ヘルシンキのお薦め観光スポット:アテネウム美術館 (Ateneum Art Museum)

公開日:2019年6月17日  更新日: 2022年12月03日 関連分類:

 

アテネウム美術館はフィンランドヘルシンキの美術の中心であり、18世紀から20世紀にわたりフィンランドの重要な美術作品を多く収蔵し、年間40万人も訪ねるフィンランド屈指の美術館です。

 

 

フィンランドの美術作品を知るならアテネウム美術館がベストな場所です。

 

展示品が多く、速足でも1~2時間かかります。

じっくり見るなら2~3時間を確保したほうがいいでしょう。

 

 

ヘルシンキ中央駅の斜め前にあるので、アクセスも抜群です。

 

 

※キートスショップ主催ヘルシンキ現地ツアー

せっかくフィンランドに旅行に来たのだから、首都ヘルシンキ以外も訪問したいという方におすすめのページです!ヘルシンキから行ける日帰りオプションツアーや、日帰りで訪れるこ…...続きを読む

 

 

 

 

小国フィンランドの美術界の成長を代表する建物

アテネウム美術館の建物自体の完成は今から百数十年前の1887年です。

 

当時はロシア統治時代の後期に当たり、小さい自治領であるフィンランドにとってこの建物の落成はフィンランド国内文化産業の発展が一つのマイルストーンに到達したと思われています。

 

 

 

 

建物が完成してから主に学校として利用されていました。

 

半分がフィンランド芸術協会(Finnish Art Society)の絵画学校として使用され、半分はフィンランド手工芸とデザイン協会(Finnish Society of Crafts and Design)の応用芸術学校として使われていました。

 

その同時に建物の一部の芸術品の収蔵場所として利用されていました。

 

 

しかし、百年の時間が経ち、建物のスペースが徐々に足りなくなりました。

1970年代に二つの学校が引っ越し、この場所は美術館の機能性のみとなりました。

 

 

 

 

1990年までアテネウム美術館はフィンランド芸術協会の管轄下でしたが、それ以降フィンランド政府のFinnish National Galleryが受け継ぎました。

 

今では、アテネウム美術館では歴史美術作品を収蔵し、Kiasmaヘルシンキ現代美術館が近代美術作品を展示するように棲み分けされています。

 

 

 

 

フィンランドの美術作品を網羅したアテネウム美術館

アテネウム美術館にある美術作品や絵画作品の収蔵はフィンランド芸術協会が1846年に成立されてから継続に行われていました。

 

価値のある作品は購入され、他の寄贈という形で美術作品を受け入れていました。

 

 

 

 

フィンランドを代表する作家の作品が中心ですが、一部海外の作家の作品も収蔵しています。

 

フィンランドの18世紀から20世紀にわたる美術作品の特徴と変化を知りたいならアテネウム美術館に来るしかありません。

 

 

また、数十年前から数百年前のフィンランドの大自然、フィンランドの人々やフィンランド人の生活も表現の仕方が異なる様々な絵画に通じて覗くことができ、過去のフィンランドの世界を想像に膨らませるのもなかなか楽しいですね。

 

 

 

 

※著名作品:Under the Yoke (Burning the Brushwood), Eero Järnefelt, 1893。森を燃やして痩せている土地に栄養分を与える農地開発の方法として使われていました。その際に作業に手伝う少女の感情が伝わるほど描かれています。

 

 

また、不定期ですが、特別展もあります。

 

2019年6月現在特別展として展示されているのは「静粛の美」(Silent Beauty)です。

 

 

スウェーデン、フィンランド、日本、中国、韓国の作家の作品が展示され、絵画、セラミック、テキスタイルなど200点以上の作品に通じて二次世界大戦後の近代美術作品から自然の美を感じることができます。

 

 

 

 

 

 

アテネウム美術館営業情報

  • 開館時間:
    火曜:10:00~18:00
    水〜木曜:10:00~20:00
    金曜:10:00~18:00
    土曜、日曜:10:00~17:00
    月曜閉館
  • 入場料金:大人18ユーロ、学生16ユーロ、18歳以下無料
  • オフィシャルサイト:Ateneum
  • 住所:Kaivokatu 2, 00100 Helsinki
  • 地図

 

 

 

 

 

関連記事

主要な観光地と比べあまり知られていないヘルシンキ デザイン博物館。常設展示がほとんどないこの博物館では家具、インテリア、雑貨以外にもフィンランドデザインを色々な角度か…...続きを読む
  ヘルシンキ南岸から直線距離僅か1000メートル離れる海上要塞である世界遺産スオメンリンナには6つもの博物館が島のあっちこっちに点在しています。   ちょうど…...続きを読む
※スオメンリンナ博物館正面。     ヘルシンキにある世界遺産である海上要塞スオメンリンナはヘルシンキの一つ有名な観光地であり、歴史的な遺産や景観を楽しみながら、…...続きを読む
5月中旬から9月中旬までしか営業していないセウラサーリ野外博物館。その中でも最も大きい複合施設、アンッティ農場について沿革や建物の形についてなど詳しく紹介しています。そ…...続きを読む
  ヘルシンキには多くの博物館、美術館、見学施設、建築施設などがあります。   建築に興味ある方はフィンランド屈指の建築家・デザイナー【アルヴァ・アールト】の自…...続きを読む
ヘルシンキ中央駅から徒歩約10分でフィンランドを代表するナショナルロマンチック様式建築です。常設展ではフィンランドのことを1万年前から学ぶことができます。その他にも短期…...続きを読む

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら