フィンランドでみんなサウナハットを使っているの？

今日はヘルシンキ現地からフィンランドのサウナ事情を少しご紹介したいと思います。

筆者はサウナが大好きで、自宅のマンションにある共用サウナはもちろん、ヘルシンキ市内や近郊の公衆サウナにもよく使います。

参考：ヘルシンキ観光：１日サウナ巡りベストプラン。ヘルシンキ在住のサウナ好きがお薦め！

公衆サウナに行くと、フィンランド人のサウナ慣習を見ることができ、フィンランドのサウナ文化をより理解することができます。

今日お話ししたいのは、「フィンランドではみんなサウナハットを使っているのか」どうかです。

もし読者の皆様はサウナハットのことを多少知っていれば、サウナハットを使う理由はご存知でしょう。

サウナハットを使う目的は、頭部や髪をサウナの高熱から守るということです。

参考：サウナでサウナハットを使う２つの目的とその効果とは？

そのため、サウナハットの断熱性と通気性といった機能性が大事で、ウール素材やリネン素材のサウナハットがよくサウナハットに使われています。

参考：サウナハットの素材は大事！サウナハットを選ぶときの注意点

でも、果たしてサウナ本場のフィンランドでは、フィンランド人みんなサウナハットを使っているでしょうか。

サウナハットを使うのはよくサウナに通う人

筆者は実際にキートスショップの「森サウナツアー」のガイドとして、年間１００回以上公衆サウナに通っています。

公衆サウナに来るフィンランド人は概ね二つのグループに分かれます。

一つのグループはたまにしか公衆サウナに来ないフィンランド人です。

もう一つのグループは週１回以上によく来るもしくは定期的に来る常連のフィンランド人です。

たまにしか公衆サウナに来ないフィンランド人は基本的に装備が最小限で、サンダルに履いていなければ、サウナマットもサウナハットも持って来ません。

あくまでもここの公衆サウナの雰囲気と新鮮感を楽しみたいという感じなのではないかと思いますね。

対照的に常連のグループは必要なものを揃えています。

サンダルはもちろん、サウナマットとサウナハットも基本的にみんな自分のを持ってきています。

一人７０代前後のフィンランド人女性は白色ベースでフェルトの花が付いているサウナハットを使っています。

もう何年間も使っているような使い込みで、白色がむしろ黄色になっているように見えます。

もう一人３０～４０代のすごいマッチョの男性も週に数回通っています。

彼のサウナハットは特徴的で、角が付いています（笑）

更にもう一人の７０代前後の男性はパイロットの帽子の見た目をしたサウナハットを毎回使っています。

とてもかわいいらしいです。