのようにいきなり天文数字の請求書が来ることはあまりないです。
しかも、基礎医療は診察無料で、年間医療費の上限があり、医療費用が非常に重い負担になることは比較的に少ないでしょう。
ただし、フィンランドの医療にも多くの課題が存在しています。
一つは、診察予約の待ち時間がとても長いことです。
数週間から2ヶ月とか予約の待ち時間がとても長く、体調が悪くてもすぐに診てもらえないのはつらいです。
参考:とにかく待ち時間が長い!フィンランドの医療サービス問題
そして、フィンランドの医療に実にもう一つ大きいな問題があります(筆者にとって)
それは歯科医療費がとても高い問題です。
歯科の病気は命に直結することが少ないですが、厄介な問題になることは少なくありません。
そのため、歯科診療の費用がとても高いと、なかなか軽い症状の状態で診てもらえず、病気が進行してしまうリスクがあります。
特に、私立の歯科クリニックの値段はとても高いです。
値段が比較的に安い公立歯科クリニックに行きたくても、数か月待ちが一般的で、なかなか治してもらえません。
※フィンランドの公立歯科クリニックで、18歳以下の歯科治療は無料です。
今回は簡単にフィンランドの私立歯科クリニック、公立歯科クリニックと日本の歯科クリニックの値段を簡単に比較してみます。
その違いを参考して頂ければと思います。
比較に使う情報はフィンランド私立クリニック大手のTerveystalo、ヘルシンキ公立歯科クリニックと日本の一般歯科クリニックから引用しております。
フィンランドンの私立歯科でも国民保険KELA適応になります。しかし、自己負担割合がとても高いです。
※レート:ユーロ=130円
項目 | 日本の歯科クリニック (保健適用3割負担の場合) |
フィンランド公立歯科クリニック(自己負担額) | フィンランド私立歯科クリニック(自己負担額) |
診察料 | 780円 6ユーロ |
1350円 10.4ユーロ |
6950円 53.5ユーロ |
レントゲン(小) | 150円 1.2ユーロ |
870円 6.7ユーロ |
4420円 34ユーロ |
レントゲン(全体) | 1210円 9.3ユーロ |
1950円 15ユーロ |
11700円 90ユーロ |
歯石を取る(小範囲) | 1000円 7.7ユーロ |
870円 6.7ユーロ |
9100円 70ユーロ |
歯石を取る(大範囲) | 4200円 32.3ユーロ |
5670円 43.6ユーロ |
17550円 135ユーロ |
局所麻酔 | 500円程度? 4ユーロ |
870円 6.7ユーロ |
3450円 26.5ユーロ |
虫歯治療(1カ所詰め物) | 1000円 7.7ユーロ |
1950円 15ユーロ |
10270円 79ユーロ |
抜歯(最低金額) | 500円 4ユーロ |
1950円 15ユーロ |
11960円 92ユーロ |
抜歯(オペ、親知らずなどで最大金額) | 4700円 36.2ユーロ |
3870円 29.8ユーロ |
41730円 321ユーロ |
数字だけを見ると、フィンランド公立歯科クリニックの費用は日本歯科クリニックの同じくらいか、少し高い程度です。
しかし、フィンランドの私立歯科クリニックの費用はおよそ日本の10~20倍というレベルがわかりますね。
実際、筆者は一つの歯にちょっとした欠けができてしまい(虫歯でもないですが、ご飯食べている時に急に一つの歯のごく小さい一部が欠け、ちょっとした破片が取れた感じ)、その穴を埋めるためにフィンランドの歯科クリニックに行きました。
その歯科診療室のいいイメージがない椅子に横になった時に、歯医者さんから聞かれました。
「局所麻酔しますか?」
「え!?麻酔するかどうか、患者に聞くの!?」と心の中で叫びました。
「麻酔しなくても大丈夫ですか?」と聞いてみました。
「麻酔するには20ユーロかかります。君の場合はちょっとしみるけど、我慢できれば麻酔なしでも大丈夫だと思う。まあ、あなた次第だね」
「え!?我慢の問題!?」と再び心の中で叫びました。
結局麻酔なしで行きました。
数秒間のしみで、つらいほどありませんでした。
このように、フィンランドの私立歯科クリニックに行ったときに、歯科の椅子の上に横になった状態でも、施術される前に必ず費用を確認しましょう!
終わってから、カウンターで数百ユーロ(数万円)の請求書がいきなり出されてもおかしくないですからね。
フィンランドの公立歯科クリニックだとあり得ない金額が出る可能性が比較的に少ないですが、とにかく予約の待ち時間が長いです。。。
以上、ご参考頂ければと思います。
参考:Helsinki City Municipal dental care fees
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)