フィンランドに移住するもしくは長期滞在する際に住む場所を確保するのはとても重要なことです。
それでよくやる、やらなければならないことは「賃貸探し」ですね。
海外のフィンランドで賃貸物件を探すのに言語も文化も違うので、なかなか大変で不安ですよね。
そう感じる方々のために、筆者は自身がフィンランド(ヘルシンキ)で自力で賃貸物件を探した時の実体験をこのブログ記事に製作し、これからフィンランドで賃貸物件を探す予定のある方にご参考頂けたらと思います。
まず、賃貸物件を探すウェブサイトや注意点をまとめた記事がありますので、こちらの記事を合わせて読んで頂ければより分かりやすいかと思います。
参考:フィンランドで家探し・賃貸探しの注意点とは?物件を探すサイトも合わせて紹介!
フィンランドで引っ越しのハイシーズンは夏で、ローシーズンは冬
日本で引っ越しのハイシーズンは3月末から4月という期間ですよね。
卒業と就職の時期ですので、引っ越しが集中します。
フィンランドでは同じ卒業と入学・就職などの理由で、夏が引っ越しのハイシーズンです。
5月~6月くらいが卒業シーズンですので、この時期から空き物件がどんどん増えてきます。
そして、入学が8月から始まるので、大体秋にかけて空き物件がどんどん減っていきます。
なので、空き物件が一番多い時期は夏となり、冬に空き物件が比較的に少ない状態ですね。
もちろん、冬は寒くて雪が積もるので、引っ越しには大変な季節でもあり、冬には引っ越したくない人が多いでしょう。
ヘルシンキで秋に1週間かけた賃貸探し・家探しの実体験
筆者がヘルシンキで賃貸物件を探したのは2016年の秋(9月下旬)でした。
下記のように筆者自身の様々な条件が好ましくないので、そこそこのいい物件があれば、もう申し込んで入居しようと最初から決めていました。
- 秋という物件が比較的に少ない時期(条件のいい物件はもうあまり残っていない)
- 筆者は自営業で収入が不安定(大家さんにとってはマイナス条件)
- 筆者は外国人である(大家さんにとってはマイナス条件)
賃貸探しの期間中(約1週間)はAirbnbの民泊に泊まっていました。
まずは賃貸物件のサイトでひたすら物件情報を見ていました。
条件がよさそうな物件について、ひたすら見学アポを取るためのメールを送っていました。
すでに見学公開日が近々予定されている物件はできるだけ見に行くようにしました。
それで、ヘルシンキ市、エスポー市、ヴァンター市で探し、合計約8軒くらいの物件を5日間内に回って見学しました。
エスポー市やヴァンター市は比較的に家賃がヘルシンキ市より低いですが、交通費と交通時間を考慮するとそんなに変わらないことに気付き、ヘルシンキ市に絞るようになりました。
基本的に見学した物件はすべて申し込みをしました。
もちろん、自分の条件は安定した職に就いたフィンランド人よりだいぶ良くないことを良く知っているので、申し込みをしても大体返事がなかったです。
最終的に2軒だけ大家さんからOKをもらいました。
一つはTöölöにある、ヘルシンキ中央駅から徒歩20分で着く16平方メートルしかない激狭物件で、もう一つはヘルシンキ市中心からバス25分程かかるMunkkivuoriという閑静な住宅団地にある28平方メートルの物件でした。
家賃はどれも水道代入れたら720ユーロくらいでした。(約9万4千円、ユーロ=130円)
これ以上の物件を見つけるのは難しいと判断し、Munkkivuoriの物件にしました。
ちなみに、申し込んでから辞退することが可能ですので、Töölöの物件を辞退しました。
物件が決まったら、契約を結び、家具を調達し、入居へ!
物件が決まったら、続きの部分で不動産仲介屋さんの力が見えてきます。
まずは契約ですね。
私が選んだ物件の不動産屋さんは契約を英語で作成してくれて大家さんとの交渉もやってくれました。(大家さんは英語ができません)
この部分は英語ができることで非常に助かりました。
契約内容を不動産屋さんと一緒に確認し、個別条項の説明もすべてしてくれました。
それで問題ないということでサインして契約締結が完了しました。
入居日も不動産屋さんと相談しました。
フィンランドで一般的に引っ越して出る日と入居する日は毎月の最終日(30日か31日)もしくは1日です。
月の真ん中に引っ越して出る場合でも一般的にその月の家賃をすべて払わないといけません。
私が入居する物件の大家さんはとてもやさしくて相談もしやすく、入居日もその1年後に引っ越して出る日も月の真ん中だったにもかかわらず、家賃を日割りにして、住んだ日だけ家賃を徴収することにしてくれました。
それで入居日が決まり、保証金(敷金)と1ヶ月目の家賃を振り込み、入居しました!
私の不動産仲介屋さんの担当は本当に、とてもやさしい人です。
電気を開通するため、私の代わりに電気会社に電話してくれたり、ユヴァスキュラ(昔住んでいたヘルシンキから北300キロの町)から荷物を運んできた時に駅まで車で迎えに来てくれたりしてくれました。
本当に彼のおかげで色々助かりました!
個人情報というのもありますが、彼の営業成績が上がると私もとてもうれしいので、彼の連絡先が載っているページを掲載しますね。
家具や生活用品はリサイクルショップから調達
もちろん、事前に何も用意しなければ、入居した初日には空っぽの部屋で過ごすことになります。
照明が設置されていない部屋であれば、初日の夜は真っ暗のまま。
そのため、筆者は入居日が決まった翌日にリサイクルショップに訪ねました。
参考:ヘルシンキ都市圏にあるリサイクルショップを活用!モノを買う時、手放す時はスマートに
ベッド、テーブル、椅子、食器など最低限の家具と生活用品を選び、注文しました。
それで、入居日の当日に届くように配送サービスも手配しました。
これで入居してすぐ通常の生活ができるようになるので、早めの段取りは大事ですね。
ちなみに、筆者が住んでたこの物件では共用の洗濯室がありました。
一回の洗濯は1~2ユーロ(小さい洗濯機は1ユーロ、大きい洗濯機は2ユーロ)のコインランドリー式でした。
共用のサウナ室もありましたが、有料で月15ユーロで、週に1度使えるというシステムでした。
フィンランドの「ハウスマネジャー制度」
日本には「マンション管理人」がいるように、フィンランドには「ハウスマネジャー」という制度があります。
基本的に一つの団地に一人のハウスマネジャー(フィンランド語ではTalomies)が配置されています。
このマネジャーは基本的に団地全体の管理を行っています。
共用エリアの整備をしたり、水やりしたり、冬には除雪したりします。
ごみ置き場の管理や共用の洗濯室やサウナ室も管理していますので、わからないことがあればこのハウスマネジャーに連絡することです。
そして、フィンランドのドアはオートロック式なので、鍵を家に忘れてドアを閉じてしまった場合はハウスマネジャーに連絡し、マスターキーを持ってきて開けてくれます。(有料です!50ユーロとか高いですよ!)
いかがだったでしょうか。
ご参考になれればうれしいです。
フィンランドで賃貸物件を探すときの注意点や検索サイトの情報をまとめた記事もありますので、是非合わせてお読みください。
参考:フィンランドで家探し・賃貸探しの注意点とは?物件を探すサイトも合わせて紹介!
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1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
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