写真引用:https://www.hs.fi/
北欧好きな方なら一度は耳にしたことがある「ヤンソンさんの誘惑」。
オーブンまかせでとても簡単にできるのに、止まらない美味しさです。
今回は、「ヤンソンさんの誘惑」北欧本場レシピと、
このお料理名であるヤンソンとはいったい誰なのか?をお話。
ヤンソンってムーミンのトーベ・ヤンソンじゃないの?!
多くの方が勘違いしていること、、、
それはこの「ヤンソンさんの誘惑」のヤンソンさんとは、
ムーミンの生みの親であるトーベ・ヤンソンと思っている方が大半です。
が!
残念ながら違います。
このヤンソン(Jansson)と言う名前は北欧スウェーデンでは聞き慣れた苗字であり、
もちろんお隣フィンランドでもヤンソンさんはいらっしゃいます。
スウェーデン発祥のこのお料理はフィンランドでも家庭料理としてはもちろん、
学食やレストランでも馴染みのあるグラタンメニュー。
このヤンソンと言う名前がお料理名に付けられた確実な情報は
本当のところ誰も知らないと言うのが答えですが、
主な説は2つあります。
ヤンソンがどこから来たのか?!2つの主な説
スウェーデンでは、
その昔にとても人気のあった映画の名前にちなんで付けられた可能性が高いとされています。
1928年にスウェーデンで上映された「ヤンソンの誘惑(Janssons frestelse)」と言う映画。
この映画が好きな有名人が「ヤンソンさんの誘惑」として
ボイルしたジャガイモ・アンチョビ・卵を使ったサンドウィッチを提供したことが話題になり、
それをきっかけとして世間にこの料理名が定着したのではないかと言うのが有力候補。
そしてもう一つの説、
食通で有名なオペラ歌手・パエール・ヨンソン(Per Janzon 1844-1889)と言う人物からきているのでは?
と言う説で、
そんな彼が作り出したグラタンはアンチョビではなくカタクチイワシで作られたグラタンでしたが、
その他はレシピが現代のものとほぼ一緒だったようです。
しかし、この方も少なからず映画からの名前に影響を受けてたのかもね、
とも言われています。
北欧本場の「ヤンソンさんの誘惑」レシピ
写真引用:https://sikkesumari.com/
材料(4人分):
- 玉ねぎ:3個
- じゃがいも(メイクイーン):8個
- アンチョビフィレの缶詰:1(125gほど)
- 生クリーム:2カップ
- パン粉:大さじ2〜
- バター:炒め用40g・乗せる用20g〜
- 塩・ブラックペッパー:適量
作り方
1)ジャガイモは細く千切りにし、玉ねぎも同様に薄くスライスします。
2)フライパンで玉ねぎを塩・ブラックペッパーで味付けしながらバター40gで茶色く柔らかくなるまでじっくり炒めましょう。
3)大きなグラタン皿、または深みのある耐熱皿に、じゃがいもを少し敷き、その上に玉ねぎ、アンチョビフィレ、、、と層になるように何度か敷き詰めます。
4)全て具材を敷き詰めたら上からアンチョビフィレ缶詰の汁を少しだけまわしかけ、生クリームを全体に注ぎ入れます。
!アンチョビフィレ缶詰の汁はけっこう塩が強いので注意が必要です!
5)パン粉を上に散らし、小さなバター塊をまばらに散らします。分量は容器の大きさによって変えてくださいね。
6)200℃のオーブンで1時間ほどじっくり焼きあげたら出来上がり!
表面はカリッとサクッと香ばしく、中はホクホクで作り方はシンプルなのに「誘惑」と言われるわけが分かります。
オーブンで焼いてる途中で焦げ目が気になる場合は途中でアルミホイルをかぶせてくださいね。
付け合わせに、赤カブのサラダ、グリーンサラダ、ピクルスなどがおすすめ。
この「ヤンソンさんの誘惑」は伝統料理とされていますが、そのレシピは時代の流れと共に幾度かの変更がありました。
古いバージョンのレシピでは、
ジャガイモの代わりに卵が使われいたり、
アンチョビではなくスパイスで味付けされたカタクチイワシからだったりしました。
それでも「ヤンソンさんの誘惑」と言うレシピには代わりないのです。
それだけ北欧の人々を魅了したこのお料理、是非ご自宅でも試されてはいかがでしょうか。
新ジャガイモでも美味しく作れますよ!
情報・引用:Mitt Kök -7 klassiska maträtter – därför heter de som de gör
関連記事
お薦め北欧ノート
オシャレなカフェでお仕事やお勉強をするときにオシャレなノートブックをご一緒にいかがでしょうか。
ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)