※Isohapero、ハツ系のキノコです。食用可。
今年のフィンランドは結構キノコが豊作な一年というふうに筆者は感じています。
夏の気温が低めの20度前後でたまに雨も降っていたため、5月から少しずつキノコが出ていました。
9月に入ると急に最高気温が20度から15度、15度から10度へわずか20日間で急速に低下してきましたが、9月上旬と中旬のフィンランドの森にはあっちこっち大量なキノコが出ていました。
※森と言わず、ヘルシンキの道脇にも普通にいっぱい出ますからね!笑
まさにキノコパラダイス、キノコ天国状態です。
筆者は森・サウナツアーのツアーガイドとして、9月入ってからも週に4~5日間森に入っていました。
森に入る旅にキノコ狩りをし、取ったキノコを当日の晩御飯にしていました。
ほぼ毎日野生のキノコを食べていました。
ちなみに、ツアーのお客様にはキノコ狩りを一緒にして頂きますが、食べて頂くことをご遠慮頂いております。
もちろん、日本から遥々いらっしゃったお客様ですので、当然取ったキノコを食べてみたくなるでしょうし、その気持ちもよく理解できます。
しかし、筆者はツアーガイドとして、安易に一個人の判断で野生のキノコをお客様に食べさせるわけにはいかないです。
※これこそポルチーニです。(たぶん、笑)
その理由は二つあります。
一つは安全性です。
ベリー類でしたら100%安全性を保証できますが、キノコ類はそうにもいきません。
たとえ安全性を90%保障できても意味がないのです。
安全性は100%を求めないと意味がないです。
もう一つは何かあった時の責任です。
筆者はフィンランド在住ですので、なんかありましたら病院に行けばいいです。
しかし、旅行者であるお客様が野生のキノコを食べて入院したらどうなるでしょうか。
旅行スケジュールの大幅変更はもちろん、入院費用や保険(保険は野生キノコの誤食をカバーしているのか)などの問題はどうでしょうか。
もし、筆者の判断でお客様に野生のキノコを食べさせるなら、おそらく「自己責任書類」をサインさせないといけません。
そこまでして食べたいものでしょうか?
これらの考え方により、筆者はツアーのお客様と一緒にキノコ狩りするが、野生のキノコを原則食べさせることはしないです。
是非ご理解頂きたいですね。
※かわいいらしいキンチャヤマイグチというキノコです。
はい、だいぶ長くなってきたので、そろそろ本題に入りましょう(笑)
そろそろ今年のキノコシーズンが終わりそう(気温がどんどん下がっているため)なので、ツアーでのキノコ狩り以外に友人たちとのキノコ狩りを企画しました!
ヘルシンキ近郊にある国立公園で5キロのルートでキノコ狩りをし、国立公園にある新しく建てられたバーべーキュー所でキノコを野外で調理して食べることにしました。
バスの交通時間も入れて全体約7時間の「遠足」ですね。
一行5人ですが、最初はやはりこのキノコもあのキノコも興味津々でした。
探していくうちにいくつかわかりやすいキノコを採ることができ、徐々に皆さんも認識できるようになってきました。
キノコの頂点に立つ「ポルチーニ」もどんどん取っていきました。
結果的にポルチーニだけでも1キロほど取りました!!
全体でも野生キノコを3キロほど取ったでしょう。
5人の力で。
※取れたキノコの一部です。一番右がポルチーニですね。他にイグチ系、ハツ系キノコ多数。
2時間森を歩き、気持ちもとてもよかったです。
バーべーキュー所に到着し、一部の人は採ったキノコを軽く洗い、ひと口サイズに切ることに務め、一部の人は薪作りと火おこしに。
フィンランドの国立公園によくこのような「バーべーキュー場、薪小屋、生分解乾式トイレ」の3点セットが設置されています。
※新しいバーべーキュー小屋と友人。
薪小屋には大きいサイズの薪が用意されたりしています。場合には丸太です。
薪小屋にのこぎりと斧も置かれているので、使用者が自分で大きい薪を小さいサイズに切ったり割ったりして使います。
そして、火おこしもキノコの下準備も完了し、キノコの調理を始めました。
野外なので、簡単な2品にしました。
フライパンで「きのこソテー」と「キノコのフォイル焼き」です。
どちらもバターと塩だけで味付けします。
キノコは「様々なワイルドキノコの盛り合わせ」です。
もちろん、大量なポルチーニ入りです!
めっちゃおいしいですよ!
※超適当にやっています。笑
これでお腹いっぱいなるまでキノコを食べ、湖を眺めながらゆっくりフィンランドの秋の森に一日を過ごしました。
キノコは食べきれなかったので、それぞれ夕食分を持ち帰って夜もキノコフールコースですね!笑
※80%ポルチーニです。
いかがだったでしょうか?
是非この記事に通じてフィンランドの秋を体験頂ければ嬉しいです。
自己責任書類にサインしてまでフィンランドでキノコ狩りして食べたい方がいらっしゃるならお問い合わせまでご連絡くださいませ。
ご案内いたします!笑
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)