フィンランドでよく見るキノコ(6)奇妙な形を持つキノコと春のキノコ

公開日:2023年8月29日  関連分類: 

フィンランドのキノコをすでに数多く紹介してきたが、今回は「面白い形のキノコ」をテーマにまたいくつかのキノコを紹介していきたいと思います。

 

キノコは一般的に傘と柄が外見の特徴ですが、基本的に「菌類」なので、固定した形がないのもおかしくありません。

いくつか変わった形をするキノコを紹介していきますね。

 

 

参考:フィンランドでよく見るキノコ(1):Herkkutatti、Kangastatti、Voitatti、Nummitatti、Männynpunikkitatti

参考:フィンランドでよく見るキノコ(2):HaperoとRouskuの2大グループ

参考:フィンランドでよく見るキノコ(3):Kantarelli、Suppilovahvero、Lampaankääpä、Vaaleaorakas、Kehnäsieni

参考:フィンランドでよく見るキノコ(4):「毒キノコ」Valkokärpässieni、Suippumyrkkyseitikki、Punakärpässieni、Pulkkosieni

参考:フィンランドでよく見るキノコ(5)毒はないけど食べないキノコ:Kääpä、Nahikasグループ、Hiippoグループ、Ryhäkäsグループ、Seitikkiグループ

 

 

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Keltasarvikka/ニカワホウキタケ/Calocera Viscosa

 

 

ニカワホウキタケは何か特別なキノコではないですが、オレンジ色でサンゴ礁のような形をしているため、基本茶色の地面では目立つ存在です。

 

ニカワホウキタケに毒はないですが、キノコ自体は硬く、素手ではちぎれないほど。

噛んだらゴムのような歯ごたえで、食用に向いていません。

 

 

Nurmituhkelo/Lycoperdon Pratense

Nurmituhkeloも面白い形をしているキノコの一つです。

外見は白く、丸い玉のような感じです。

表面には小さい粒?粉?が付いています。

 

初めて見ると、なんだこれって感じですが、キノコを切って中を見ると、基本的に真っ白です。

 

 

 

 

食べた感じはマシュマロのような食感ですね。

食用可で一つ星です。

 

しかし、この種類のキノコが古くなると、黒い胞子を上部の穴から放出されます。

この状態だとこのキノコは食べないですね。

 

 

 

 

Korvasieni/シャグマアミガサタケ/Gyromitra Esculenta

コルヴァシエ二はフィンランドで有名なキノコです。

フィンランド語の意味は「耳キノコ」です。

 

まずはその外見。

脳みそのような形は見た目からすると、ちょっと気持ち悪いですね。

 

 

 

 

そして、毒性が強く、毒を抜かずに食べると、7~10時間で消化器症状を起こし、肝臓や脳に危害を及ぼし、最悪死に至るケースもあります。

 

しかし、煮沸処理して毒を抜くと、非常に美味とされています。

 

煮沸処理する際にもその蒸気を吸い込まないように室外など換気の良い場所で行い、茹で水も使わないことが重要です。

 

 

Kartiohuhtasieni/Morchella Elata

Kartiohuhtasieniキノコはアミガサタケの一種で、名前の通り、傘が網状になっていてコルヴァシエ二と同じくちょっと気持ち悪い形状をしています。

 

 

 

 

しかし、Kartiohuhtasieniには毒性がなく、食用向きで、三つ星で評価されるほどおいしいキノコです。

 

Kartiohuhtasieniはフィンランドで5月ごろによく出てきます。

コルヴァシエ二と同じ時期に出てくるため、コルヴァシエ二Kartiohuhtasieniにを誤って前処理せずに食べることのないように、気をつけなければいけませんね。

 

 

 

 

Punamaljakas/Sarcoscypha Austriaca

たまにですが、このようなお茶碗のような形がするキノコもあります。

 

この系のキノコは基本的に毒はないですが、食用向きではないキノコで、食べないです。

 

似たような種類は黒色であったり、茶色であったりしますが、多くは毒がないが食べないものです。

 

 

 

 

キノコの世界ではこんなに変わった形を持つキノコがあるんですね!

食べれるものもあれば、食べないものもあります。

毒のないものもあれば、劇毒のものもあります。

 

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